Ingressメシ【第7回】ライフログを記録しよう! 恵比寿の「串焼きダイニング十兵衛」消費カロリー台無し企画

歩き回ったらお腹が空く。ダイエット? 知らんがな! うまいもん食べたい!

» 2015年03月01日 00時15分 公開
[山口恵祐ITmedia]
恵比寿、あります

 本連載Ingressメシは、「Ingressでやせる!」などという無茶なことは言わずに、ゲームを楽しみがてらポータル付近のおいしそうなものを思うさま喰らって、「せっかく歩き回って消費したカロリーを台なしにして帰ってくる」ことを目的とするものである――。

 第7回の今回訪れたのは、山手線恵比寿駅にある恵比寿ガーデンプレイス。ここもポータルが密集していることでIngressユーザーの間では有名な地。少し歩くだけで次々とポータルをハックできるとのことで、実際にどんな感じなのか行って確かめてきた。……そうだ、ついでにおいしい串焼きも堪能してこよう。

扇状の恵比寿ガーデンプレイス

 恵比寿駅東口を出て、動く歩道の恵比寿スカイウォークを進むと正面に現れるのが今回の舞台である恵比寿ガーデンプレイスだ。商業施設やオフィスなどが集まっている複合施設で、にぎわうのは明るい時間はもちろん、夜になるとフロア全体がライトアップされてロマンチックな空間に変貌する。まさにデートにはうってつけの場所なのだが、Ingress的にもここは熱い……! スキャナーを通して見てみると、レベルは低いが扇状に無数のポータルが広がっていることが分かる。現状は緑と青が半々ぐらいなので、ここはすべて緑色に染めて陣営に貢献しておこう。

全部緑に染めておいたので後はよろしくお願いします、僕はおいしいご飯食べに行ってきます

エージェント活動はログを取ると楽しい!

 Ingressのプレイが日常化してくると、自分がどのくらい歩いたのか、どこへ行ったのか、どのくらいカロリーを消費したのかといったデータが気になってくる人もいるのではないだろうか。筆者は訪れた場所をSwarm(旧Foursquare)でチェックインして記録することが昔から大好きだし、そういったライフログを記録することに興味がある。

 例えば、ほかに筆者が現在利用しているものだと「My Tracks」というAndroidアプリがある。これは端末のGPSによって移動経路をトラッキングすることができるアプリだ。今回、恵比寿ガーデンプレイス内でIngressをしている時にアプリをバックグラウンドで起動して経路を記録してみたが、どんな順路で歩いたのが一目瞭然。経路データはエクスポートすることも可能で、後から見返すと結構楽しいのだ。

 こちらは各社からさまざまなモデルが出ている活動量計の中の一つ「UP」だ。現在は新型の「UP3」が登場しているが(日本での発売は今春予定)、筆者の使用しているモデルは初代モデルである。あらかじめ自身のパーソナルデータを入力しておけば、歩数や移動距離、活動時間だけでなく、消費カロリーなども計算してくれる。筆者は、健康系ウェアラブルデバイスに一時期ハマって毎日装着していたものの、「数値が出たからどうなのだ」という感じで飽きてしまい放置状態になっていた。しかし、Ingressを始めてからは、「今日はこれくらい歩いたな」と数字で可視化されるのが楽しくて再活用しはじめている。

 このように、さまざまなアプリやウェアラブルデバイスなどとIngressの組み合わせはかなりいい感じだ。今までどちらにも興味なかった人も、ぜひ双方向で試してみてほしい。

で、お腹が空いた

入り口は少し分かりづらい
カウンター席もあります

 今回、空腹に耐え切れずIngressはほどほどにしてやってきたお店は、恵比寿スカイウォークを出て右手すぐにある「串焼ダイニング十兵衛」だ。このお店は焼き鳥に限らずさまざまな一品を楽しむことができる。席はテーブル席とカウンター席があるので一人でも入りやすい。

左からナス、中落ちカルビ、ササミ、肉付きやげん軟骨、手作りつくね、椎茸

まずは串焼きのおまかせ7本を頼んでみた。混雑で少し時間はかかったが、あぁ……おいしそうなのが来てしまった。

牛の中落ちカルビは赤身と脂身のバランスが絶妙で旨みたっぷり。タレと絡み合ったお肉は歯ごたえがありつつも固すぎることはなくおいしくいただける。なんともごはんが欲しくなってしまう贅沢な串焼き。

こちらは手作りつくね。外はこんがり焦げた部分が香ばしく、中はふわふわ。タレがまた食欲をそそりガツガツほお張ってしまう。

ササミは表面がサッと炙られているようで中はレア。さっぱり食べられて脂がきつくなってきた人にはとてもうれしい。また、単品で頼むと梅、明太子、柚子胡椒、ワサビのタレを付け合わせることができる。ワサビを頼んでみたが、独特の辛味がさっぱり感を増幅させ、より一層おいしくいただくことができた。

 こちらは単品で注文したぼんじり。表面はパリッとして香ばしく、塩がよく効いていた。口の中で噛みしめると肉汁がじわっと溢れてくるジューシー感に思わずにんまり。お酒も進みそう。

串焼きを堪能したところで、お次はササミ刺しを注文。梅とわさびをのせて醤油でいただく。脂っぽい串焼きに慣れていた口が冷たい食感に驚くが、ササミ刺の歯ごたえ、そして最高のさっぱり感はつまみとして優秀。

シメは

シーフードたっぷりチャーハン
釜玉うどん

串焼きを堪能したところで、シーフードたっぷりチャーハンと釜玉うどんでシメる。チャーハンは少々薄味のような気がしたが、胃に優しくてこれくらいがちょうどいいのかもしれない。うどんは柔らかめでダシ醤油を多めにかけると間違いないおいしさ。かなりお腹いっぱいで大変満足である……。

店内からは3つのポータルにハック可能。串焼きなどを堪能しつつ、補給もこなせる素敵空間だ。

串焼ダイニング十兵衛

渋谷区恵比寿南1-23-5 営業時間(月〜木、土)17:00〜翌6:00(金)17:00〜翌7:00(日)17:00〜翌5:00 年中無休


次はどこへ行こう

 前半にご紹介したライフログ、特に活動量計は歩いて消費したカロリーが数字でしっかり確認できるので、かなり詳細なカロリーコントロールが可能になる。このようなウェアラブル端末はまだ黎明期とはいえ、使い勝手は確実に良くなっている。しかし、本連載的にはカロリーは気にしなくても大丈夫、だって歩いてるし!

(次回へ続く……)

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