ソーシャルゲームのプレイ頻度は「ほとんど毎日」が6割

「CESASNS・ソーシャルゲーム&スマートフォン向けアプリゲームユーザー調査報告書」が発刊され、現在のソーシャルゲームやスマートフォン・タブレットPC向けゲームの利用実態が分かってきた。

» 2012年01月30日 18時58分 公開
[ITmedia]
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 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(略称:CESA)は、ケータイ利用者を対象に、SNSやソーシャルゲーム、スマートフォン・タブレットPC向けアプリゲームの利用実態等に関する調査結果をまとめた「CESASNS・ソーシャルゲーム&スマートフォン向けアプリゲームユーザー調査報告書」(5250円)を発刊した。

 首都圏・京阪神・その他の地域に在住する12〜59歳のケータイ利用者を対象に、予備調査によりスクリーニングを実施した上で、ソーシャルゲームプラットフォームSNS利用者を2500サンプル、非利用者を500サンプル、合計3000サンプルを抽出し調査を実施した。調査ではソーシャルゲームの平均的な利用実態を把握する目的から、「Mobage(モバゲー)/Yahoo!Mobage」「GREE(グリー)」「mixi(ミクシィ)」「Facebook(フェイスブック)」「ハンゲーム」の5つをソーシャルゲームプラットフォームSNSと定義した。

 調査報告書によると、上記5つのソーシャルゲームプラットフォームSNSを遊んでいる967人を対象に調査した結果、ゲームのプレイ頻度が「ほとんど毎日」と回答したユーザーが60.7%に上ることが分かった。また、平日・休日別に1日当たりの平均プレイ時間では平日で43.1分、休日で65.9分という結果に。

 また、ソーシャルゲームプラットフォームSNSを利用しない理由について複数回答で聞いたところ、「興味がない」が41.8%でトップ、次いで「個人情報を登録するのがイヤだから」が33.0%という結果になった。

 報告書にはほかにも、両ユーザーに「ソーシャルゲームよりも家庭用ゲームの方が優れていると思う点」を聞いている。それによると、「追加課金がない」点が42.8%、次いで「映像のクオリティが高い」に40.0%挙げているソーシャルゲームプラットフォームSNSユーザーと同様に、非ユーザーも「追加課金がない」が44.6%と多く、「会員登録など面倒な手続きが不要」も44.2%と上位の理由としている。一部、家庭用ゲームにもダウンロードコンテンツなどで追加課金が発生するタイトルもあるが、大多数のユーザーが初期投資のみで面倒もなく上質な映像が楽しめることを利点に挙げた。

 逆に「家庭用ゲームよりもソーシャルゲームの方が優れていると思う点」では、どちらも「外出先でも遊べる」「短時間で楽しめる」が上位理由として挙げている。

 「もしも、ソーシャルゲームが無かったら何をしているか?」――。ソーシャルゲームユーザー967人に対して行ったアンケートによると、「(家庭用ゲーム機などの)コンピュータゲーム」が207件、「読書」が199件、「パソコン・携帯電話・インターネット」が168件の順に高く、一方で「特になし・分からない」と回答したユーザーも153件に上っている。報告書ではそのことについて、既存のコンピュータゲームへの競合の一方で、コンピュータゲームに関心のない層を新規ユーザーとして獲得していると結論付けている。

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