SMAP香取、不老不死役でテレ朝初主演 萩尾望都の「ポーの一族」モチーフのドラマ
本広克行監督とのドラマは「蘇る金狼」(日本テレビ)以来17年ぶり。
SMAPの香取慎吾さんが、萩尾望都さんのマンガ「ポーの一族」をモチーフにしたスペシャルドラマ「ストレンジャー〜バケモノが事件を暴く〜」に主演する。テレビ朝日系3月27日21時から放送。
香取さんが演じるのは、不老不死の肉体を持ち、時代をさまよい続ける“バンパネラ”の三杉晃。一度は自殺を試みるも、真理亜という謎の美少女に命を救われ、その日を境に不老不死として生きてきたという役どころ。14年前に「20歳になったら迎えに来る」と約束した少女・香織を迎えにやってきたところ、香織は何者かに殺害されてしまう。連続殺人事件の現場に現れたことで、事件を追う刑事に疑惑を抱かれるところから物語が動き出す。
香取さんがテレ朝ドラマに主演するのは初めてのこと。三杉を不老不死の身体にした“バンパネラ”一族の末裔・真理亜役は中条あやみさん。ほかにも段田安則さん、音尾琢真さん、益岡徹さん、萩原聖人さんらが脇を固める。
監督は「踊る大捜査線」シリーズの本広克行さん。香取さんが本広監督とタッグを組むのは映画「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望」以来約4年ぶりで、ドラマは「蘇る金狼」(日本テレビ)以来17年ぶりとのこと。
香取さんは役柄について「少し前に(映画で)宇宙人の役をやっていましたが、今回は“バンパネラ”ということで、いよいよ人間じゃないことがバレはじめたかな……(笑)」とコメント。本広監督が気軽に「慎吾」と呼んでくれることに、「あぁ、本当に若い頃から知ってくださっている監督さんなんだな」とうれしく思っている様子。
「『ストレンジャー』は不思議な作品なので、監督からは『感情なしで(演じて)』と言われました。感情なく演じるというのは難しい部分もありましたが、撮影しているときに監督が『このドラマ、すごく面白そう!』と言っているのを聞きまして。撮影中に監督がそんな風に言う作品というのはなかなかないので、なんだかうれしくなりましたし、僕自身も出来上がりが楽しみでワクワクしています」とコメントしている。
あらすじ
都内で、首を絞められた後に頸動脈に穴を開けられ、血が抜かれるという殺人事件が立て続けに二件起きる。刑事の佐伯章二(萩原聖人)らは、シリアルキラーによる連続殺人事件も視野に入れながら捜査を継続する。
その頃、大きなスーツケースを抱えた男・三杉晃(香取慎吾)と謎の美少女・真理亜(中条あやみ)が深夜バスから降り立つ。古書店の店主・前島康夫(段田安則)のもとを訪ね、“香織”という女性を迎えに来たと告げる三杉。前島は、そう話す三杉の姿が鏡に映っていないことを指摘し「気を抜くな」と忠告する。一見普通の人間と何ら変わらない三杉たちだったが、実はふたりには秘密が…。彼らは歳をとらずに生き続ける不老不死、バンパネラの一族だったのだ!
前島の勧めで三杉はかなり古びたマンションの一室を借り、中学校で産休補助の英語教員として勤務しはじめる。
そして約束の夜、伊東香織(宮下かな子)を迎えに公園に向かった三杉だったが、その途中で自殺を図った女性・相沢陽子(愛原実花)を手当している間に香織が何者かに殺害されてしまう!
血は抜かれていなかったものの、香織も連続殺人事件の被害者であると推測した佐伯は捜査を開始。香織の身辺を探るうちに、彼女が児童養護施設の出身であることが分かる。
そこで当時の様子を聞いた佐伯は、香織の「大人になったら“お兄ちゃん”が迎えに来てくれるの」という言葉が気になり…。さらに、香織の言う“お兄ちゃん”が三杉のことではないかと考えた佐伯は、三杉晃という人間について、そして連続殺人事件との関連について調べはじめる。
佐伯が自分たちの身辺を探っていることに勘付いた三杉は、真理亜とともに事件の真犯人を見つけ出すことに……。やがて三杉のことを調べた佐伯は、衝撃的な事実を目の当たりにする。
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