意外と知らないコーヒーの豆知識

毎日飲んでいる人も多いコーヒー。普段何気なく付き合っているコーヒーですが、リスクや不思議、意外な取り合わせなどがありました。

» 2016年07月02日 06時00分 公開
[石原亜香利ITmedia]

 コーヒーといえば、ビジネスパーソンにとって気分転換や眠気覚ましなど、活用シーンの多い定番ドリンク。毎日、当たり前のように飲んでいるという人は多いことでしょう。コーヒーにはさまざまな効果があることが分かっています。中には、こんなリスクも!

 また、日々、コーヒーを淹れているときに不思議に感じることや、意外なコーヒーのちょい足し術など、コーヒーにまつわるあまり知られていない豆知識をご紹介します。

コーヒー

空腹時のコーヒーは血糖値を上げる!?

 今、多くの人は「血糖値」に敏感になっています。食後血糖値を急上昇させるような食べ方は、肥満につながるインスリンの大量分泌を引き起こすからです。通常、糖質の多い食品を食べるとリスクが高まるといわれていますが、血糖値が上がるのはそれだけではないようです。

 驚くべきことに、コーヒーに多く含まれているカフェインは、インスリンの分泌を抑制し、血糖値が上がりやすくする作用があるのだそうです。特に空腹時にコーヒーだけを流し込むのは避けたほうが良いでしょう。

 とはいえ、長期的には、コーヒーは2型糖尿病の発症リスクを減らすことも調査によって確認されています。

参照リンク:2型糖尿病の発症予防(PDF)

抽出したコーヒーが濁る理由

 普段、コーヒーをドリップで淹れている人は、「なぜ濁るのだろう?」となんとなく疑問に感じたことはありませんか? なぜコーヒーが濁るのか。それは、コーヒーに含まれる、カフェインとクロロゲン酸に含まれる物質によるものです。コーヒーの温度が下がると、このカフェインとクロロゲン酸の複合体ができ、これが低温になると溶けにくい性質を持つため、濁って見えるのです。

 濁るのを避けるには、あらかじめコーヒーカップを温めておくことと、沸騰したてのお湯でコーヒーを抽出することが大切だといわれています。

あんこを入れると意外とおいしい

 最後の豆知識は、意外なちょい足し術。以前、塩をちょい足しするとコーヒーが美味しくなると紹介したこともありますが、もう一つ、試したいものがあります。それは、あんこです。

 あんことコーヒーなんて、和と洋のものでミスマッチな印象を持ってしまいますが、実は、世間では「珈琲しるこ」などの愛称で親しまれているほど、すでに多くの人に愛飲されているドリンクでもあるのです。例えば、2015年12月頃には、コメダ珈琲が「小豆小町」という名で、珈琲の中に粒あんを入れるメニューを発表しています。

 賛否両論ありますが、このあんことコーヒーの組み合わせは、甘さと苦みがあいまって絶妙なハーモニーを生み出すようです。

 何気ないコーヒー生活も、豆知識でますます楽しくなります。ぜひ試してみてください。

ヘルスケアコラム

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  4. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news020.jpg 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」