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「完全脱皮」を70時間生中継する予定のダイオウグソクムシさん死ぬ ニコ生の番組は放送内容変更に

世界初となる飼育環境での「完全脱皮」チャレンジは、予期せぬ形で失敗に。

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 10月7日から、ニコニコ生放送で70時間にわたって生中継される予定だった鳥羽水族館のダイオウグソクムシさん(関連記事)。世界初となる飼育環境での「完全脱皮」なるかと期待されていましたが、10月1日に亡くなっていたことが発表されました。

完全脱皮ならず

 当初は、定点カメラで生き物の様子を生中継する「今月のいきもの」シリーズ第13弾として、鳥羽水族館のダイオウグソクムシNO.13が「前の部分の脱皮」にチャレンジする様子を配信する予定でした。すでに「後ろの部分の脱皮」は済んでおり、成功すれば学術的にも貴重な「完全脱皮」の瞬間を目撃できる可能性がありました。

 しかし、同水族館はブログで「70時間生中継をすることになりました。ぱちぱちぱち」と放送の告知をした翌朝、水槽内で死んでいたことを発表。記事を執筆した森滝飼育員によれば、NO.13の体からは交尾針が出ており、脱皮を機に性成熟していたと見られます。死の前日にはいつも以上に活発な様子を見せていたのですが、それは「なにかしらの生理的な変化が行動に表れた」結果かもしれないと指摘。大人の階段が上りきれなかったか……。

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死ぬ前日は活発に動いていたダイオウグソクムシNO.13。画像は鳥羽水族館のブログより
放送告知の翌朝、死んでいるのを確認

 これに伴い、該当の番組は放送内容が変更されることに。別のダイオウグソクムシが生活する水槽の定点生中継が行われます。また、森滝飼育員による解説を交えつつNO.13の追悼も行う予定です。

マッハ・キショ松

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