横溝正史ファンにとってのハロウィンはこれからじゃ! 倉敷市で「1000人の金田一耕助」11月21日に開催
街をあげての一大イベントなのです。
横溝正史が疎開中に名探偵・金田一耕助シリーズを発表した場所として知られ、横溝ファンの聖地と呼ばれる岡山県倉敷市真備町。そんなゆかりの地を、金田一耕助や作品に登場するキャラクターになりきって歩くイベントが11月21日に行われます。その名も「1000人の金田一耕助」。なにそれめっちゃステキやん。
このイベントは「巡・金田一耕助の小径」というイベントの1つで今年で7回目。金田一耕助や金田一耕助シリーズに登場するキャラクターに扮(ふん)し、「本陣殺人事件」の舞台となった土地を歩いて巡ります。道中では、真備町の人々が小説の一場面を再現したり、「犯行再現体験会」なるイベントも行われます。昨年は、金田一耕助だけではなく「犬神家の一族」の犬神佐清や「獄門島」に出てくる釣鐘など、クオリティの高いコスプレを披露する人もいたとか。
「巡・金田一耕助の小径」および「1000人の金田一耕助」は昨年頃からTwitterなどSNSで盛り上がり、イベントのまとめも作成されています。今年は「巡・金田一耕助の小径」のアカウント(@1tkin)が、10月31日に「倉敷市のハロウィンは2015年11月21日」「1000人の金田一耕助ハロウィン」と投稿したツイートが拡散され、話題となっています。
コスプレについては、横溝正史作品のキャラクターだけでなく、他作家の名探偵衣装での参加も歓迎とのこと。また、全裸以外の制限はないそうで、白塗りの犬神佐清が増殖中だそうです。また、金田一耕助役を演じた俳優によっても細かい違いがあるそうで、中には中尾彬さんバージョンの金田一耕助に扮した人もいたとか。金田一耕助シリーズは多く映像化されているだけに奥深いわ……。
なお、イベントに参加する場合、11月13日までに参加予約が必要となります。また、イベント終了後オプションとして意見交換会も行われます(要事前予約)。
(あまにょん)
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