半熟の目玉焼きがパンに合う! パズーとシータも食べた「ラピュタパン」は簡単すぎるのに激ウマだったねとめし

アニメ「天空の城ラピュタ」に登場する食事といえば、そう、あのラピュタパン。ネット上でもたびたび話題になっているアレだ。そんなにおいしいなら作るしか! ということで作ってみた。

» 2013年04月15日 19時36分 公開
[池田園子,ITmedia]

 子どもも大人も憧れる食べ物、ラピュタパン。ジブリアニメ「天空の城ラピュタ」に登場する、トーストに目玉焼きが乗っただけのシンプルな食べ物だが、代表的な「アニメシ(アニメに出てくる食べ物)」として根強い人気を誇っている。

 その証拠に、Googleで「ラピュタパン」と検索すると、およそ59万件のページがヒットし、実際に作って食べてみた感動が多くつづられている。「簡単なのに激ウマ」「シンプルだけど美味しい」といった声が目立つ。

 これは確かめてみるしかないと思い、クックパッド掲載の「ラピュタパン」レシピを参考にして、実際に作ってみることにした。

画像 黄身の半熟感とチーズっぽく変化したマヨがポイント

レシピすらいらないお手軽料理

 用意するのは食パン、卵、マヨネーズ、以上。本家本元のラピュタパンは食パンと卵だけだが、それでは「がっかりする味になる」というネット上の書き込みを発見してしまった。確かにその2つの食材だけだと、容易に想像できる味になってしまいそうというか、味気ないというか、パンに必要な「脂っぽさ」が欠けている感じ。というわけで、レシピを参考の上、マヨネーズをプラスすることに。

画像 耐熱皿の上に食パンをセットし、マヨネーズで堤防を作る

 作り方は本当に簡単で、レシピすらいらないくらいだと思う。でも、一応軽く説明しておくことにしよう。事前にオーブントースターを温めておくのを忘れずに。まずは食パンの上にマヨネーズで“堤防”を作る。その中へ卵を割り入れるため、できるだけ頑丈な堤防にしておく必要がある。自宅にあったのが絞り口の細いマヨネーズだったので(※)、写真のようにやや時間をかけて丁寧に堤防を作った。

※読者からご指摘いただき、「マヨネーズは赤いキャップを外せばいつもの星型の絞り口が出てくる」ということを生まれて初めて知りました。アホな私……。目からウロコな情報をありがとうございました。

画像 卵を割り入れる時は、堤防の外にはみ出さないよう気をつけて

 次に卵を割り入れる。堤防の作りを頑強にしていたせいか、マヨネーズの外へ卵が溢れ出てしまう事態は避けられた。ホッとひと安心。ただ、卵は意外とボリューミーな存在なので、堤防の面積を広げるべく、もう少しだけマヨネーズの位置を外側にしても良かったかもしれない。

画像 オーブントースターに食パンを入れ、焼き上がるのを楽しみに待つ

 さて、これで準備は完了。いよいよこの食パンをオーブンに送り込む。行ってこいよという気持ちで見送る。お腹の弱い私は、ある程度卵に火を通しておきたいという個人的な事情から、パンを焼く時間を7分とやや長めに設定した。

画像 扉を開けるといい香りが!

 オーブンの扉を開けると、香ばしい香りがぷーんと漂って、匂いだけでも美味しそうな印象。マヨネーズには茶色い焼き色がついた状態になっている。卵はマヨネーズの堤防の中で、半熟の目玉焼きに姿を変えている。よし、いただきます!

画像 マヨネーズに茶色い焦げ目がついた。いただきます!

マヨネーズのとろーり感と、半熟卵のハーモニー

 口の中に入れると、マヨネーズがチーズのようなとろーり感に変化し、目玉焼きのやわらかい黄身とミックスされて、濃厚な味わいが広がっていく。ウマいぞ、これは! この濃い感じがたまらん。そしてマヨネーズはやはり必須だったと思う。このクリーミー感を作れるのは、チーズを除くとマヨネーズしかないはずだから。

 また、卵は焼きすぎてもいけない。ほどよく半熟でとろとろ感が残っているのが理想的だ。一方、白身はきちんと固まっていた方が食べやすくていい。いずれにせよ「半熟目玉焼き×食パン」の相性は抜群だということが、今回の件でよく分かった。

画像 とろーり半熟の黄身が濃厚でウマい

 今回はシンプルな調理法でいただいたが、上にケチャップやチーズ、醤油などをかけて「進化系ラピュタパン」を作るのもありだろう。現にネット上には、ベーコンやハム、野菜などまで乗せられた、もはやラピュタパンを超えた、ボリューミーな未来型ラピュタパンのレシピが溢れている。これらも試す価値ありだ。

 簡単すぎるのにウマすぎた。まずは、ここでご紹介した“元祖系ラピュタパン”を朝食メニューに試してみてはいかがだろうか。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  2. /nl/articles/2412/10/news133.jpg 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  3. /nl/articles/2412/12/news089.jpg フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/14/news081.jpg 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  5. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  6. /nl/articles/2412/15/news002.jpg 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. /nl/articles/2412/14/news038.jpg 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」
  8. /nl/articles/2412/14/news063.jpg 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  9. /nl/articles/2412/14/news002.jpg 【今日の難読漢字】「男衾」←何と読む?
  10. /nl/articles/2412/15/news024.jpg おじいちゃん「昔はモテた」→孫は信じていなかったが…… “今では想像できない”当時の姿が140万再生「映画スターのよう」【米】
先週の総合アクセスTOP10
  1. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  2. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  3. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  4. 高校生のときに付き合い始めた2人→10年後…… 現在の姿に「めっちゃキュンってした」「まるで映画の世界」と1000万表示突破
  5. 大谷翔平の妻・真美子さん、ZARA「8000円ニット」を着用? 「似合ってる」「シンプルで華やか」
  6. 新幹線で「高級ウイスキー」を注文→“予想外のサイズ”に仰天 「むしろすげえ」「家に飾りたい」 投稿者に感想を聞いた
  7. 高校生時代に父と撮った写真を、29年後に再現したら……再生数1000万回超えの反響 さらに2年後の現在は、投稿者に話を聞いた
  8. 散歩中、急にテンションが下がった柴犬→足元を見てみると…… 「そんなことあります?」まさかの原因が860万表示「かわいそうだけどかわいい」
  9. コメダのテイクアウトで油断して“すさまじい量”になってしまった写真があるある 受け取ったその後はどうなったのか聞いた
  10. 「やめてくれ」 会社で使った“伝言メモ”にクレーム→“思わず二度見”の実物が200万表示 「頭に入ってこない」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」