花や鳥ではない、初の「県の石」を地質学会が発表 新潟は佐渡の金など
石から各都道府県の特色が学べる!
» 2016年05月11日 11時27分 公開
[黒木 貴啓,ねとらぼ]
日本地質学会は「地質の日」である5月10日、全47都道府県で初となる「県の石」を発表しました。各地域の特色を示す岩石・鉱物・化石を一種類ずつ選んだものです。
これまで「県の花」や「県の樹木」「県の鳥」はほぼ全ての都道府県にありましたが、「県の石」やそれに類いするものはなかったとのこと。米国では「州の石」を定めているところもあり、日常であまり意識されない石に興味を抱いてもらおうと、同学会が創立125周年に向けた記念事業の一つとして約2年かけて選定に取り組みました。
例えば東京都の「県の石」は、小笠原諸島の「無人岩」(岩石)、「単斜エンスタタイト」(鉱物)、全域で見られる「トウキョウホタテ」(化石)。新潟県は佐渡金山から採れる「自然金」、鹿児島県は桜島の火砕流堆積物である「シラス」など、それぞれ地域の特色を思い起こさせる石の名前が並んでいます。公式サイトでは一つ一つ写真とともに解説されています。
「『県の石』を選定することによって、一般市民の方々に大地の性質や成り立ちに関心を持っていただき、大地とうまく付き合っていくことができるようになることを目指しております」と同学会。今後は県の石についての書籍化を予定しており、苦渋の決断のもと選から漏れた岩石・鉱物・化石も掲載するとしています。
(黒木貴啓)
advertisement
関連記事
- カッチカチやぞ!! アメリカの大学がダイヤモンドよりも硬い新たな物質を開発したと発表 「惑星の中心核ぐらいなもの」
医療分野での応用が期待されています。 - ティラノサウルス進化のカギ握る新種の化石発見 想像図が初公開される
全長3メートルほどの化石で大型化の理由が判明するかもしれない。 - 「バルス」と唱えると光る! 音声認識つきの飛行石発売
スタジオジブリグッズのオンラインショップ「どんぐり共和国 そらのうえ店」のオープンと同時に予約を開始する。 - 体を洗いながら恐竜発掘! まるで地層な石けん「考古学石けん」が楽しそう
いつ恐竜が出てくるか楽しみ! - 玄光社から「鉱物と理科室のぬり絵」発売 巻末に鉱物塗りのレクチャー付き
アナログ塗りをやりたい人必見。透明感と光沢を学べます。 - 息子の誕生日に「マインクラフト」の鉱石ブロックを原寸大で再現 ゲーマーパパのプレゼントが海外で話題に
子供のためにマインクラフトの鉱石ブロック型ライトを作ってあげたお父さんが凄い! - これは知らなかった! 「天空の城ラピュタ」に登場する「飛行石」や「バルス」には元ネタがあった?
宮崎駿さんの愛読書から取られていた……! - 新種の恐竜卵の化石、兵庫県丹波市で発見 「ニッポノウーリサス・ラモーサス」と命名
ロマンを感じる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた