「ポータル1つが2キロ先……」――地方のIngressエージェントは“クロスバイク”を買おう自転車はガジェットだ!

健康にいい上、中毒性の高い「Ingress」を始めてみようと決意した私。しかしながら、そこには地方ならではの大きな壁があったのです。そしてそれを解決するカギは「自転車」でした。

» 2015年01月30日 11時11分 公開
[布施繁樹ITmedia]

 12月某日。ITmedia編集部で打ち合わせをしているときに、「布施さん、Ingressってしてます?」という発言。

 実は私、Ingressはスルーしていました。その場では「あまりしていないですが、多少なら(汗)」と解答したのですが、すみません。していませんでした。ITクラスタでも流行り始めているIngressは、要はリアル地図を使った陣取りゲーム。その場所を陣地にするには、実際にそこに行かなければ行けないというもの。散歩気分でIngressを始めてみたところ、ハマってしまい1日に1万歩歩く人もいるそうな。

 実は最近あまり屋外で散歩していない私。

 ちょっとIngressでも試そうじゃありませんか。ちなみに、このIngressというゲームはGoogleのゲームですが、Gmailアカウントを持っていればiPhoneでもできます。幸いにも最近筆者の持っている、iPhone 6 Plusにも正式対応したようで良かった。

 さぁ、「Ingress」とやらを始めてみるぞ!

そこには「地方」ならではの大きな壁が!

 「Ingress」というゲームは、実際の店舗や史跡などのポイントを陣地(ポータル)としています。したがって、その場に足を運ぶことで「あ、こんな場所があったんだね」と新たな発見もあります。特に史跡好きにはたまらないゲームだそう。

 東京都内などの大都市であれば、ポータルは大量にあるからいいのです。ちょっと歩けば棒に……ではなく、ポータルに当たる。「次のポータル、次のポータル……」と、森の中にまいてあるパンくずのごとき歩くことで、歩数も伸びるし、面白いことでしょう。

 しかしながら、地方はどうなのかと言うと。

 私の住んでいる埼玉では、最寄りのポータルまで約550メートルでした。歩くと5分ぐらいでしょうか。まだまだ恵まれています。しかしながら、その次となると、いきなり2キロ先となります。そう、そこまで歩く必要があるのです。ウォーキングで20分。往復で40分。ポータル1つに。

最寄りの陣地(ポータル)まで555メートルだった。遠い……
筆者の住まい近くはスカスカなので歩くのはちとキツイ

 大変効率悪いというよりも、これは苦行でしょう。ポータル目指して歩いても、1時間半以上かけてポータル1つなのですよ。

 そう、地方ではポータルとポータルの間が空きすぎているという問題があるのです。しかしながら、車で移動したら意味がありません。運動ではないし。

Ingress向け自転車はコレだ!

 そこで役立つのが、自転車です。移動がカンタンで、小回りも効く、そして運動になる。良いことばかりです。

 自転車は何でもいいと思います。ママチャリでも、マウンテンバイクでも、ロードバイクでも。しかしながら、オススメは「クロスバイク」でしょう。

 まず、ママチャリでは、Ingressにハマってしまい片道10キロのポータルまで行くというのはそこそこ大変です。地方ではそんなことはザラにありそうですし。

 次いで、マウンテンバイク。山に入る、未舗装路に入るのであればいいのですが、ポータルは原則として舗装された道の横にあるようです(たぶん)。そしたらロードバイクという手もありますが、これはこれで、それなりの格好(サイクルジャージにビンディングシューズなど)と、用意だけで時間がかかります。

 ロードバイクを使うのであれば、Ingressではなく、もっと本格的なスポーツサイクリングをしたいもの。そこで役立つのが、クロスバイクです。ロードバイクほどではないものの、舗装路を快適に走ることができる。そして気軽にパッと出かけることができる。

 また、ロードバイクのドロップハンドルとは違い、クロスバイクのフラットバーハンドルは市街地の走行で小回りが効くうえに、ブレーキもロードバイクよりも効く傾向があります。これほどまでにIngress向けな自転車があったでしょうか!

 幸い、筆者の自宅にはロードバイクが来たために、あまり乗られなくなったクロスバイク(GIANT ESCAPE RX3(2013))がいます。出番です! 決してこの子を動かすために、理由付けしているのではありません。筆者の運命なのです!

もう壁のオブジェとなる必要ないんです!GIANTの自転車にCOLNAGOのホイール付けて走ります!

 したがって、今後は筆者のクロスバイクをIngress専用号として地方でIngressを楽しんでみようと思います。これぞ、ITと自転車の融合だ〜!

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