マスクやメガネだけじゃない! まだまだある花粉症対策グッズまとめ

近年続々と登場してきている、スプレーやジェルなどの花粉症対策グッズ。その効果と代表的な製品を集めてみた。

» 2015年03月06日 06時00分 公開
[ITmedia]

 花粉症対策グッズといえば何と言ってもマスクだが、仕事の都合などでずっと付けっ放しではいられない、という人もいることだろう。同じく、花粉カットメガネも多くのメーカーから販売されているが(→選び方のポイント)、見た目を気にして使えないという声をよく聞く。

 今回はそんな人たちのために、スプレーやジェル、シートタイプなどの花粉症対策グッズを集めてみた。花粉症の種類や特徴を正しく把握し、適切な処方薬などと組み合わせることで、マスクなしでもずいぶんと症状を軽減できるはずだ。

スプレーやジェルなどの花粉症対策グッズ

基本は「静電気を避ける」こと

 毎年のように花粉症に悩まされている人には常識だと思うが、花粉やウイルス、PM2.5(粒子状物質)などは、静電気に引き寄せられる。いくら外出時にマスクやメガネで花粉をシャットアウトしても、衣服や身体に付着した花粉を家の中に持ち込んでしまっては意味がない。

 そこで、前述したようなスプレーやジェルが重要になってくる。これらで静電気の発生をおさえ、花粉を吸着しづらくすることで、屋内への花粉持ち込みを避けることができるのだ。また、そもそも衣服を選ぶ際にも、ウールのコートやセーター、フリースやファーといった凹凸のある素材を避け、レザーやポリエステルなどのつるつるとした素材の服を選ぶことで花粉の付着を最小限におさえられる。

マスク以外の花粉症対策グッズ

 顔や髪に直接スプレーするタイプの製品。静電気の発生を防ぎ、花粉やウイルス、PM2.5の付着を防ぐ。

 こちらは資生堂が展開する肌のお手入れブランド「IHADA」によるスプレータイプの製品。メイクの上から使えるので、女性には助かるかも。

 30年以上も花粉症に悩まされてきたという医学博士の小出正文氏が開発した、スプレータイプの「ポレノン」。他の製品と比較すると高価だが、食品成分であるペクチンで花粉を吸着し、固めて除去するという独自の効用をうたっている。

 花粉症対策製品を数多くそろえる、フマキラーの「アレルシャット」シリーズ。こちらは顔や髪ではなく、マスクにスプレーするタイプの製品で、抗菌効果もある。

 「アレルシャット」シリーズの中でも特によく使われている印象のチューブタイプ。鼻の穴の周りに塗って使用する。

 エーザイの「クリスタルヴェール」も鼻の周囲に塗るジェルタイプの製品。メントールを配合したクールタイプもある。


 スプレーやジェルによる花粉症対策グッズは、一部の抗ヒスタミン薬のように眠気を催すこともなく、さまざまな場面で使いやすいものだ。マスクやメガネが使えないときに、あるいはそれらと組み合わせて、万全の態勢でこのシーズンを乗り切ろう。

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