チームラボが新オフィスにお引越し こだわりすぎて未完成な「遊園地」を見てきた:社長の“隔離部屋”も
チームラボが新オフィスへ移転した。すでに業務を開始したのに、猪子寿之社長や社員がこだわりすぎてまだ未完成らしい。同社が「遊園地」と表現するその場所を見せてもらった。
オフィスにこだわるIT企業は少なくない。チームラボもその1つだ。メモ帳になるデスクや受け付けのファミコンなどユニークなオフィスで知られ、オフィスのプロデュースを手がける関連会社・チームラボオフィスも展開している。そんな同社が2月13日、新オフィスに移転した。社員のこだわりやアイデアが詰まった「遊園地」なその場所を見せてもらった。
「なるべくみんなで一緒にいたい」からオフィスを統合!
新オフィスは、都内の水道橋駅近くの7階建てのビルにある。旧オフィスからは徒歩5分の距離にあり、創業から現在までずっと文京区内にオフィスを構えている。東京大学出身の創業メンバーがキャンパスのある文京区に特別思い入れがあるから……という訳ではなく、なぜかいつも「たまたま文京区」だそうだ。
現在の従業員は250人近い。旧オフィスは150人が限界で、近くに部屋をいくつか借りて補っている状態だったため、移転を決めた。社員全員の顔が同じ場所に揃わないのは「すごく良くない。なるべくみんなで一緒にいたい」というのが、猪子寿之社長の持論だ。ちなみに東京以外には上海に拠点がある。
もちろん新オフィスはチームラボオフィスの手によるもの。チームラボオフィスは建築家の河田将吾さんと猪子社長が代表を務めており、これまでにピクシブの本社やリクルートメディアテクノロジーラボなどを手掛けている。
工作室に猪子社長の「隔離」部屋も
新オフィスは4階〜7階と屋上の5フロア。4、5、7階は執務室で、6階がミーティングスペースとエンジニアがガジェットを作るための「工作室」になっている。執務室は部署ごとではなく、プロジェクトのチーム単位で分割されているため、企画ごとに座席を移動する仕組み。今回記者は、「チームラボらしさ満点」という6階を中心に取材させてもらった。
最もこだわって作ったのは6階の床。壁際から順に海、砂浜、お花畑、森のイラストがビットマップ画像っぽい雰囲気で描かれている。給湯室や喫煙所の近くには火のキャラのイラスト――という風に、隠れキャラも描かれストーリー性を持たせた。立っていると「まるで自分がゲーム空間の中に入ってゲームをしている気分に」なれるそうだ。
ミーティングスペースにはこれまでなかった個室が。隣の会議の内容が聞こえてしまったり、「猪子の声がうるさい」という苦情(?)が相次ぎながらも、ワンフロアにテーブルを並べることにこだわっていたが、海外とのSkypeミーティングが増えてきたので“隔離部屋”を作ったという。ここには、同社のアニメーション作品「生命は生命の力で生きている」の元絵を描いた社長お気に入りのテーブルや、映像作品「花紅」のサイネージが飾られている。
会社の受け付けといえば、綺麗なお姉さんが待機しているか、電話機が置かれているのが定番だが、同社の場合は「Face Touch」なるシステムがどーんと構える。タッチパネルを搭載し、全社員の顔写真を表示。来訪者がタッチすると、独自の社内チャットを使って担当者にポップアップで知らせる。
取材時にはまだ完成していなかったが、少し触らせてもらった。部署や名前をど忘れしてしまっても顔をなんとなく覚えてさえいれば、写真から選び出せるのがありがたい。画面左端に表示されるカテゴリを選択すれば、部署や職種を絞り込んで担当者の名前を呼び出すこともできる。
現在は移転したてのため、Face Touch以外にも本棚やテーブルなど未完成なものが多い。上海オフィスやほかの階をつなぐビデオ中継システムの設置も間に合わなかった。当初の予定では引越しまでに完成するはずだったが、猪子社長が「机の柄を変更したい」「動物っぽい椅子も欲しい」などと新たな意見を出し、職人気質の社員たちがそれに応えようと、「200パーセント」の力を出して完成を目指しているため、大幅に遅れが出ているそうだ。
完成予定は3月上旬。移転後「慣れない」「ださい」と不満を漏らしていた社員たちも、勝手にカスタマイズし始めており、「なんだかんだ居心地良くなって」きているそう。エレベーターが1台のみという不便さはあるが、それを解決するためのツールの制作も進んでいる。屋上には「プレハブや菜園を作りたい」との声もあり、今後の進化が楽しみだ。
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