開始まえから長蛇の列! 神谷浩史さんら声優陣も登場――「FINAL FANTASY 零式」の発売カウントダウンイベントリポート
ついに発売となった「FINAL FANTASY 零式」の、発売記念カウントダウンイベントが東京で開催された。イベントには声優の神谷浩史さんや、山里亮太さんをはじめとする豪華なゲストが招かれた。
10月27日、東京渋谷のTSUTAYAにおいて「FINAL FANTASY零式」の発売カウントダウンイベントが開催された。
「FINAL FANTASY零式」は、世界観が「ファブラノヴァ神話」に由来する作品群のひとつ。当初は、携帯電話用ゲーム「FINAL FANTASY アギトXIII」として発表されていたが、去年の10月に現在のタイトルへの変更を発表した。
キャラクターデザインに、「FINAL FANTASY」シリーズや、「キングダムハーツ」シリーズなどでおなじみの野村哲也氏。音楽は「すばらしきこのせかい」などで、高い評価を受けた石元丈晴氏を起用。テーマ曲は、人気ロックバンドBUMP OF CHIKENによる「ゼロ」が使われるなど、そうそうたるスタッフが顔を揃えている。
ゲーム内容は、アクション要素を持つRPG。プレイヤーは、魔導士を養成する学校「魔導院ペリシティリウム朱雀」に通う12人の生徒から主人公を選択でき、各個に設けられたストーリーを楽しめる。
今回のイベントには、本作のキャラクターを演じる声優として、エース役の梶裕貴さん、マキナ役の神谷浩史さん、レム役の白石涼子さん、デュース役の花澤香菜さん。さらに、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」の山里亮太さん、山崎静代さんも登場した。
本記事では、発売前カウントダウンに加え、事前に行われたトークセッションや、公式サイトにて開催されていた「アテレコ甲子園」の表彰式の様子についてもお伝えする。
出演者勢ぞろいのトークセッション! レアな裏話が聞けるかも?
イベント自体の開催予定時刻は朝の6時半だったが、深夜0時にはすでに列ができており、その盛り上がりを予想させた。TSUTAYAの正門が開放されるやいなや、演台の周囲はお客さんでいっぱいになってしまうほど。
イベントが開始されると、まずはスクウェア・エニックス代表取締役社長である和田洋一氏、そして本作のディレクターである田畑端氏が登場した。
和田氏は本作が発売されるまでの経緯を簡単に語り「ファイナルファンタジーシリーズの発表会では毎回行っているような気がしますが、大変長らくお待たせしました。ぜひ購入し、楽しんでプレイしてください」と発言。田畑氏も「昨日から本社で待機していて、0時ごろにちらっと列の様子を見てみたのですが、その時間からもかなり並んでいただいていて、本当にうれしかったです」と、喜びの言葉を口にしていた。
スクウェア・エニックス代表である2人が降壇したのち、司会役として「南海キャンディーズ」の山里亮太さんが登場。
山里さんは「シリーズは『1』からずっとプレイしていて、延々やり込んでいた。黒チョコボ作るために何時間費やした事か!」と自身のファイナルファンタジー好きっぷりをアピールし、会場を盛り上げていた。
そして今回のメインゲストである、声優の方々が登場。まずは、ゲーム内でも特殊な役柄を演じる、マキナ役の神谷浩史さんと、エース役の梶裕貴さん。続いて、プレイアブルキャラクターとなるレム役の白石涼子さん、デュース役の花澤香菜さんが登壇した。ここからは会場の空気もかなり温まり、本格的にイベントがスタートとなった。余談だが、声優陣が登場した際の盛り上がりっぷりに、山里さんが少しヘコんでいた。
神谷さんは「今回のマキナという役は、ゲームの世界観によって非常に難しい役となっています。世界設定上、人間の“死”が非常に軽い存在になっているのですが、彼はそれに対して疑問を投げかける存在なんです。その心境を表すのは難しかったです」と、その具体的な例として「最大で10パターンくらい同じセリフを収録しました」というエピソードを披露。マキナと同じ境遇であるレムを演じた白石さんも「そういった面も確かに難しかったです。ほかで言うと、マキナに守られている、かわいい感じを出すために頑張りました」とコメントしてくれた。
ゲームの注目点について聞かれた梶さんは「エースが、作品のテーマ曲を口ずさむシーンを!」と発言したのに対し、花澤さんは「デュースは笛で戦うのですが、どうやって“笛で戦う”のかを、ぜひ。殴るかも」と、見事にオチをつけていた。
テーマソング「ゼロ」を歌うBUMP OF CHIKENからビデオメッセージが!
トークがひと段落すると、本作のテーマソングである「ゼロ」を歌うロックバンド「BUMP OF CHIKEN」のメンバーからの応援メッセージビデオが上映された。
本作のために書き下ろしたという「ゼロ」。メッセージビデオの中でメンバーは、この曲について「まず、この話が本当なのかをスタッフに何度も確認しました。大きなタイトルだったのでちゃんとしなきゃな、と思いました」と、楽しそうに語っていた。
この「ゼロ」が収録されたシングルCDには、「FINAL FANTASY 零式」をイメージした天野喜孝氏によるイラストがカバーとなった、限定盤も発売されている。
見どころは「FINAL FANTASY」のロゴと同じフォントを使用した「BUMP OF CHIKEN」のロゴとのことだ。
え、飛行船売っちゃうの? 「アテレコCM甲子園キャンペーン」受賞作品が発表!
続いてのプログラムは、公式サイトにて行っていた「アテレコCM甲子園キャンペーン」受賞作品の発表。発表に際して、お笑いコンビ「南海キャンディーズ」で山里亮太さんの相方となる、山崎静代さんが登場した。
本当に声を当てた人物が目の前にいる状況で、100%ネタなアテレコビデオを上映するという、ある種勇気のある行為大胆な企画となる。
山里さんの呼びかけに対して、神谷さんが投げやり気味に「ええ! 楽しみですねぇ!」と叫んでいたのが印象深かった。
発表された受賞作は、吉本興業の「あなたの町に住みます芸人」が演じる芸人の部と、一般の部の2種類に分かれており、それぞれの優秀作品が発表された。
先に発表されたのは芸人部門優秀作品賞を受賞した、熊本県より出場したお笑いコンビ「もっこすファイヤー」。会場全体の「えっ、誰!?」というクエスチョンを尻目に、ネタが発表されたが、笑いは取れたので結果オーライだろう。
次は一般部門で受賞されたのは、らた子さんの「案内人」。光の差し込む飛行船の中で、何かを語っているシーンが、「3LDKでこの家賃……ほかには無いですよ?」という言葉で一転、不動産屋のいち風景へと変貌! 最初はやけくそ気味にも見えた声優陣も、これには大爆笑で応えていた。
ここで発表された受賞作品はすべて、実際にテレビCMとして放送される予定なので、機会があったらぜひ確認してみていただきたい。
ついに発売! カウントダウン参・弐・壱……零!!
そんなこんなのトークを続けているうちに、メインイベントである発売カウントダウンの時間が近づいてきた。モニターには、残り時間が少しずつ減ってゆく様子が表示され、並んでいたお客さんたちのテンションも最高潮。時間がくると「参・弐・壱・零式!」という掛け声とともに、販売が開始された。
最初の購入者であるお客さんには、先ほど登壇した和田氏から直接本作のパッケージが受け渡された。最初に列に入ったお客さんは、26日の午前7時からすでに並んでいたとのことで、ほぼ24時間待っていたことになる。
コメントを求めると、その喜びからか満面の笑みで「並んだかいがありました、帰ってプレイしたいと思います!」と力強く発言。そして、それを合図として、ゲームの販売がスタートした。
大きなタイトルである、という理由もあるが「ファンの熱」を強く感じられる、感情のこもったイベントとなった。
今後も、本作のプロモーション活動は続いてゆく。現在もまだ無料体験版は配信されているので、これで興味を持たれた方は、ぜひチェックしてみてほしい。
関連キーワード
ファイナルファンタジー | ファイナルファンタジー零式 | お笑い芸人 | カウントダウン | 声優 | 神谷浩史 | アフレコ | スクウェア・エニックス | 花澤香菜 | 梶裕貴 | 白石涼子 | TSUTAYA | 和田洋一
関連記事
- ファイナルファンタジー×モバゲー 今冬よりサービス開始
「FINAL FANTASY」シリーズがMobage(モバゲー)にやってくる。しかもオリジナルコンテンツとのこと。10月27日より事前受付を開始。 - ただただ「FINAL FANTASY」シリーズが大好きです――BUMP OF CHICKENと「FINAL FANTASY 零式」
「FINAL FANTASY 零式」の主題歌を手掛けるBUMP OF CHICKENメンバーにインタビュー。 - PSP「FINAL FANTASY 零式」ダウンロード版の販売決定
10月27日にPSP「FINAL FANTASY 零式」ダウンロード版が国内で発売される。価格は6480円とUMD版よりリーズナブル。 - スクエニがTGSの特設サイトをオープン、出展作品も発表
- PSP「FINAL FANTASY 零式」発売日変更 10月27日へ
10月13日に発売を予定していたPSP「FINAL FANTASY 零式」の発売日が10月27日に変更。それに伴い、サウンドトラックやテーマソングの発売日も変更になる。 - PSP「FINAL FANTASY 零式」無料体験版配信決定
スクウェア・エニックスは、PSP「FINAL FANTASY 零式」の無料体験版「FINAL FANTASY 零式 試作型番【ナツビ】」を8月11日に配信すると発表した。 - PSP「FINAL FANTASY 零式」10月13日発売 テーマソングはBUMP OF CHICKEN
スクウェア・エニックスはPSP専用ソフト「FINAL FANTASY 零式」の発売日と価格を発表した。また、テーマソングを担当するアーティストも発表された。 - PSP「FINAL FANTASY 零式」オフィシャルサイトオープン
今夏発売予定のPSP向けに改められて開発が進む「FINAL FANTASY 零式」のスクリーンショットをご覧いただきたい。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「電車の中で見ちゃダメ」「笑ったww」 実家からLINE「子ヤギがすばしっこくて捕まらない」→送られてきた衝撃姿が320万表示!
-
誰も教えてくれなかった“裁縫の裏ワザ”が目からウロコ 200万再生のライフハックに「画期的」と称賛【海外】
-
小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
-
プロ野球チップスでまた“不良品”流出 伊藤大海「176m」表記に続き…… カルビー謝罪「深くお詫び」
-
娘の給食の献立表を見たら…… 正体不明の“謎の料理名”が「これはわからんw」と話題に その意外な正体に納得!
-
1年半ケージに引きこもっていたシャーシャー猫が、ある夜布団に入ってきて…… 感涙の行動に「まるで別猫」「こんな日が来るなんて」
-
子どもに高級キーボードのパーツを捨てられた → 公式の“先読みしすぎた対応”が話題「そういうこともあろうかと」
-
メルカリで300円の紙モノセットを買ってみたら…… 出品者のあたたかな心遣いに「利益は考えていないんでしょうね」「見ててわくわくします」
-
ダイソー「マルチ万能ほうき」が家事ラクの救世主 名前負け知らずの便利さに「これやばっ!!」「220円に驚き」の声
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
- 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
- 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
- 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
- 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
- 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
- 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
- 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
- 「妹が入学式に着るワンピース作ってみた!」 こだわり満載のクラシカルな一着に「すごすぎて意味わからない」「涙が出ました」
- フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
- フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
- スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
- 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
- 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
- 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
- がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
- 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」