「これが任天堂の21世紀マシンです!」 任天堂の浅田副社長が,そう宣言すると,ステージに運ばれた巨大なボックスからマジックショーのように5人の女性が登場! それぞれの手には5色の小さなキューブ状のボックスが。
その瞬間,会場からは拍手と歓声が沸き起こった。とくに海外からのプレス陣の反応は興奮状態に近く,任天堂の次世代機が熱狂的なファンに待ち望まれていたことを熱く物語るシーンだ。
既報の通り,任天堂がかねてからドルフィンと呼ばれていた次世代ゲームを発表。期待の発表会は,翌日開催されるNINTENDO SPACEWORLD 2000会場内のイベントステージにて行われた。
はじめてお披露目されたNINTENDO GAMECUBEは,小さく,かわいく,なによりもシンプルなデザインだ。上面は15センチ程度の正方形で高さは10センチくらいか。色は正式にきまったわけではないようだが,この日は,黒,シルバー,マゼンタ,薄紫,ゴールドの5色がステージに上がった。
そして開発責任者の竹田玄洋氏が会場に向かって問いかける。 「これは,いわゆる多機能情報AV機器か? それとも純粋なゲーム機か?」
もちろん任天堂の答えは,ファンの期待を裏切らなかった。 「われわれは,ゲーム機を売ることで,別分野の覇権を目指すわけではない。NINTENDO GAMECUBEはあくまでゲームを遊ぶための機器であり,これはまさにかつてない最高傑作のテレビゲーム機器である」と。
その言葉には明らかに,先行する次世代ゲーム機「プレイステーション2」への挑戦の意味と,そこで語られる情報家電というコンセプトへのアンチテーゼが込められている。
そして,NINTENDO GAMECUBEに秘められた真の実力がこのあと明らかにされる。
詳細なスペックなどは続報を待て!
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