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五輪エンブレム問題、組織委員会が佐野氏の原案を公開 疑惑を払しょく?

酷似していると指摘があった劇場ロゴとは成り立ちが違うと説明。

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 佐野研二郎氏がデザインした2020年東京オリンピックのエンブレムが、ベルギーのリエージュ劇場のロゴと酷似しているとの問題に対して、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は8月28日、都内で会見を開き、選考過程の経緯を説明。佐野氏が当初提出した原案を公開した。

原案(左)、修正案(右)を経て現在のエンブレムに(編集部が会見で発表されたエンブレムデザインを元に作成)

 エンブレムの審査委員代表を務めたグラフィックデザイナーの永井一正氏が「公表されているデザインは佐野氏の応募作を一部修正したもの」であり、劇場ロゴとは似ていなかったとする発言を受けての会見で、原案では「T」字が強調され日の丸が右下に配置されたものだったと明らかにした。

 原案のものではすでに商標登録をしているデザインと似ているものがあったとして修正を打診。三方を金銀銅で囲み日の丸を右上に配置したデザインを経て、現在の形に落ち着いたとして、当初から似ていたわけではなかったと説明した。

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劇場ロゴをデザインしたStudio Debieによる比較画像

 8月5日に行われた佐野氏の会見では原案の存在やその修正については触れられていなかった。そのため、佐野氏の会見でのコンセプト説明やそもそも似ているものが他にあるデザインを選んだことに対する疑問の声があがっている。

 エンブレムの選定は、国内外から応募があった104作品から入選3作品を選出し、うち1点を大会エンブレムとして決定している。

日の丸は下から上に移動し、途中から円をモチーフに構成し直されたらしい

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