Ingressメシ【第3回】敵ポータルを焼き払え! 上野の「焼肉たむら本店」消費カロリー台無し企画

歩き回ったらお腹が空く。ダイエット? 知らんがな! うまいもん食べたい!

» 2015年01月31日 00時15分 公開
[山口恵祐ITmedia]
Ingressの消費カロリー? 今回も台無しにしてやりますよ

 本連載「Ingressメシ」は、「Ingressでやせる!」などという無茶なことは言わずに、ゲームを楽しみがてらポータル付近のおいしそうなものを思うさま喰らって、「せっかく歩き回って消費したカロリーを台無しにして帰ってくる」ことを目的とするものである――。

 第3回の今回は、東京上野周辺にやってきた。上野恩賜公園(通称「上野公園」)を始めとする一帯周辺は、ポータルが非常に密集している激アツスポットとして有名だ。経験値(AP)やユニークポータル稼ぎに最適な場所ということで、Ingress界で日々賑わっている場所なのである。筆者は最近エージェントレベルが10にようやく上がったのだが、レベルを上げるために攻めの姿勢を続けたおかげで、深刻なアイテム不足に陥っていた。そこでポータル密集地帯でアイテムを補給しようというワケだ。

寒くてもなぜかやめられない

 時刻は午前1時過ぎ。タクシーと夜のお店のキャッチであふれる上野の街をそそくさとスマホ片手に歩く。もう少し早く来るつもりだったのだが、予定が押してこんな時間になってしまった。今夜遅くから都内でも雪の予報ということで、降雪を予感させる段違いの寒さが身に染みてくる。Ingressの不思議なところは、いくら寒くてスマホを持つ手の感覚がなくなってきても、「後もう少しだけ……!」と続けてしまうところだ。さっさと家に帰って暖かくしたほうが、幸せ指数は高い気がするのだがやめられない。本当に中毒性のあるゲームだと実感する。

(左)スキャナー越しで見た場合(右)ブラウザで利用できるIntel Mapで見た場合

 上野公園を一周すると大体1時間半ほどかかるのだが、本当にポータルの数が多い。スキャナー越しだと表示できるポータルの数に限りがあるので控えめに見えるが、ブラウザからIntel Mapを開くと、すさまじいポータルの密集が見て取れる。街灯が照らす誰もいない公園内で、スマホ片手に嬉々として歩いている姿は非常に奇妙であろう。皆様におかれましては世間体に十分注意されたし。

もう少しネーミングに慈悲が欲しかったところだ

 上野といえば上野動物園ということで、街中にはパンダがいたるところに存在しているが、中でも筆者の一押しポータルは「よく見るとキモいぱんだ」である。ネーミングセンスが光るこのポータルは、上野では「珍ポータル」としてあまりにも有名。ある交番の近くに潜んでいるので、ぜひ探して訪れてみてほしい。ほっこりすること間違いなし。

ポータルを攻撃してみよう

 前回までにご紹介した「ハック」と「リンク」「CFの構築」をこなしていると、段々レベルが上がってきたのではなかろうか。レベル6を超えたならば、そろそろ敵ポータルを攻撃してみよう。攻撃して敵ポータルを壊すことで、自軍のポータルにすることができる。

(左)FIRE XMPを選ぶ(右)バスターを選んで攻撃できる

 敵ポータルの近くでマップ上を長押ししたら、「FIRE XMP」を選ぶ。すると所持しているバスター(武器)が選べるので、攻撃するポータルのレベルよりも上のバスターを使ってみよう。筆者は最上位のレベル8バスターが使えるので、遠慮なくぶっ放してみた。

 攻撃は円状に広がっていくので、ご覧のとおり周囲のポータルを根こそぎ攻撃できる。これはポータル密集地帯ならではの爽快感、そして高レベルエージェントの特権とも言える。

(左)攻撃前と(右)攻撃後

 というわけで、敵陣が陣取っていたところを取り返すことに成功。緑に染め直すことができた。人によってプレイスタイルはさまざまだが、攻撃ができるようになるとIngressがさらに面白くなるのは間違いない。レベルが上がってきたら、ぜひ「攻めのIngress」を体感してほしい。

で、お腹が空いた

 上野公園周辺をしばらくウロウロしていたのだが、実は今夜はまだ夕食を摂っていない。さすがに空腹だと効率も薄れてくるので何か食べたいところ。そこで上野といえば焼肉の激戦区――ということで、深夜でも営業している「焼肉たむら本店 広小路店」を訪れてみた。

 店内は非常に遅い時間にもかかわらずお客さんがいっぱいで活気あふれていた。席は一階と二階があり、店内はわりと余裕のある作りでゆったりすることができる。お通しのごま油の効いたもやしをほおばりつつ、適当に注文してみる。

ロース

 まずは、ロースから。脂が多い肉がキツくなってきた身としては非常にうれしい赤身。とても柔らかく、噛むたびに旨みがあふれてくる。

上ロース

 こちらは「上ロース」。先ほどのロースと比べると脂が乗っていて味わいがよりまろやか。厚みがあるがスジはなく簡単に噛み切れる。女性でも一口でいけると思う。ご飯との組み合わせは相性バッチリ。

上ハラミ

 こちらの「上ハラミ」は、上ロースのように少し厚みのあるお肉で満足度が高い。とても柔らかくて食べやすかった。個人的にはレモン汁で食べるのがお気に入り。

上カルビ

 お皿にドドンと乗っかってきてインパクトがあるのがこの「上カルビ」。もちろんちゃんとカットされているので食べやすい。コショウが効いていてスパイシーな味わいだった。こちらもレモン汁を付けるとさっぱり食べられる。

あぶらホルモン

 最後に、店内に入ったときから気になっていた「あぶらホルモン」を注文。人気メニューとのことで、外側がパリっと焼けたところで食べてみたが、ほわほわした柔らかさで噛めば噛むほど美味しい。名前の通り脂がかなり多いが、不思議と嫌味なくパクパクと食べられる。

 このお店、肉以外にも色々なメニューがあって一度の来店では堪能しきれない。お店の雰囲気や店員さんの対応も良く、久しぶりにまた来店したいと感じた焼肉店だった。

焼肉たむら本店 広小路店

台東区上野2丁目5番地1 YSビル1F 営業時間(月〜土)17:00〜翌9:00(日・祝)17:00〜翌5:00 年中無休


次はどこへ行こう

 Ingressでガッツリ歩いたら、美味しい肉を喰らう。食欲に忠実であることはエージェントとしての誇りだと思う。何を言っているかわからないと思うが、多分真理だ。次回Ingressで有名なスポットを発掘して、Ingressを理由に美味しいものを食べたいと思う。カロリーは気にしなくても大丈夫、だって歩いてるし!

(次回へ続く……)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」