年末商戦の期待タイトルを遊べたXbox 360体験イベントが開催「Xbox 360 Summer Showcase 2011」リポート(1/2 ページ)

発売から5年を経て円熟期にあるXbox 360。2011年も年末商戦には粒ぞろいの名作が多数出そろうようだ。そんな期待のタイトルをひと足さきにプレイできた、プレス向け体験イベントが開催。その模様をお届けする。

» 2011年07月29日 11時50分 公開
[板橋舟人,ITmedia]

Xbox 360のこれからと未来について泉水氏が語る

 日本マイクロソフトは7月28日、E3で発表されたタイトルを遊べるプレス向け試遊会「Xbox 360 Summer Showcase 2011」を開催した。

 壇上に立ったのは、おなじみ日本マイクロソフト執行役 インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャー 泉水 敬氏。「今日はこのイベントを通じて、マイクロソフトが年末に投入するタイトルの数々を体験していただきたい」と、Xbox 360についての簡単な解説が行われた。

日本のXbox 360の顔である、泉水氏が壇上でプレゼン。Xbox 360初心者に向けて、Xbox 360のこれまでの歩みを大まかに解説

 かいつまんで説明すると、Xbox 360は日本では2005年12月に発売され、現在ではワールドワイドで約5500万台以上販売。過去12カ月については北米でいちばん売れた据え置き型のゲーム機だという。また発売から5年以上が経過したが、現在でも据え置き機では最高レベルの性能を誇っているという。

 Xbox 360の大きな特徴であるXbox LIVEは、遠くにいる人と遊んだり、コミュニケーションを行えるオンラインサービス。ここ2〜3年はゲーム以外のコンテンツにも注力しており、現在は世界で約3500万人が利用している。

 昨年11月に発売された周辺機器のKinect(キネクト)は、コントローラーを使わずに操作できるデバイス。身振り手振りといった体の動作や声で、ゲームやシステムの操作を行える。昨年の発売日から60日間で世界累計800万台を販売し、これはかつて家電製品では過去に例がなかった記録だとか。そのため、今年に入ってからギネスブックに認定されたという裏話も飛び出した。


今回のイベントで用意されたタイトルは、ほぼすべてがKinect対応作品。実際に体を動かして、ゲームの魅力を体感できた

 ゲームについては、Xbox 360はこれまで約430タイトルが登場。それに加え、Kinect専用タイトルが13タイトル発売中だ。今後はこれまで以上に幅広い層、子どもや女性などにも楽しめるタイトルをそろえていくが、従来のコアユーザー向けである、コントローラーを使用するゲームもたくさん用意する、と語った。

 続いて会場に用意されたタイトルについて述べられ、以後は試遊タイムに突入。というわけで、ここからは会場で遊べた作品を紹介していく。なお、以降で紹介するタイトルは、とくに注釈をつけたもの以外はすべてKinect専用となる。

新たに「The Gunstringer」の日本発売が決定!

「The Gunstringer」

 まず注目したいのは、既報のように日本での発売が決定した「The Gunstringer」だ。主人公はガイコツのマリオネット(あやつり人形)で、一見ふつうの三人称視点シューティングに見える。だが特徴的なのはその操作方法だ。片手で操り人形を操作するように主人公を動かし、もう片方の手で敵を狙って撃つ、というもの。単なる射撃にとどまらず、まるで人形劇を上演しているかのような独特のプレイ感覚が楽しめるのだ。またこれまでのKinect用ゲームは立って遊ぶスタイルだったが、本作では座って遊べることも大きな特徴であろう。

 開発を担当するのは、Xbox LIVEアーケードで配信された爆発系アクションゲーム「Splosion Man」を手がけたTwisted Pixel社だ。なお本作には、後述するXbox LIVEアーケード用タイトル「Fruit Ninja Kinect」をダウンロードできるコードが同梱される。つまり本作を購入すると、2本のゲームが遊べるお得な仕組みになっている。

西部劇が舞台の人形劇アクション、という感じの本作。イスに座って遊べるのは、これまでのKinectにはなかった新しい魅力だ

「Fruit Ninja Kinect」

 続いては話題に上がった「Fruit Ninja Kinect」を紹介しよう。これは画面下から投げられるフルーツをズバズバ切っていくという、単純ルールながら熱中度が高いアクションゲームだ。こちらはパッケージではなく、Xbox LIVEアーケードで配信予定。価格は800MSPで、前述のように「The Gunstringer」のパッケージには、本作の完全版を無料でダウンロードできる特典コードが付属する。

 この「Fruit Ninja Kinect」、実はスマートフォンで配信されてヒットした、「Fruit Ninja」というゲームのKinect対応版だ。もちろんベタ移植ではなく、映像は大幅にパワーアップ。また4人でトーナメントを競うパーティモード、新たなチャレンジモードなど、さまざまな新要素が追加されている。すでに遊んだことがあるファンも要チェックだ。

現れるフルーツをとにかく切っていくという、単純な内容ながら爽快感バツグンのタイトル。気軽に遊べるのも魅力のひとつだ

「Kinect Star Wars」

 あの映画「スター・ウォーズ」のアクションゲーム。誰もが憧れるジェダイになりきり、ライトセーバーで敵を倒し、フォースの力で難関を突破していく。またポッドレースやスピーダーバイクなど、映画の数々の名シーンも体験できるという、「スター・ウォーズ」ファンならワクワクしないハズがない! という内容になっている。身振り手振りでライトセーバーを振り回せる、リアルな“ジェダイごっこ”が楽しめるというワケだ。ちなみに会場では、アクションシーンやポッドレースなどを楽しめた。

ジェダイになりきって戦ったり、ポッドレースなどの名シーンを体感できる魅惑のタイトル。「スター・ウォーズ」世代に直撃のタイトルだ

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