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編み物で話題の英飛び込み金メダリスト、亡き父へささげる動画に反響 「泣けた」「お父さんも誇りに思うはず」(1/2 ページ)

デーリー選手「毎日頑張り続ける強さを与えてくれたのはパパ」

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 東京オリンピックで金メダルを獲得した英飛び込み競技代表トーマス・デーリー選手が8月10日にInstagramを更新。「夢を諦めないで」と亡き父との絆をフィーチャーする動画が感動を呼んでいます。


デーリー選手と父親(画像はトム・デーリー公式Instagramから)

 東京大会ではペアで金、個人で銅と2つのメダルを獲得したデーリー選手。動画は幼いデーリー選手が“野望”として、母国開催のロンドン五輪に出場する自身を描いた絵について説明する場面から始まります。北京五輪での7位入賞を経て、ロンドン大会に出場したデーリー選手は10メートル高飛び込みで銅メダルを獲得。続くリオデジャネイロ五輪でも銅メダルを得て、自身4度目となる東京でついに金メダルを獲得するに至りました。

 絵に描いた夢を実現させたデーリー選手ですが、「誰より自分を支えてくれた」という父ロバートさんは2011年、ロンドン五輪での息子の活躍を目にすることなく脳腫瘍のため死去。10年がたった今も、デーリー選手は「毎日頑張り続ける強さを与えてくれたのはパパ」と今大会での活躍は父親の存在があってこそだと強調しています。

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 デーリー選手は「オリンピックへの旅路に関わってくれた皆さんへ感謝」と、遠く離れた英国から中継を見守る家族や友人たちの姿を公開。中には母親や、映画脚本家で夫のダスティン・ランス・ブラックの姿も含まれ、また、3歳になる息子がテレビを指さして「これはぼくのパパ! ぼくの! パパだよ」とはしゃぐ場面も。いまや自分自身が父親となったデーリー選手ですが、「より良い父親になろうと毎日思わせてくれている」と亡き父親から影響を受け続けているとコメント。なお、息子は亡き父の名を継いでロバートと名付けられています。


「パパ頑張って」(画像はダスティン・ランス・ブラック公式Instagramから)

 大会期間中は、プールサイドで編み物をする場面がキャッチされ、プロ級の腕や五輪をモチーフにしたデザインが話題になることが多かったデーリー選手。別の側面からパーソナリティーを切り取った動画に「ブサイク泣きしてしまった」「くそ! 泣いてないっつってんだろ!」「お父さんもきっと天国であなたを誇りに思っているはず」と公開から半日あまりで5千件を超えるコメントが寄せられています。

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