かき氷はゆっくり食べる方が涼を取れる!? 長引く酷暑を美味しく乗り切りましょう!

かき氷で涼を取りるポイントは?

» 2016年08月01日 09時00分 公開
[日本気象協会 tenki.jp(http://www.tenki.jp/)]
Tenki.jp

 今年の夏は長くなりそうですね。先日発表された3ヶ月予報を見ると、全国的に8〜10月まで平年より高めの気温が約40〜50%の割合の日数で推移しそうだとのこと。せっかく夏が長居してくれるので、2016年はかき氷でも食べながらのんびりゆったり過ごしませんか? 

 その昔は上流階級の食べ物だったかき氷は今、大人から子供までいつでもどこでも楽しめる国民食となりました。スーパーやコンビニで手に取れる商品から老舗のこだわりが感じられる一品、ラグジュアリーなホテルの氷スイーツ、意外なご当地シロップが話題となっているかき氷など、バリエーションも豊かになり楽しみ方も様々です。今回はそんなかき氷についてまとめましたので、この夏のお楽しみにいかがでしょうか。

函館五稜郭の天然氷流通が国民食へのきっかけ

 日本でかき氷が書物に記録されているのは「枕草子」が一番古いとされています。「削り氷にあまづら入れて、新しき金鋺に入れたる」という表現で記されており、削った氷を水飴のような甘味をかけて食している様子が伺えます。また、当時はお客様をおもてなしする宴の席で出されていたので、高価なものとして貴族階級の間だけで楽しまれていました。かき氷が一般的に広く流通したのはそれからずっと後の明治時代でした。明治初期に函館の五稜郭で天然氷を国内外へ流通させたのがきっかけで、横浜の馬車道で氷水店を開店した町田房造が一般向けに販売を始めたことが国民食への先駆けとなりました。また、かき氷は季語でもあり、夏氷とも呼ばれています。

変わり種かき氷はイベントを、贅沢かき氷はハイクラスホテルを要チェック!

 さて、かき氷の古くからの定番といえば、イチゴ、メロン、レモン、ブルーハワイのシロップが思い浮かびますが、カルピスやコーラも今は昔、酢醤油をかける酢だまり氷(山形県)や、老舗の甘酒やさんの甘酒氷(東京・天野屋)、お伊勢の有名な赤福氷、味噌屋の老舗の柚子みそかき氷(長野県・すや亀善光寺店)、ずんだ餅のずんだかき氷(仙台駅ナカ)、今や全国区の白くまはフルーツ乗せのかき氷(鹿児島県)などなど、全国津々浦々、かき氷に合わせたシロップの素材ネタは尽きません。甘いものはもちろん、酢やお醤油からお味噌まで、かき氷の味の歴史は日々更新されて行きます。また、酷暑が続く昨今、暑さを少しでも楽しめるようにと、日本全国にとどまらず世界のかき氷を集めたイベントもあちこちで開催されるようですので、一度にたくさんのかき氷に出会いたい方は夏の予定のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。一方、涼しい場所でゆったりと贅沢なかき氷を食べたい方はラグジュアリーなホテルのラウンジのメニューを是非チェックしてみてください。

かき氷で涼を取りたいなら少しずつゆっくりがポイント!

 酷暑を乗り切るひとつの楽しみにかき氷は打って付けですが、涼を取る手段としてかき氷を取り入れるには「少しの量をゆっくりと食べる」ことがポイントなのだそうです。涼む目的でたくさんのかき氷を食べてしまうと、自律神経がびっくりしてしまい、体温をあげる働きを発揮してしまうので、結果的に口先だけひんやりで実際に体温を下げられないこともあるそうです。今年の夏はそんなことも意識してみると面白いかも知れませんね!

関連リンク

Copyright (C) 日本気象協会 All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2410/08/news107.jpg 夫妻がお互いを撮影した1枚を比較すると…… 歴然の“差”に「おなか痛いwww」「ここまできたら逆に才能アリ」【海外】
  2. /nl/articles/2410/08/news044.jpg 「こんなん泣いてしまう」 無人販売所で「1っこ50円」の“ある商品”を買ったら……6046万表示の心温まるストーリーに「50円以上の価値がある」
  3. /nl/articles/2410/08/news104.jpg 20歳のYouTuber、誕生日直前に約3000万円の超高級車をクラッシュ 「生きててよかった」と全容公開し“批判の的”に
  4. /nl/articles/2410/08/news124.jpg 契約解除の元ジャンポケ斉藤、美人妻のインスタに“不可解な”異変も……番組欠席始まる前後から「パパ」が“2カ月消えた”状態に
  5. /nl/articles/2410/08/news091.jpg やす子、推定5歳の保護猫をお迎え 初日でまさかの光景を見せた猫ちゃんに驚きの声
  6. /nl/articles/2410/08/news076.jpg 研究者が自宅キッチンを新調→落ち着くと思ったら…… 妻の“まさかの指摘”に爆笑 「どう見てもラボ」「実験台すぎる」
  7. /nl/articles/2410/08/news062.jpg 「この世のものとは思えない」 信じられないほど美しい“とんでもない石”にネット驚愕 あまりの美しさに「手に持てる海」「海そのものやん」
  8. /nl/articles/2410/08/news020.jpg これはまねしたい! 無印良品「木製収納スタンド」の“じゃない使い方”が画期的 「手頃な値段も良い」「買う」
  9. /nl/articles/2410/07/news042.jpg 「リアルタイム投稿には気をつけて」 楽しい旅行が“衝撃の結末”を迎え「絶対許せない」「恐ろしすぎる」と反響
  10. /nl/articles/2410/08/news101.jpg 才賀紀左衛門、同居の9歳娘が生意気で“かなりイライラ” 感情抑えてお弁当作り「俺しかやってあげる人おらん」「愛情たっぷりやってあげないと」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  2. 「驚愕の修理代」の金額明かす お見送り芸人しんいち、約2000万円の愛車が故障で「終わった」「お金がないです」
  3. プロ警鐘「エアコン、夏が終わったらコレやらないと……」が530万再生 水漏れや“内部のスライム化”を防ぐコツが目からウロコ
  4. “医療ミス”で両頬に大きな火傷 「鏡見るたび涙が止まらない」フォロワー24万人のモデルが悲痛の声 「周りの目が怖い」
  5. スーパーで買ったニンニクを土に植えると…… ぼこぼこ増える驚きの簡単栽培に「たくさん出来て最高」「植えてみよう」
  6. 「これは合格出せない」 リンガーハットがジョブチューン挑戦→“まさかの不合格メニュー2品”に騒然
  7. 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
  8. 「本当に56歳…?」 “王騎”大沢たかお、“腕と足の太さがほぼ同じ”の圧倒的肉体を披露 「かっこよすぎる」
  9. モグラに似てる“ヤベぇ虫”を、2カ月育ててみたら…… 感動の展開に「これはマジで凄い」「学術発表レベル」
  10. カインズの「撒くだけで防草できる砂」本当かどうか検証してみたら…… 驚きの結果に「魔法のような砂、買いに行きます!」「これさえあれば」
先月の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  3. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  4. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  5. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  6. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  9. 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
  10. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声