星4つ! 日新製糖「カルシウム糖」をレビュー!

今回選んだのは日新製糖の「カルシウム糖」(328円/税込、店頭価格)だ。

» 2015年12月24日 06時00分 公開
[小林誠ITmedia]

 コンビニや通販などで手軽に買える注目商品の中から、健康に配慮されたものだけを取り上げて一言レビューする「飲み食いしつつもヘルスケア」。今回選んだのは日新製糖の「カルシウム糖」(328円/税込、店頭価格)だ。

オススメ度(10段階評価)


クリスマスに、正月に、砂糖の代わりにカルシウム糖! ……の時代はこない

 砂糖にとって受難の時代である。そもそも今の時期、クリスマス需要で相当砂糖は活躍するはず。だがヘルシー志向の今、目の敵にされ、真っ先に排除される調味料が砂糖である。人類が求め、欲しがり、ついに安価に提供されるに至ったというのに、今度は不要だ、と。まったく人類というやつはわがままである。

 そんな時代に砂糖業界の雄・日新製糖は大胆な手を打っている。「砂糖にカルシウムを入れよう」というのである。ド直球というか分かりやすいというか安直というか(言っちゃったよ)。

 だが面白い。試したくなるではないか。使ってみたくなるではないか。というわけで、クリスマスの時期ということもあってケーキ作りを……というのは無理なので、プリン(とカラメルソース)を作ってみた。無論、普通の白砂糖でも作っている。砂糖、卵、牛乳だけでできるから比較対象として分かりやすいのだ。分量、調理手順はほぼ同じ(左がカルシウム糖、右が白砂糖)。

 結果、写真を見れば分かる通り、両方とも完全に失敗したわけだが、これは崩れているだけで味への影響は軽微である。結論を述べると、白砂糖のプリンのほうがうまい。悲しいけれどそれが事実。

 カルシウム糖は甘さが抑えめで、プリンを作ると卵の味が結構強く、甘い玉子焼きに近くなる。カラメルソースも固まりやすいようだ(これは手順の問題もありそうだが)。

 だがこの甘さ控えめ、というのは見方によっては、現代人向け砂糖らしい、ともいえる。なんだか本末転倒だが。もっとも人工甘味料もたくさんあるなか、カルシウム糖を買う必要があるのかどうか。やっぱり砂糖にとって難しい時代である。

公式情報

「日本人に不足がちな栄養素」としてカルシウムがクローズアップされ、高齢化社会を迎えて骨粗しょう症など骨への関心が高まるのを背景に、開発したお砂糖です。カルシウム糖大さじ一杯(10g)あたり、50mgのカルシウムと10mgのマグネシウムを含んでいます。

栄養成分

熱量 391kcal
タンパク質 0g
脂質 0g
炭水化物 97.8g
ナトリウム 2.2mg
カルシウム 512mg
マグネシウム 105mg

健康に配慮した食べ物/飲み物を片っ端からレビューしまくる!

飲み食いしつつもヘルスケア」記事一覧


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/07/news109.jpg 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
  2. /nl/articles/2208/06/news075.jpg 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  3. /nl/articles/2405/06/news040.jpg 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
  4. /nl/articles/2405/03/news025.jpg 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  5. /nl/articles/1611/04/news117.jpg 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  6. /nl/articles/2405/07/news114.jpg 大谷翔平がエスコート 真美子さん「ドジャース奥様会」に再び登場で頭ひとつ抜き出る
  7. /nl/articles/2405/08/news030.jpg 「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
  8. /nl/articles/2405/07/news043.jpg 16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
  9. /nl/articles/2405/05/news018.jpg 地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
  10. /nl/articles/2405/06/news001.jpg 川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評