「今度は私が皆さんに元気を与えられたら」　NGT48山口真帆、卒業発表後初めて“今の気持ち”明かす

　アイドルグループ「NGT48」の山口真帆さんが4月25日、卒業発表後初めてTwitterを更新。あらためて胸の内をつづりました。

　1月に男2人からの暴行被害（2018年12月発生）、およびメンバーの関与や運営の不適切な対応などを告白していた山口さん。2019年2月には第三者委員会が設置され、3月にはグループの運営会社「AKS」が調査結果報告の会見を開きましたが、山口さんとの意見のすれ違いや溝が浮き彫りになるばかりで事態収束の見通しは立っていませんでした。

　そんな中、山口さんは2019年4月21日にNGT48劇場で行われた「逆上がり」公演の千秋楽に出演。101日ぶりにステージに立ち、公演の終盤では「何をしても不問なこのグループに、もうここには私がアイドルをできる居場所はなくなってしまいました」と卒業を発表していました。また、同公演では、長谷川玲奈さんと菅原りこさんも卒業を発表しています。

　公演から4日後、「卒業発表を終えて今の気持ちを改めて書きました」とあらためて自身の思いを画像4枚に渡って掲載した山口さん。「私、山口真帆はNGT48を卒業します。ファンの皆さんに卒業を伝えるのが本当に申し訳なくて、せめて笑顔でお伝えできたらと思っていたのですが、自分の前に発表したれなとりこの卒業が悔しくて、涙を堪えるのが精一杯でした」と長谷川さんと菅原さんに触れつつ、同公演を振り返りました。

　続けて、「アイドルを好きになってしまった自分を恨み、親の反対を押し切ってアイドルになった自分も恨みました。NGT48にならなかったら、こんな思いしなかったのではないかとも思いました」と無念の思いを吐露。しかし、「今はNGT48になってよかったと思っています」と前向きにつづっています。

　また、騒動のさなか寄り添ってくれていたという長谷川さんと菅原さん、村雲颯香さんについては、「誰に何を言われようが、自分たちは正しいことをしている自信がある。と、私を守ってくれました」と言及。「馴れ合いではなく、同じ意思を持った仲間だったので、私も信じられました」「NGT48にならなかったら、本当の友達を知らなかったかもしれません。こんな素敵な友達に出会えたことが私の宝物です」と感謝の思いを伝えました。

　さらに、ファンへの思いを伝えるとともに「皆さんに見せた最後の姿は、あのときの謝罪した姿のままだったのがずっと心残りでした」「他のメンバーではなく自分が傷つくだけならそれでいいと思いました。だけどファンの皆さんのことをすごく悲しませてしまいました。あんな姿を見せてしまってごめんなさい」と1月10日にNGT48劇場で開催された3周年記念公演で事件について謝罪したことにも言及。「だから千秋楽は最後の卒業発表まで笑顔でやり切ろうと思ったのですが、次の日のニュースで見た自分の姿は全然上手く笑えてなくて、あのとき皆さんが泣いてた姿がずっと頭に残っています」と後悔をにじませました。

　山口さんは、5月5日と6日に行われる握手会、18日の卒業公演をもって卒業。「あと2回の握手会、卒業公演、皆さんのこと笑顔にしたいです」「皆さんが私のことを支えてくれたように、今度は私が皆さんに元気を与えられたらなと思います」と卒業を控える今の気持ちを明かしています。

　今後については、「アイドルは辞めてしまうけど、1人の人として、皆さんにまた愛してもらえるような、強く優しい女性になりたいなと思います」「後ろ指を指されようが、自分が信じた道に向かって、真っ直ぐに生きていきたいです」と前向きな思いをつづり、「皆さんは私の宝物です」と支えてくれたファンへ感謝の気持ちを伝えています。

　山口さんが暴行被害に遭った騒動を巡っては、NGT48のスポンサーが次々に撤退、新潟県がスペシャルサポーターに起用していた「国民文化祭」「全国障害者芸術・文化祭」の広告契約の継続を保留する意向を示すなど余波は広がるばかり。17日にはファッションブランド「Heather」が荻野由佳さんをモデルに起用したプロモーションを掲載し、これに対して寄せられた厳しい意見を踏まえ、23日に広告コンテンツを削除していました。