清田いちるの健康法は「半年で10キロやせなかったら10万円あげます」:“引っ張りだこな人々”の習慣
「周りが放っておかない人」に生活習慣や健康のコツを聞く本連載。記念すべき第1回のお相手は、ブログ「小鳥ピヨピヨ」の清田いちるさんだ。
どんな世界にも「周りが放っておかない人」というのが存在します。周囲を巻き込む能力が高く、常にいくつもの仕事を抱えていて、それでも忙しそうな素振りは見せずに遊びにも全力で取り組んでいるように見える人たち。本連載では、そんな「引っ張りだこな人々」に、普段の生活習慣や健康のために意識していること、毎日を自分のペースで過ごしていくコツについてお聞きしていきます。
今回お話を伺ったのは、シックス・アパート株式会社で新規事業企画を担当し、有名ブログ「小鳥ピヨピヨ」の管理人やギズモード・ジャパン初代編集長としても知られる清田いちるさん。いちるさん、“リーンなダイエット”って何ですか?
カロリー計算=超絶めんどくさかった
――健康に気を使いだしたキッカケは?
30代後半になってからですね。
もともとダンスが趣味なんですけど、仕事が忙しくなって、運動不足になったんです。30歳はじめくらいから徐々に体重が増え、マックスで83キロをマークしてしまいました。
そこで、岡田斗司夫さんのレコーディングダイエットを試してみました。そのころ流行っていましたし(笑)。そしたら、5カ月で15キロ落ちて大成功して、83キロから68キロまで落とすことができましたよ。
でも、そこで話は終わらなくって、リバウンドしちゃったんです。理由は、子どもができて、自分のダイエットのことにかまってられないほど忙しくなったから。それと同時に、少しずつ外食が増えていき、少しずつ体重が戻っていきました。
しかも、1年に2キロづつ増えるというゆっくりなリバウンドだったので、体重変化に気づけなかったんです。で、久々に体重計の乗ってショックを受けて再開を決意。今年に入ってからダイエットしています。
――レコーディングダイエットはやめちゃったんですか?
今だから言いますけど、カロリー計算って超絶面倒くさい。毎日三度三度それをするのはしんどいのでやめました。今やっているのは、食事制限とカンタンな記録です。
普段の食事内容はだいたいこんなかんじ。
朝:ヨーグルトとシリアル
昼:ファミリーマートの低カロリースープを2個
ご飯は手をつけないか、食べるときもお茶碗半分残す
夜:炭水化物は食べない
おかずは野菜も肉も制限なくOKとする
――誘惑はないんですか? ひもじさを感じたりとか。
日中でも小腹は空きますよ。それ以上に、夜に猛烈な食欲に襲われることがあります。そういうときは、低カロリーな食材でごまかしますね。イカのスルメや焼き海苔をかじったり、かつお節をもしもし食べたり……。あと、炭酸水は満腹感を味わえるのでよくお世話になります(笑)。
こないだはどうしても耐えられなくて、キャラメルを2粒食べちゃったけど……。
――こだわって食べているモノは?
いろんな菌の入ったヨーグルトを食べてます。栄養アドバイザーに教えてもらったんですが、「いろんな種類の菌を体内に取り入れることで、腸内環境が改善され、お通じも良くなり、ダイエットにつながる」そうですよ。
ビフィズス菌にもいろいろあって、ビフィズス菌SP株、ビフィズス菌LKM512、ビフィドバクテリウム・ラクティスBB-12……ほかにもガセリ菌、乳酸菌シロタ株、LGG乳酸菌など、お腹を整える効果が確認されている菌があります。ふつうのスーパーやコンビニでもけっこう種類が置いてありますよ。
――これだけは食べない! 的な禁止事項はありますか?
いえ、そういうのはないです。たまにはおやつも食べるし、飲み会にも行きます。厳しすぎるアプローチは、失敗のもとだと思ってます。適度にストレスを発散させることも長続きのコツですしね。
ただ飲み会の回数と頻度はコントロールしていて、週に1回までと意識してスケジューリングします。その場では好きなモノを食べますね。次の日に意識してカロリーコントロールすればいいんです。
――何か健康のためのガジェットは使ってますか?
「Withingsっていう体重計を使っています。体重計がWi-Fi経由でつながって、乗るだけで体重を記録して、しかもiPhoneアプリでチェックできるので超楽ちん。グラフ化もしてくれるので、変化もひと目でわかります。しかも、体重計の電源ボタンを押したり、スマホのアプリを起動する手間もないのでこれは便利。
10キロやせられなかったら10万円あげます
――ダイエットで一番苦労することって何でしょう。
ダイエットより難しい「リバウンド防ぎ」どうしたらいい?:『ヤル気の科学』読書感想という記事にも書いたんですけど、「ダイエットで難しいのは、やせることよりもリバウンドを防ぐこと」なんですよ。
やせることではなく、生活習慣そのものを変えることを目標にすべきって考えたんです。そこで、「いついつまでに何キロ落とす」というコミットメントを宣言することにしました。
具体的には、
1. 10万円を信頼できる誰かに渡す
2. 「半年で10キロ落ちなかったら、その10万円はキミのもの」というコミットメントをする
達成できなければ10万円を失うので、必死ですよ。万人におすすめはしないけど、本気で取り組む取っ掛かりにはなるんじゃないかなと(笑)。ぼくのモットーは、“リーンなダイエット”なので。
――リーンなダイエット?
いわゆる“リーンスタートアップ”から着想を得たんですが、小さな実験をいくつも重ねて、結果を検証し、うまくいきそうなものは継続し、そうでないものは切り替えていくという手法です。
複数のヨーグルトを食べるのも、コミットメント契約も実験なんです。体重はWithingsで毎日計測していて、結果はリアルタイムに把握できるので、修正もすぐできる。いろんなことを試して、自分にマッチした方法を模索しているところです。
中年男性のダイエットの鍵――「ストレス」とどう付き合うか
――「続けること」が難しいんですよね。
中年男性ってミッドライフ・クライシスを迎えるじゃないですか。仕事も私生活もストレスが多い時期ですよね。ただでさえストレスフルな時期に、ダイエットが辛いとストレスが増すだけです。
ストレスが大きすぎると、仮にダイエットがうまくいっても、私生活が破綻したり、仕事に悪影響が出てしまうような気がしています。中年男性のダイエットは、いかにストレスを低くおさえられるかにかかっているんじゃないでしょうか。
さっき、レコーディングダイエットはやめたって話しましたが、食べたものは記録しています。ただ、細かいメモではなく、iPhoneのメモ帳に一行程度書くだけ。例えば、ランチに食べた銀だら定食は「ご飯、味噌汁、銀だら……」とはいちいち書かず、「銀だら定食」とメモっておしまい。カロリーも計算しようがないので、書きません。これだけでも、振り返りはできるので十分です。
――なるほど、適度に手を抜くことがポイントなんですね。本日はありがとうございました!
清田いちるさんの健康法まとめ
1. 毎日体重を量る(Wi-Fi連携がオススメ)
2. いくつものヨーグルトを摂取する(複数の菌を摂取)
3. 何事もリーンに取り組む(トライアル・アンド・エラー精神)
次回ご登場いただくのは「デイリーポータルZ」編集長の林雄司さん。「寝始めるのは毎日朝5時から」という林さんの健康法とは……お楽しみに!
中山順司(なかやま じゅんじ)
ロードバイクをこよなく愛するアラフォーブロガー。ブログ「サイクルガジェット」運営。”徹底的&圧倒的なユーザー目線で情熱的に情報発信する”ことがモットー。ちょっぴり健康が気になって、自転車でも始めようかなとお考えの方が、「こんなコンテンツが読みたかった!」とヒザを打って喜ぶ記事をつくります。
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