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延期騒動にマック赤坂が巻き込まれ炎上 「ポケモンGO」配信開始前から日本で起きた“ポケGO騒動”まとめ

配信が始まったらどうなってしまうのか。

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 ナイアンティックによるスマートフォンアプリ「ポケモンGO」の、日本での配信が遅れています。海外では既に多数の地域で配信が開始しているにもかかわらず(関連記事)、ポケモンの本家である日本で配信が始まらないことに、ポケモンファンたちの不満はかなりたまっているもよう。

 そんななか、待ちきれない思いをつのらせたユーザーたちによる暴走や、うわさの一人歩きなど、「ポケモンGO」をめぐった騒ぎがネット上で多数報告されています。配信開始前から日本中を狂乱させる「ポケモンGO」によって起きた、日本国内での騒動をまとめました。

勝手に配信延期扱い騒動

 現時点で、「ポケモンGO」公式から日本国内での配信開始時期についての言及は一切ありません。しかし、ネットニュースサイトやまとめサイトなどが、「関係者からの情報」といった触れ込みで配信開始日に関するリーク記事を多数公開しています。

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 特に有力な情報とされていたのが、IT系ニュースサイト「TechCrunch」が伝えた「7月20日に配信開始確定」とするもの(関連記事)。他のニュースサイトなどもこの情報を元に記事を公開したため7月20日配信開始説は広まっていましたが、「TechCrunch」は当日になると一転、「延期になった」との記事を掲載しました。

 この一連の流れにより「『ポケモンGO』は配信開始が20日に決まっていたのに延期になった」と思っている人がいるようですが、前述の通り公式は配信開始時期について一切発言していません。実際は最初から20日に開始する予定自体なかった可能性もあるのですが、いつの間にか勝手に“延期したことになって”いました。任天堂とナイアンティックとしては、いろいろと腑に落ちていないかもしれません。

TechCrunchが公開した記事。公式では一切言及されていません

増田順一ディレクターのブログ炎上騒動

 同作の日本リリース時期に関して、「ポケットモンスター」シリーズのディレクターを務める、ゲームフリーク・増田順一さんのブログがなぜか炎上してしまいました(関連記事)。

 増田さんは7月13日に、「安定してリリースできるまでもうしばらくお待ちください」というコメントを自身のブログで発表。しかし、その後も配信が始まらなかったため、不満をいだいたファンたちによりコメント欄が炎上する事態に。

 とはいえ、「ポケモンGO」の開発は米ナイアンティックであり、増田さんはあくまでゲームフリーク所属。その意味では少し的外れな炎上といえるかもしれません。

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Ingress炎上騒動

 「ポケモンGO」は、開発元であるナイアンティックが手掛けたスマートフォンアプリ「Ingress」(イングレス)を基に作られています(関連記事)。そのため非常に近い性質を持っているのですが、一部のポケモンファンたちはそこに目を付け「Ingress」のアプリレビュー欄に星1を付けてる「荒らし」行為に走りだしました(関連記事)。

Ingressのアプリレビュー。「ポケモンGO遅いので憂さ晴らしします」といった文章が見受けられる

 こちらも八つ当たり行為であり、「程度が低い」とする声も多数あがっています。

マック赤坂氏巻き込まれ炎上騒動

 同作の日本での配信が始まらない原因として、マクドナルドとのコラボが遅れているためではないかとするうわさが以前から上がっていました。これは前述の「TechCrunch」の記事内でも触れられていたのですが、20日になり実際にマクドナルドが公式からコラボを発表(関連記事)。本当にこのコラボが遅れの原因なのかは不明ですが、やはり八つ当たり気味にマクドナルドへ不満を抱くファンが現れたようです。

 しかし、これがいろいろとあさっての方向へ延焼し、最終的になぜか東京都知事候補のマック赤坂氏が炎上する事態に。なんでやねん。もう八つ当たり通り越して通り魔やんけ。完全なる風評被害ですが、マック赤坂氏自身は当惑しながらも「決めぜりふ『スマイル!』を一時的に『ポケモンGO』にするべきか真剣に悩んでます」とツイートするなど、問題なく元気なようです。

完全なるとばっちり
プラス思考

「ポケモンGO」偽アカウント騒動

 TwitterなどのSNSに「ポケモンGO公式」を名乗るアカウントが多数作られていますが、現在のところ日本の公式アカウントは作られていません。つまり、全て偽アカウントです。今のところ本物は、海外アカウントの@PokemonGoAppのみ。

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任天堂株価乱高下騒動

 海外で「ポケモンGO」の配信が始まると同時に、任天堂の株価が急速に上昇しました。6月の時点での株価は1万4000円台でしたが、7月8日から一気に右肩上がりを始め、7月19日にはなんと2倍を超える3万1000円台に。この現象は“ポケノミクス”または“ポケモノミクス”と呼ばれ(関連記事)、関連企業の株価も軒並み上昇。それどころか、「ポケモンパン」を販売する第一屋製パンや「ポケモンEXPOジム」を運営するサノヤスなど、直接は関係なさそうな銘柄まで株価が上昇する事態に。

 しかし20日、株価は2万7000円台に急落。「ポケモンGO」だけで市場が動く、すさまじい乱高下を見せています。

1カ月間の任天堂の株価の変動。すさまじい上がりっぷりと20日の下がりっぷり(画像はGoogleより)

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