ウェアラブルデバイス「Aurai」 アイマスクに水を循環するアイマッサージャー近未来の健康ガジェット

多くの人が1日中酷使している目を、温水や冷水を使ってマッサージしてくれる興味深いウェアラブルデバイスが「Aurai」です。疲れ目に悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。

» 2016年05月15日 12時00分 公開

 通勤中はスマホやタブレット、勤め先ではPC、帰宅したらテレビ……といった具合に我々は1日中目を酷使しています。そのような日常を送っていれば、目の疲れや充血、かすみ目などに悩まされる人も多いのではないでしょうか。そこで今回ご紹介したいのがウェアラブルアイマッサージャー「Aurai」です。

Aurai ウェアラブルアイマッサージャー「Aurai」、2016年9月発売予定、希望小売価格239ドル

 マッサージをしてくれる機械というと、モーターによる振動や空気圧による圧迫に電熱線ヒーターを組み合わせた製品が多いのではないかと思いますが、Auraiは温水または冷水をアイマスク内に循環させつつ、振動を与える「ウェーブマッサージシステム」を採用しています。開発元のIn-Trust Technologyによれば、従来のアイマッサージャーよりも目に与える負担が少ないとのことです。

Aurai 温水または冷水を循環させることで、温度を一定に保つように設計されています。使用中に正面の「Breathing Light」が青く光りますが、装着している利用者にはその光は見えません

 Auraiはアイマスクとリモートコントローラーで構成されており、リモートコントローラーには水を入れるためのボトルが装着されています。充填するための水は一般的な水道水で構いません。

 装着者のまぶたとその周囲に直接触れるフェイスマスク「Water Circuit」には医療用製品に使用されているシリコン素材が採用されており、アレルギーを引き起こす可能性は低いとのことです。

 操作方法はシンプルで、リモートコントローラーには電源ボタン、コールドボタン、バイブレーションボタン、ウォームボタンの4つしかありません。コールドボタンを押すと18℃の冷水が、ウォームボタンを押すと40℃の温水がアイマスクを循環します。この冷水・温水の循環に、バイブレーターによる振動を組み合わせるわけです。なお目の障害を引き起こすような事故を避けるため、水温を調整する機能は用意されていません。

 振動を発生させるバイブレーターはWater Circuitの背面に2つ搭載されています。振動は循環している水を経由して装着者に伝わるので、深いリラクゼーション効果を期待できる優しい刺激になるとのことです。

 開発元によれば、冷水モードには血液の循環を調節し、代謝速度を遅くして、目の周りの腫れを低減する効果があるとうたっています。また、温水モードには油腺を刺激し、涙の蒸発を遅らせて、血液の循環を向上させる効果があるとアピールしています。

Aurai アイマスクとリモートコントローラーは、配線や導管を内蔵したケーブルで接続されています。2つに分離することはできませんが、まとめて収納するためのポーチが同梱されています
Aurai アイマスクは脱着と調整が可能なストラップで固定します。鼻が低くて適切な装着感が得られないユーザーのために、調整用のノーズパッドが用意されています

 アイマスクのサイズは16.5×7×6.5cm、リモートコントローラーのサイズは21×4.5×5cm。重量は合計で521g。携帯用のポーチが同梱されており、開発元のFAQによれば飛行機機内への持ち込みも可能とのことです。ただしボトルへの水の充填は、機内に搭乗してから行なうように指定されています。

Aurai アイマスク、リモートコントローラーの合計重量521gには充填する水は含まれていません

 AuraiはKickstarterで出資を募っており、すでに目標金額の5万ドルを達成し、5月15日時点で29万3002ドルを獲得していますが、出資金額30万ドルを達成したときにはMetallic JeansとMetallic Roseの2色が追加されます。21日を残して29万3002ドルを達成しているので、カラー追加の可能性は非常に高いと言えるでしょう。

Aurai Metallic Jeans
Aurai Metallic Rose

 シリコン製アイマスクごしの冷水と温水の循環に加え、水に伝わる優しい刺激がなんとも気持ちよさそうな本製品。実際の効果のほどは試してみなければわかりませんが、少なくともお手ふきを目の上に乗せたときと同じような気持ちよさが持続することだけは間違いなさそうです。VRヘッドマウントディスプレイなどを購入し、さらに目を酷使している人は入手を検討してみてはいかがでしょうか?

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」