「キリストの降誕祭」始まる! ところで日本以外の国は、どんなクリスマスを過ごしているの?
クリスマスの習慣は世界と日本ではどれほど違うのでしょうか。
今夜、そして明日の夜は、家族みんなでアットホームな時間を過ごしたり、豪華な料理やケーキを囲んでのパーティや、恋人とロマンチックな夜……など、様々なクリスマスを楽しまれることでしょう。
そもそもクリスマス(12月24日夕刻〜25日)といえば、イエス・キリストが今から約2000年前にベツレヘムの馬小屋で生まれたことを祝う降誕祭ですが、クリスマスといってもその過ごし方は国によって千差万別。今回ご紹介するのは、多彩なクリスマス習慣。世界と日本ではどれほど違うのでしょうか。
どんなふうに違うの? 各国のクリスマス
美しいイルミネーションに彩られた街は、まさしくクリスマスカラー一色ですが、どうやら、世界のクリスマスは日本と少し違うよう。さて、どのように違うのでしょうか……。
真夏にクリスマス! オーストラリア
オーストラリアは南半球なので、日本とちょうど反対の“夏”にクリスマスが行われます。サンタクロースは半袖で、クリスマスソングに「Summer’s day」というひと言が入っています。なかには海辺でバーベキューをしながらお祝いする人も!
クリスマスイブは会社で ブラジル
ブラジル人の約7〜8割がカトリック教徒ということもあって、クリスマスは盛大に行われ、街中もイルミネーションでにぎやかな雰囲気に。オーストラリア同様、クリスマスの季節は夏まっただ中。そしてイブの日は会社でクリスマスパーティを開くのがブラジル流です。午前中は会社で少し働いて、午後からパーティをします。
年明けも続くクリスマスムード スペイン
日本のクリスマスは25日を終えると一気に正月ムードに移行し、翌年に向けての準備が始まりますが、スペインではキリスト生誕祭である12月25日から、東方三賢人がキリスト生誕を祝いに来たといわれている年明けの1月6日まで、ずっとクリスマスが続きます。
友人知人の家をたずねる メキシコ
メキシコでは「ポサダ」という習慣があります。キリストの母マリアと義父ホセが、出産する場所を求めて家を訪ねてまわったことに由来し、12月16日からポサダの歌をうたい、ロウソクを持って友人や知人の家を訪ねてまわります。
サンタクロースが13人! アイスランド
アイスランドのサンタクロースは一人ではなく、なんと13人もいます。普段は山に住んでおり、12月12日から順番に一人ずつ山から降りてくるといわれています。これは、いたずら好きなお化けがサンタクロースに変化し、町に出てくる、というヴァイキング時代の民話からきているのだそう。
冬のおじさんって? モンゴル
モンゴルにやってくるのはサンタクロースではありません。その名も「冬のおじさん」です。一般的なサンタクロースは赤い服のイメージですが、「冬のおじさん」は青色のデールが特徴。12月25日に祝うのではなく、12月の好きな日に「新しい年=シンジル」という名前で祝います。
ケーキの種類もさまざま! 各国おいしいケーキが勢ぞろい
クリスマスケーキにも各国のお国柄がでています。日本のクリスマスケーキといえばショートケーキやチョコレートケーキが一般的ですが、ほかにも切り株のかたちをしたヨーロッパの伝統的なケーキ「ビシュッド・ノエル」も、最近よく見かけるのではないでしょうか。
他国にもクリスマスならではのケーキがたくさんあります!
フランス「プラム・プディング」
干しブドウや砂糖漬けの果物の皮などをさらに洋酒に漬け、それと小麦粉、卵、香辛料などを合せて蒸したもので、日本のプデイングとはイメージが異なります。
ドイツ「シュトレン」
生地にドライフルーツやナッツが練り込まれており、表面に砂糖をまぶしたお菓子。ドイツのクリスマス菓子として有名です。
イタリア「パネットーネ」
小麦粉にレーズンや砂糖漬けのフルーツ、バターを加えてじっくり焼き上げた伝統的なもの。ケーキというよりパン菓子に近いかもしれません。
オランダ「スペキュラース」
薄くぱりぱりとしており、スパイスがきいたクッキーです。白ごまやシナモン、ショウガ、ナツメグなどが入っています。
いかがでしたか──。今日から明日にかけては、ケーキ業界にとって最大の書き入れどき。
最近ては、趣向を凝らした高級ケーキの売れ行きも好調のようですが、皆さんが今年購入したケーキは、どんなケーキですか? いずれにせよ、家族や気の合う仲間と食べるケーキは美味しいもの! ぜひ楽しい時間を過ごしてくださいね。
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メ゙ェ゙ェ゙ェ゙リークリスマス!
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