真夏の炎天下、段ボールの中に捨てられていた子猫の姉妹 生後1週間→5歳の成長ビフォーアフターに感涙する
第2回は保護猫姉妹の「小桃」ちゃんと「小夏」ちゃんです。
近年、動物の虐待や飼育放棄、悪質な業者による販売、不適切な飼養が社会問題となっています。個人や団体、地域が行き場をなくした動物たちを守るため、日々保護活動に取り組む一方で、動物たちが命を失う悲劇は後を絶ちません。
環境省Webサイト「動物の愛護と適切な管理」は、2020年4月1日~2021年3月31日に殺処分された犬・猫の全国総数が2万3764匹と発表。昨今、国内では殺処分への否定的な意見と保護への関心が高まり、殺処分数は減少傾向、保護犬・猫の譲渡数は増加傾向を見せています。微力でも地道に保護という選択を伝え続けていくことが、動物たちの命を守ることにつながるかもしれません。
そこで、ねとらぼ生物部では保護動物と暮らす読者にアンケートを実施。寄せられた数々のエピソードと写真を紹介するとともに、尊ぶべき命の輝きや、愛する家族との暮らしの喜びを伝えていきます。
第2回は飼い主・ねこ(@neko_musk)さんと暮らす姉妹猫の「小桃」ちゃんと「小夏」ちゃん(現在の年齢はともに5歳)。以前、保護当時と5年後のビフォーアフター写真が、Twitterで「なんと美猫さんたち」「立派に育ってよかったです」「涙が出ます」と話題になった2匹です。
―― 2匹との出会いと、保護当時の状況を教えてください
ねこさん:2017年7月、2匹は段ボールの中に捨てられていました。当時の2匹は生後1週間くらいで、体重は170グラムほど。3日前から捨てられていたそうで、小さな体でぴったりと寄り添い合っていました。
小桃は疲れているのか鳴けない状態でした。一方、小夏は小さい体を振り絞るように驚くほどの大声で必死に鳴いていました。
保護時、猫用のミルクを与えたものの2匹はうまく飲めず、指に吸い付いてくるので、指伝えでミルクが口に入るよう少しずつ飲ませました。
徐々に哺乳瓶で飲めるようになって数日後には、一度の授乳でお腹がポンポンになるまで飲めるようになって安心しました。
―― 2匹の現在の様子を教えてください
ねこさん:保護時からずっと姉妹一緒のせいか、2匹で一緒にいることが多いです。ふくふくに育った姿を見ると、あのとき保護できて良かったと思います。
―― 最後に、2匹への思いを聞かせてください
ねこさん:真夏の暑いなか、段ボールで3日間頑張ってくれて本当に良かったです。
(了)
現在の姿から、2匹がとても幸せに暮らしていることが伝わってきますね。ちなみに小桃ちゃんの背中にあるハート模様は、子猫時代は真ん丸の形をしていたとのこと。大きくなるにつれてハート模様へと変化したそうで、まるで飼い主さんからもらった愛情を表しているようです。
飼い主・ねこさんのTwitter(@neko_musk)では、そんな2匹とのあたたかい暮らしの様子がたくさん見られます。これからも2匹仲良く、家族との愛情を育んでいってくださいね。
ねとらぼ生物部では、引き続き「保護動物のエピソード&お写真」を募集しています! 犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。
愛する家族との出会いのエピソードや、クスッと笑ってしまうかわいいお写真など、お気軽に【こちら】までお寄せください。皆さまからのご応募、お待ちしています。
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