何も理解できねぇ! オーケストラ中に卓球で太鼓を打つ「ピンポン協奏曲」がカオスで頭がピンポン球になりそう

笑えばいいのか感動すればいいのか。

» 2016年03月15日 15時18分 公開
[コンタケねとらぼ]

 オーケストラ「ピンポン協奏曲」が、カオスすぎて何一つ理解できないと話題です。その特徴は、オーケストラが演奏する中、前方で卓球をしながらピンポン球で大太鼓をたたくというもの。文章で書くと「何言ってんだこいつ」といわれてしまいそうですが、本当にそのままなので仕方ありません。




ピンポン協奏曲の全容

 この「ピンポン協奏曲」、曲の最初は女性のバイオリンソロから始まり、至って普通です。そんなカオスな演奏が始まる予兆は、特に見当たりません。前方に卓球台が置かれていることを除けば。オーケストラの前方に置かれた卓球台の場違い感やばい。


出だし 出だしは普通


卓球台 卓球台を除けばね

 2分ほどバイオリンソロが続いたところで、他の楽器も入ってきます。と同時に、男性が卓球台をブラシとドラムスティックでリズミカルにたたき出しました。なんじゃこりゃ。また、卓球台の上には瓶が置かれており、こちらもたたいてリズムを刻んでいきます。


たたく 卓球台が楽器に!?

 続いて、卓球台の前に一組の男女が登場。オーケストラが鳴り響く中、普通に卓球が始まりました。一体何が起きているんだ。


卓球 なぜここで卓球を

 一応ラリーのスピードは曲のテンポにあわせているもよう。ちなみに卓球をしているのは、両方とも米国の卓球プレイヤー。女性はアリエル・シンさん、男性はマイケル・ランダースさんです。

 卓球が始まっても、卓球台をたたいていた男性はそのまま続行。卓球をしている横で、同じ卓球台と瓶をたたき続けています。邪魔。誰がどう見ても邪魔。卓球台をもう一台用意するとか、他のものをたたくとかでは駄目だったのでしょうか。また、台の前方に予備のピンポン球が用意されているのですが、なぜかでかいプラスチックケース2つに目いっぱいと異常な量入っています。


邪魔 どう見ても邪魔


予備 プラスチックケース目いっぱいの予備球

 曲が進むと、台をたたいていた男性は退散。別の場所で打楽器のソロが始まるのですが、この打楽器がまたも空の瓶など楽器らしからぬものばかりですし、よく見ると裏返した卓球ラケットらしきものをたたいているように見えるのですが気のせいでしょうか……。


ラケット これは……ラケット……?

 打楽器のソロが終わると、オーケストラの演奏と卓球も再開……ってハンドドラム(鈴のついていないタンバリン)で卓球しとるぅぅっ!


タンバリン プロによるオーケストラ・ハンドドラム卓球

 日本にはスリッパ卓球なる種目があるそうですが、こちらはオーケストラ・ハンドドラム卓球です。なんという未知にして無限の可能性を感じる種目。やっぱり米国はスケールがちげえや!

 なお、ハンドドラムパートは短く、すぐにしまってしまいます。また卓球ラケットに持ち替える……と思ったら大間違いで、次に出てきたのはまさかのワイングラス。いよいよ大道芸じみてきました。ただしラリーをするわけではなく、男性がワイングラスでピンポン球を打ち出し、女性は手でキャッチするのみ。


ワイングラス そうきたかー

 ワイングラスパートもやっぱり短く、次に出てきたのは……またハンドドラムです。天丼芸とはよく分かっていますね。


ハンドドラム またかぁ

 最後に卓球ラケットに持ち替えて全力でラリーをし、前半部分が終わります。一度間をはさみ後半が始まるのですが、後半は開幕から卓球台の上に大太鼓が乗っかっているという、もう何が起きても驚かない覚悟を最初から決めさせてくれるパワフルな光景からスタート。


大太鼓 !?

 最初はバイオリンと打楽器による演奏から始まり、他の楽器も途中から演奏を開始。一方卓球プライヤーたちは、2人共卓球台の横に置かれているつるされた金属の板に向かってハンドドラムでピンポン球を打ち出してぶつけまくっていました。すみません、自分で書きながら全く意味が通じている気がしないのですが、他に書きようがありません。ちなみに打ち出したピンポン球は、容赦なくその辺に散らかってます。


金属の板 なんなんだこれは……


ぶつかる バシーンバシーン

 曲が進むと今度は普通に卓球がスタートしますが、その横では卓球台の上に置かれた大太鼓がたたかれています。邪魔。圧倒的に邪魔。卓球台の半分を大太鼓が占めています。さっきからどうしてこう卓球をしてる同じ台で別の演奏を同時進行させようとするんだ。


圧倒的邪魔 邪魔過ぎる

 この後はしばらく静かなパートが続き、卓球は一時ストップ。そこから曲が盛り上がり始めると、卓球台の上に置かれた大太鼓で壁打ちが始まりました。男性は小さく打ってラリーを続け、女性は大太鼓に向かって全力でスマーッシュ! ピンポン球が当たった時の音が耳に残ります。その横では、相変わらず卓球台がたたかれていました。邪魔。


壁打ち 今度は大太鼓に向かってピンポン球をぶつけています

 そして、いよいよラスト。ハンドドラムに持ち替え、男性が球を出し女性がひたすら大太鼓に向かってスマッシュを続け、曲が盛り上がったところで演奏と卓球がピタッとストップ。これで終わりか……いやぁ、すごい曲だった……。


持ち上げ と思うじゃん?


ひっくり返す そぉい!!

 と思いきや、バイオリン奏者と打楽器奏者が卓球台の前まで静かに前進。予備の球が大量に入ったプラスチックケースを持ち上げ、卓球台に向かってひっくり返し球がドッバァァッ! 超! エキサイティン!! 

 何なの。何やってんの。笑えばいいの。感動すればいいの。分からない。何も分からない。普通に拍手が起きて終わったし。最前列のお客さん、転がってきたピンポン球拾ってるし。現代音楽は奥が深すぎます……。


終わり 普通に終わった……

 これを見た視聴者からは、「頭おかしい発想自由すぎ」「序盤から理解に苦しむ」「楽しそう」「卓球台の上に大太鼓の絵面でなんで誰も吹きださんとですか」といった声があがっていました。皆さんも、ぜひ演奏してみてくださいね。









関連キーワード

楽器 | オーケストラ | アメリカ | 音楽 | YouTube


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  3. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  6. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  7. /nl/articles/2412/21/news005.jpg 藤本美貴、晩ご飯に手料理7品 多忙でも野菜とお肉たっぷりで反響 「お疲れ様です」「凄く親近感」【2024年の弁当・料理まとめ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」