将来が有望 子どもが発明した「明日の朝まで潜水できる装置」への思いとそれを見守るパパにほっこり
「大好きな先生に潜れるようになったことを報告したい」
風船を背負いそこから伸びるストローを口にくわえて、お湯を張ったお風呂に飛び込もうとしている男の子。彼の名前はかずとよ君。5歳で今年から幼稚園の年長組。計算では次の日の登園時間まで潜れるらしい。そんな画期的(?)な潜水装置を発明したかずとよ君による実験の様子が、将来大物になりそうと大人たちをほっこりさせている。
まさにこれからお風呂に潜ろうと勇ましく振り返る姿を撮影した写真がTwitterに投稿されるや一気に拡散。「かわいい」「なんて凛々しい顔」「子供っていつの時代も大人顔負けの発想するよなぁ」「何事にも挑戦する姿はカッコいいぞ」と話題に。リツイートも1万2000を超えた。
投稿したのはもひかん(@mohikan1974)さん。かずとよ君のパパだ。4人家族のもひかんさんは昨年9月にわき見運転が元で事故を起こし、またその他の諸問題から家族の結束が必要と思い月末に家族会議の開催を決め、その議事録を公開していた。「どうやってサンタを捕まえるか?」という議題に「罠を張る」という作戦を練ったかと思えば、「世界を救うのは愛か金か」という深そうな議題に「愛」と答え、「パパのおこづかいをあげる」という要望は即棄却するなど、その仲良し家族ぶりにファンも多い。
かずとよ君が開発した潜水機器の材料は自宅にあったものを流用。曲がるストロー6つ、ガムテープ、そして風船2つのみというローコストでできている。風船をふくらませて、あとは潜るだけだったが、実験は彼の予想に反して失敗。背中のボンベ(風船)が外れ、わずか2秒という記録になった。だが、意欲を失うことなく次の作戦を考えている。「背中のテープが外れるしかゆくなるから、次は背負えるようにしよう」とかずとよ君。彼の潜水実験に対する思いはどこからくるのだろうか?
もひかんさんによると、かずとよ君は今年の3月まで幼稚園でお世話になった大好きな先生と「今年のプールでは頑張って潜れるようになろうね」と約束していたんだとか。その先生は転勤してしまったが、「どうにか潜れるようになった事を報告したいらしく、どんどん長く潜れるようになる方法を親子で模索しての今回の実験」となったとねとらぼの取材に答えてくれた。
「子どもらの想像や発想には本当に驚かされっぱなしです。きっとどちらのお子様も多分私たちが子どもの頃にも同じ想像と発想があったと思います。それを口で否定して終わらせるのではなく、実行に移す手助けをしてあげれたら良い結果に繋がると思います」とパパとして優しい眼差しで我が子の成長を見守っている。もちろんなにかあってはいけないという安全策もとっての行動だ。
次の実験は背負えるものにするという以外は、まだ細かく相談はしていないという。かずとよ君は「何より大好きな先生に潜れるようになった事を報告したい」と明日の成功を夢見てパパとのお風呂のあとぐっすり就寝した。
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