「NAVERまとめ」本格事業化 100万円も夢じゃない新インセンティブプログラムとは人気まとめを作るコツも聞いてみた

NHN JAPANが「NAVERまとめ」を本格事業化。それに伴い、広告収益をまとめ作成者に還元するインセンティブプログラムを強化する。

» 2012年02月06日 11時00分 公開
[宮本真希,ITmedia]
画像 NAVERまとめ

 NHN JAPANは2月6日、「NAVERまとめ」を本格的に事業化すると発表した。これまではインセンティブプログラムを通じ、広告収益を全てまとめ作成者に還元していたため、運営側のもうけはゼロの状態だった。今後は収益を追求する一方で、インセンティブプログラムをさらに強化し、まとめ作成者への分配額を増やしていく。

 2009年7月にスタートしたNAVERまとめ。“キュレーション”の盛り上がりを背景に、昨年12月時点では月間1億9400万ページビュー、訪問者数1300万人まで急拡大した。成長のドライバーとなったのは、2010年11月から提供しているインセンティブプログラム。東日本大震災直後の昨年3月は特にアクセスが多く、40万円ほどのインセンティブを手にしたユーザーもいたという。

画像 コンテンツマッチ広告のほかに、Amazon.co.jpへのリンクを張ってアフィリエイトを得ることもできる

 インセンティブプログラムについてもう少し詳しく見てみよう。各まとめページには、テキストのコンテンツマッチ広告が表示されている。ここから発生する広告収益の総額をまとめ作成者に分配するのがプログラムの仕組みだ。まとめ作成者には、アクセス数をもとに付与する独自のポイントを割り当て、分配額を決めている。

 ベースとなる広告収益は、広告市場の影響を受けるので、1ポイントにつきいくらもらえるかは、毎月かなり変動していたという。例えば昨年10月は1ポイント当たり0.05円、昨年11月は1ポイント当たり0.08円だった。高いときで0.4円、低いときでは0.01円に満たないときもあった(ちなみに広告の配信元は昨年9月に差し替えている)。

 インセンティブが日々の広告収益の増減に左右されないよう、3月からは固定レート制を導入する。新レートは調整中だが、1ポイント当たり0.2円となる見込みで、事業収支の状況を見て四半期ごとに設定していく。運営側はこれまでもうけゼロである代わりに赤字もなかったわけだが、レートを固定すれば赤字を被る可能性ももちろんある。そこを本格事業化によってカバーし、さらにはサービス全体を黒字化させていく計画なのだ。

 有力なまとめ作成者や今後有望なまとめ作成者を選抜し、高額レートでインセンティブを支払う「まとめ報奨金制度」も3月に新設する。1ポイント当たり0.7円もらえる「レギュラー」と、1ポイント当たり0.4円もらえる「ルーキー」の2種類。仮に以前40万円を手にしたユーザーがレギュラー枠だったとすると、100万円を超える計算だそうだ。

 まとめ報奨金制度を適用されるためには、アクセス数などの条件をクリアする必要があり、運営側の審査も入る。タイトルであおってまとめの中身が伴っていないなど、「ユーザーをがっかりさせる行為」(同社執行役員の島村武志さん)があれば認められない。また1度適用されても、条件がクリアできない時期が続けば外されるため、継続してヒットまとめを作る必要がある。


画像 新インセンティブプログラム
画像 これは以前記者が作たまとめの分析画面。1194PVでインセンティブは28円。支払い申請は3000円を超えるとできる

 NAVERまとめの本格事業化にあたっては、NHN JAPANに経営統合されたライブドアのノウハウを活用していく。「ライブドアにはポータル事業を黒字化してきた強者がいて、ノウハウがあるので、合併メリットを最大限に生かしていく」と島村さんは語る。具体的にはNAVERまとめに新たにバナー広告を掲載するほか、企業が公式まとめを作るタイアップ広告の導入を検討している。売り上げは今年内に5億円、3年後の2015年には30億円規模を目指す。

 不正に訪問者数を増やす行為や、権利侵害、わいせつといった基準を違反するまとめに対しては、これまでと変わらず24時間のモニタリングで対応していく。まとめに使われた素材が許諾を得ているかどうかは「我々が理解するのは難しいが、権利者重視の姿勢は変わらず、通報を受ければすぐに対応していく」と島村さんは話していた。

人気まとめを作るコツを伝授

 インセンティブで100万円も夢ではないと聞くと、NAVERまとめに挑戦したいと思う人は多いのではないだろうか。島村さんにヒットするまとめの傾向やコツを聞いてみた。

 人気なのはハウツーもの。あとで読みたいと思わせることができれば、ソーシャルブックマークサイトなどを通じて広まる可能性が高く、注目を得やすい。「最新情報の勘所をうまくまとめてシェアするパターン」も人気だ。例えば「FacebookのIPO申請」といったビッグニュースがあれば、関連情報や切り口の違う記事をまとめるといった感じで「世の中が知りたいと思っているものを先に出す」のがコツという。

 1つの情報を深堀りしたまとめもよく読まれている。島村さんによると、少女時代のニュースをひたすら集めているまとめがあり、プチファンサイトのようになっているそうだ。このまとめ作成者は1件のまとめを更新しているだけでなのに「信じられないくらいアクセスが高い」という。そこのあなたも自分のセンスをNAVERまとめで試してみてはいかがだろうか。

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