100年以上変わらない黒板をみんなのアイデアで変える「みらいのこくばんプロジェクト」始動
「チョークを持つと手が汚れる」といった黒板への悩み・気付きを元に、新しい黒板を作り出すプロジェクト。
学校制度開始から100年以上経っても、ほとんど形を変えずにきた黒板。みんなの「こんな黒板いいな」というアイデアを集めて新しい黒板をつくる「みらいのこくばんプロジェクト」がスタートしました。黒板の老舗メーカー・サカワと面白法人カヤックの共同によるもの。
同プロジェクトで学校に調査したところ、電子黒板が全国に導入されつつあるものの、結局先生のほとんどが従来の黒板で板書をしながら授業をしていることが判明。また多くの学校は、導入コストの問題で今の黒板を取り除くのは難しいそうです。
そこで従来の黒板を変えるべく、同プロジェクトではTwitterのハッシュタグ「#みらいのこくばん」で黒板への悩みや気づきを募集しています。内容は「チョークを持つと手が汚れる」「爪で引っかくとイヤな音がする」といったちょっとした悩みから、遊べる・食べられる黒板などの妄想までなんでもありです。そして拾い上げたアイディアを「みらいのこくばん委員会」で検証し、本当に実現させます。
すでに学校の先生の悩みを元に、普通の黒板の上にタッチで反応するプロジェクタを組み合わせたハイブリッドな黒板のプロトタイプを開発しています。例えば2点をタッチするだけで直線が引けたり、マス目や楽譜の五線といったガイド線を黒板に表示させたりができます。5月の「教育ITソリューションEXPO」に出展したところ、従来の黒板を生かして機能もそこまで派手にしない、地に足のついた案としてとても評判がよかったそうです。
プロジェクトの様子は公式Facebookページで随時更新していくとのこと。ハッシュタグ「#みらいのこくばん」でのつぶやきが、新しい黒板を生み出すかもしれません。
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メールやアプリによるトラブルに子どもたちが巻き込まれないための予防策とのこと。
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