専門店が続々登場! 台湾スイーツ店巡りをしてみた
不思議なおやつがいっぱい
昨年頃から、専門店が続々日本に登場しブームとなっている台湾スイーツ。カキ氷やタピオカミルクティーなど、台湾のデザートと言えば夏に食べるもの、というイメージの人も多いのではないでしょうか? でも、まだまだ未開拓の台湾フード、実は冬こそおいしいデザートがたくさんあるのです! 今回は、知る人ぞ知る台湾スイーツをご紹介!
ホットがオススメ!? タピオカミルクティー
まずは、ここしばらくブームとなっているタピオカミルクティーをご紹介。「今更タピオカミルクティー? 飲んだことあるよ!」なんて思った人もいるかもしれませんが、今回飲んでみたのはホットのタピオカミルクティー。夏に飲むアイスミルクティーとはまた違ったおいしさがあるのだとか。向かったのは、タピオカミルクティー発祥の店とも言われている(「春水堂」)。おじゃました表参道店は、ショップが立ち並ぶ閑静なストリート沿いにたたずんでおります。
早速、タピオカミルクティー(480円)をホットで注文! 白いマグカップに、たっぷり注がれた熱々のミルクティーは見ているだけで幸せな気分に。いれたては表面が泡立つので、「バブルティー」と呼ぶ国もあるそう。さて、お味のほどは? 自販機のミルクティーの味が舌に擦り込まれている筆者、一口目から衝撃を受けました。口に入れると、ミルクとシロップの優しい甘さが広がり、紅茶特有の香りと深みが余韻に残ります……! 甘めのドリンクなのですが、ミルクのこってり感よりもお茶の味が際立つち、さっぱりとした口ごたえでした! もちろん、マグの中にはもちもちのタピオカがたっぷり! スプーンですくって召し上がれ。
ミルクで茶葉を煮だすロイヤルミルクティーに対して、台湾のミルクティーはお茶とミルクをシェイクして作るのだそう。店舗の方いわく、「もともと台湾では、お茶はホットが定番。温かい状態で飲むと、お茶本来の味をより楽しめる」とのこと。寒い日に飲むと、ほっと一息つけそうです。
冬至や旧正月の伝統食! 湯圓(タンユエン)
次に紹介したいのが、中国・台湾の白玉だんご「湯圓(タンユエン)」。現地では、冬至や旧正月に食べる菓子として知られているらしく、まさに冬にオススメの台湾スイーツなのです。向かった先は、吉祥寺にあるカフェ(「月和茶」)。台湾の家庭料理やお茶が楽しめるこちらのお店、外観や内装も異国情緒たっぷり。
台湾出身のオーナー、楊明龍さんに台湾スイーツの良さを聞いてみると、「台湾のデザートは果物や薬膳を使った物が多いので、ヘルシーで身体にも優しいところが魅力」とのこと。こちらの湯圓も、薬草を煮だしたスープの中に、団子のほか白きくらげや龍眼、クコの実といったトッピングが入っています。なんだかすごく身体によさそう!
実際に食べてみると……予想以上にさっぱり! それぞれの食材は主張の強い味なのですが、しっかり煮詰められたスープの中で見事に調和。ほどよいとろみが特徴のスープは、薬草の優しい甘さがアクセントとなってペロリと飲み干せそうです。メインの団子のほうは、胡麻餡・お茶・タロイモをベースにした3種類の味が楽しめます。
ちなみに、月和茶では冬季限定で、緑豆とココナッツミルクベースの汁粉、豆乳ベースの汁粉、杏仁ベースの汁粉など、いろいろな種類の湯圓を提供しているようです。湯圓はボリュームもあるので、おやつや間食に持って来いの一品でした。
薬草の風味が癖になる! 焼仙草(しょうせんそう)
最後にご紹介するのは、こちら「焼仙草」。同じく月和茶での注文です。
仙草と呼ばれる薬草を煮詰めて作った温かいデザートで、高血圧や二日酔いにも効果があるそうですが……なんか苦そう。食べる前から、ほんのり漢方のような匂いが漂ってくるような……。ドキドキしながら実食してみると……おや? 苦くないぞ! むしろ、口にした瞬間は練乳風味が勝っているぐらいです。一口二口と咀嚼(そしゃく)するごとに、仙草特有の味が口に広がりますが、すごく食べやすい! 練乳の甘さと仙草のほろ苦さが独特のコクを生み出して、やみつきになりそうです!
焼仙草を使ったデザートは冷やしてもおいしいらしく、台湾では春夏秋冬食べられているそうです。甘さ控えめで身体にもよいので、ダイエット中の人にもオススメ! こってりホイップやバターを使ったケーキもいいけれど、ヘルシーな台湾のおやつも捨てがたい! 2015年度もブームが続くと言われている台湾スイーツ。みなさんもお気に入りのお店を発掘してみてはどうでしょう?
(松原麻依/清談社)
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台湾は相変わらずすごいな!
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