女子大生に「Facebook」疲れなし? 女子アプリコンテスト受賞者に聞いた今時ネット事情(1/2 ページ)
ギークではない普通の女子がスマホアプリを作るコンテストで入賞した、「一般女子の感覚」を持った女子大生2人組にイマドキのネットやアプリ事情について聞いてみた。
ギークでなくても、アプリを作れるようになる――IT・デジタルコンテンツ専門スクールのデジタルハリウッドが「JointApps」というアプリ作成アプリを年内にリリースする。いろいろな機能が搭載されたブロックを選んでつなげるだけで自分の好きなアプリを作れるというものだ。
このJointAppsを使ってスマホアプリを制作するコンテストが、女子高生・女子大生限定で開かれた。参加者には、写真を使うことが必須、制作時間に制限があるなどの条件が課された。
1日4時間×2日でアプリを作る
コンテストの候補者は9組(1組1〜3人)。審査会の会場には高校2年生から大学4年生まで若い女子が次々と登場した。彼女たちが発表したアプリは、撮影した写真をデコって即SNSに投稿できるアプリ、写真と音声を使ってサプライズ用の画像を作るアプリ、料理写真とお店を記録するためのアプリ、4枚の写真と4文字で気持ちを伝えるアプリ、あみだくじを作るアプリなど、制限のある中でも工夫していることが伝わってくる。1組10分程度のプレゼンも、パワーポイントで上手くまとめ、トークも軽快。最近の若者のレベルは高いなぁと、当時の自分と比べ、堂々した億さない姿に感心してしまう。
審査員はインテルの代表取締役社長 吉田和正氏と、デジタルハリウッドの代表取締役社長兼CEO 古賀鉄也氏。2人の審査により、写真と音声でサプライズ用の画像を作る「写真と音でサプライズ」を作った「チームれっどぶる☆」にデジタルハリウッド賞、4枚の写真と4文字で気持ちを伝える「気持ちを伝える 君に届け!」を作った「チーム地学」にインテル賞が贈られた。
チームれっどぶる☆は慶野奏さん(青山学院大2年)、髙木萌香さん(国際基督教大2年)の2人組。アプリを作ってはいるが、ギーク女子とはほど遠い、普通の女子大生。見た目にも気を使っている子たちでかわいい。
苦労した点を聞くと、「1日4時間限定で2日で作ると決められていたことです」と慶野さん。髙木さんは「2人の日程がどうしても合わず、2日目は慶野さんに任せきりになってしまったことですね」と苦笑。初日に綿密なブレストをしてコンセプトを考え、2日目から本格的にアプリ作りに着手し始めた。
「JointAppsを使ってプログラムが組み込まれたブロックを組み合わせていきます。最初にやり方さえ分かれば作れるようになります」と慶野さんは話す。アプリが好きだったり、アプリ作りに興味があったりするものの、ITの知識に詳しいわけではない――そういった子たちにとって、JointAppsは「アプリ開発の最初のきっかけ」となりそうだ。
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