女児向けタイトル急成長――「第26回次世代ワールドホビーフェア」開催(2/2 ページ)
日本最大級のキッズ向けゲーム&ホビーイベントが、6月23日〜24日の期間中、千葉県の幕張メッセで開催された。今回はとある女児向けタイトルが大ブレークしておりました。
カプコン
カプコンは、ニンテンドーDS用ソフト「流星のロックマン」の公式大会「ウェーブマスターズ2007 in WHF夏」を中心にイベントも運営。バトルカード「アンドロメダ」の配信やチャレンジバトルコーナー、ビギナーのための大会などに人気が集中。ロックマン関連では、7月12日発売予定の「ロックマンゼクス アドベント」の試遊台が設置されたほか、「ロックマン」20周年記念コーナーや、グッズ販売コーナーなども併設されていた。また、シリーズの最新作となるニンテンドーDS用「流星のロックマン2(仮)」の発売も明かされた。こちらは発売日、価格とも未定。
注目すべきは、2007年発売予定のWii用「宝島Z バルバロスの秘法」が初プレイアブル出展されていたことだろうか。こちらの試遊コーナーは2台のみの設置で、25分交代というゆっくりとした配分で行われた。これについて担当者は、「本作のシステムやゲーム本来の面白さを知ってもらうにはそれくらいの時間が必要」と説明してくれた。
バンダイナムコゲームス
バンダイナムコゲームスはたっぷりとスペースを確保してのブース出展。特設ステージでゲーム対戦イベントを催した7月5日発売予定のニンテンドーDS用ソフト「トレジャーガウスト ガウストダイバー クリムゾンレッド・ディープブルー」や、2本のタッチペンでタッチスクリーンに描かれた太鼓を叩く7月26日発売予定のニンテンドーDS用ソフト「太鼓の達人DS タッチでドコドン!」をメインタイトルとして前面に押し出していた。
上記のタイトル以外にも、6月14日に発売された「みずいろブラッド」や、今秋発売予定の「ドラゴンテイマー サウンドスピリット」、9月発売予定の「たまごっちのプチプチおみせっち みなサンきゅ〜!」などニンテンドーDS用タイトルが出展。これらのゲームを遊ぶと特製オリジナルグッズが贈られていた。なお、DSタイトル以外では、今秋発売予定のWii用アクション「結界師 黒芒楼の影」が出展された。
注目タイトルとしては、PCと連動する玩具「DuelPod」(デュエルポッド)が体験できたことだろうか。こちれあは、デュエルポッドのカラースキャンで色を読み取ることでモンスターを入手でき、されらモンスターでデッキを構築し、赤外線通信で戦わせることができるというもの。本作は、同梱の専用ドックを使用して、USB端子経由でPCと接続できる。ネット限定のモンスターや魔法などもあり、ネットゲームでもカラー召喚などデュエルポッドと同様の遊ぶを提供する予定とのこと。
バンプレスト
バンプレストブースは、ニンテンドーDS用ソフト「カスタムビートバトル ドラグレイド」を出展。公式大会「最強グラッパー決定戦」や、隠しパレットのダウンロード配信などが行われていた。
KONAMI
KONAMIブースでまず目に入ったのが、Wiiリモコンで打って投げるWii用ソフト「実況パワフルプロ野球Wii」のプレイアブル出展。このほかにも9月27日発売予定のニンテンドーDS用ソフト「獣神伝〜アルティメットビーストバトラーズ〜」、7月26日発売予定のWii用「Dewy's Adventure -水の精デューイの大冒険!!-」、8月23日発売予定のニンテンドーDS用ソフト「ハヤテのごとく! ボクがロミオでロミオがボクで」、7月12日発売予定のニンテンドーDS用ソフト「きらりん☆レボリューション めざせ!アイドルクイーン」、7月19日発売予定のプレイステーション 2用ソフトの「実況パワフルプロ野球 14」と8月2日発売予定の「Jリーグウイニングイレブン2007クラブチャンピオンシップ」といずれも試遊することができた。
ちなみにニンテンドーDS用「獣神伝 〜アルティメットビーストバトラーズ〜」は、今回は初披露。トレーディングカードと組み合わせて遊ぶもので、DSに接続する「マジックリーダー」でカードを読み取り、モンスターをDS上で召喚するという仕組みとなっている。
ハドソン
ハドソンは、6月28日発売予定の「占いでもしてみようかDS」や7月19日発売予定の「タッチ!ボンバーマンランド スターボンバーのミラクル★ワールド」、8月2日発売予定の「絶対音感オトダマスター」のニンテンドーDS3タイトルを押し出す。
「オトダマGET! 大声ステージ」などステージイベントも行われていた「絶対音感オトダマスター」は、ニンテンドーDSの内蔵マイクで周囲の音を拾い、その音に応じた「オトダマ」を出現させるという内容だけに、ブースには外部の音を遮蔽する個室が用意されており、来場者はそこに入って本作を体験することになっていた。
エレクトロニック・アーツ
2年ぶりの出展となるエレクトロニック・アーツは、Wii用「ぼくとシムのまち」を出展。ゲーム中に登場するキャラクターであるDJキャンディーやシェフのジーノが盛り上げる中、来場者は自分のプレーヤーキャラクターを作成し、家を作って遊ぶことができた。これらの作成データをハガキにプリントするサービスも実施されていた。なお、これらのプリント機能は実際のゲームでは収録されないとのこと。
スクウェア・エニックス
今回のスクウェア・エニックスはやや大人しめな出展。「いただきストリートDS」など発売中のタイトルのほか、7月5日発売予定の「あなたもDSでクラシック 聴いてみませんか?」や「花咲く DSガーデニングLife」、7月27日発売予定の「すばらしきこのせかい」を出展していた。また、鉛筆を転がして対決する「バトエン」コーナーでは、バトエンマンと対戦することもできた。
以上、ゲームタイトルを中心にブース紹介をしたが、当日の会場ではタミヤがWindows用「ミニ四駆オンラインレーサー」を出展していたり、実際にミニ四駆のレースをするなど、多くの来場者を獲得した人気ブースも設置。
そしてなんといっても前述した今イベントでもっとも集客したガールズアーケードコーナーの「きらりんレボリューション・ハッピー★アイドルライフ」が注目といえる。アトラスのカードゲーム「きらりんレボリューション・ハッピー★アイドルライフ」は、最新の第3弾をいち早く遊べるとあって、6時間あまりの待ち時間を記録。また、KONAMIのニンテンドーDS用ソフト「きらりん☆レボリューション めざせ!アイドルクイーン」も多くの注目を集めていた。これら女児向けタイトルの隆盛は、ここ数回の次世代ワールドホビーフェアでも特に目を引くもので、だからこそガールズアーケードというコーナーも設置された経緯がある。今後の女児向けタイトルの動向も注目していきたい。
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