1位は納得のあのハード。海外ゲームサイトが選んだ「歴代家庭用ゲームハードランキング」:日々是遊戯
これまで発売された家庭用ゲーム機で、もっとも「良かった」のはどれか? いろいろ議論を呼びそうな話題ですが、海外ゲームサイトが、ちょっと面白い方法でランキングを作成しています。
評価基準はいろいろ議論を呼びそうですが
海外ゲームサイト「Toasty Controller」に掲載された、「歴代家庭用ゲームハードランキング(Overall Console Score Rankings)」という記事が話題になっています。
気になるのは、ソフトではなく「ハード」をどうやって評価し、ランク付けしているのかという点ですが、まあ基準については追って説明するとして、気になるランキングから見てみましょう。
- 1位:プレイステーション2 - 92.67
- 2位:プレイステーション - 92.12
- 3位:ニンテンドウ64 - 91.12
- 4位:ドリームキャスト - 90.64
- 5位:Xbox - 90.13
- 6位:プレイステーション3 - 89.94
- 7位:Xbox 360 - 89.74
- 8位:ゲームキューブ - 89.62
- 9位:Wii - 88.08
ということで、1位はプレイステーション 2。現行ハードであるプレイステーション 3、Xbox 360、Wiiはそれぞれ6位、7位、9位という結果になりました。なお対象範囲は「ニンテンドウ64以降の据え置きハード」ということで、それ以前のハードや、携帯ゲーム機については今回は対象外となっています。
気になるランク付けの基準ですが、サイトによれば「そのハードで発売された、評価の高いタイトル上位20本の平均評価」とのこと。ハード名の後にある数字がそれで、プレイステーション 2であれば、上位20タイトルの平均スコアが92.67点だったということになります。元サイトでは「数字はウソをつきません」とキッパリ。確かにハードの善し悪しというのは、つまるところ「そのハードを買うとどのゲームで遊べるか」によるところが非常に大きく、理にかなった評価方法と言えるかもしれません。
以下、いくつか補足。まずタイトルごとのスコアについては、ゲーム評価サイト「GameRankings.com」より抽出しているとのこと(Metacriticのように、複数メディアのレビューをまとめて集計しているサイト)。また評価対象となるタイトルは「そのハード独占、もしくは3カ月以内に他のハードで発売されていない」ことが条件で、3カ月以上経ってから他のハードに移植されたゲームの場合は、最初に発売されたハードにのみカウント、またマルチプラットフォーム(3カ月以内に発売)のタイトルについては、タイトル自体を集計対象外としているそうです(ただ、これだとマルチプラットフォームのタイトルが多いPS3やXbox 360がちょっと不利な気も)。
個人的には、2つ目の項目(独占もしくは3カ月以内に他のハードで発売されていない)については必要なかったのではという気がします。確かに、他のハードと比較する分には「独占で遊べるかどうか」は大事なことかもしれませんが、ユーザーにとって本当に大事なのは、独占かどうかに関係なく「面白いゲームが遊べるかどうか」なのではないでしょうか。ちなみにこの部分については、元サイトでも「集計基準については議論を呼ぶかもしれません」と認めています。
とは言え「ハードを評価する」という試み自体は非常にユニークで、またよくある「個人的ランキング」ではなく、スコアという客観的基準を取り入れたところは面白いと感じました。現行機にはもう少し頑張ってほしかったところですが、今後の新タイトル発売による順位変動に期待したいところです。
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