埼玉県にキングスライムとスライムがあらわれた! ドラクエのわらアートが巨大&高クオリティー

スライムも2メートル超え。

» 2016年12月13日 12時42分 公開
[三本樹聖ねとらぼ]

 埼玉県行田市にある「古代蓮の里」に、ドラゴンクエストに登場する「キングスライム」と「スライム」が出現し、人々を驚かせています。

わらアート2016 めちゃくちゃデカイ!

 実はこれは、わらで作られた「わらアート」。夏に話題となった“初代ドラクエ”をテーマに制作した「田んぼアート」(関連記事)の稲を刈り取ったわらで作られています。その大きさはキングスライムで高さ9.3メートル・幅8.8メートル、隣のスライムも高さ2メートル・幅2.1メートルという大きさ。でかすぎ。

田んぼアート2016 これが刈り取られて今回の「わらアート」に

 なぜ、このような巨大なわらアートを製作するに至ったのか、市の担当者に聞いてみました。

―― どういうきっかけで、いつ頃からやりだしたのでしょうか

 わらアートは市政施行65年目を記念した事業として、田んぼアート後のわらの利用としてはじめました。今年度のスライム・キングスライムで3年目・3回目です。ちなみに、行田市の田んぼアートは2015年にはギネス認定されており、今回のドラクエで9回目となります。

―― 今年で3回目とのことですが、恒例行事なのでしょうか

 はい。わらアート、田んぼアートとも恒例行事になりました。

―― わらアートに使用したわらは、その後どうなるのでしょう

 開催後は公園内の敷わらなどに使います。

 記念事業がわらアート制作の発端だったんですね。今回の制作について聞いたところ、キングスライムは、木で骨組みを組み、竹と塩ビパイプでへこみづらくなるようフレームを作り、わらを取り付けているのだそう。なんと使われたわらは1トン! あまりに巨大なため、本体と王冠は別々に作り、王冠の部分はクレーンで吊って合体させたといいます。

 また、スライムは3体制作され、キングスライムと同様に木で骨組みを組み竹でフレームを組んでいるのだそう。わらは1体につき100kgを使用。夜はライトアップしており、スライム(青)、スライムベス(オレンジ)、メタルスライム(ホワイト)を表現しているそうです。

わらアート2016 ライトアップされたスライムベスとキングスライム

わらアート2016 荘厳

 ちなみに、わらアート元年・市政65周年にあたる2014年の田んぼアートのテーマは「古(いにしえ)の行田」。わらアートは、古代の生物ということで「マンモス」と、田んぼアートの図柄でもある行田市で出土した「旗の付いた馬形埴輪(はにわ)」を制作。テーマの連動性は当初から意識しているそうです。

田んぼアート2014 絵巻みたいでステキ

わらアート2014 馬方埴輪
わらアート2014 マンモス


 翌2015年の田んぼアートのテーマは、「未来へつなぐ古(いにしえ)の軌跡」。わらアートは、古代の生物「ステゴザウルス」と市内の公園に設置されている「蒸気機関車」を原寸大のスケールで制作しています。

田んぼアート2015 過去と未来の融合

わらアート2015 わらですよ

 今回注目のスライムとキングスライムのわらアートは、「古代蓮の里」の公園に設置されており、2017年3月26日までの期間中無休・無料で見ることができます。また、「キングスライム」は日中、懐にある入口から中に入って内側を見ることができ、観覧者に好評とのこと。興味ある方は、圧巻のスライム・キングスライムを見に行ってはいかがでしょう。

わらアート2016 めちゃくちゃデカイ!

 なお、古代蓮会館は別途有料(大人400円、子供200円)。休館日は不定休ですが「古代蓮の里のサイト」にて確認できます(わらアートは2017年3月26日までの期間中無料)。

古代蓮の里

開館時間: 9時 〜 21時30分(※ライトアップは 17時〜21時分)

所在地: 〒361-0024 埼玉県行田市小針2375番地1

休館日:不定休( サイトで確認可)

画像提供:行田市商工観光課

関連キーワード

芸術 | スライム | ドラゴンクエスト


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/01/news003.jpg パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. /nl/articles/2412/01/news031.jpg 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. /nl/articles/2412/03/news082.jpg 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. /nl/articles/2412/03/news111.jpg 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. /nl/articles/2412/02/news009.jpg 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. /nl/articles/2412/05/news006.jpg 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. /nl/articles/2412/03/news148.jpg 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. /nl/articles/2412/03/news092.jpg 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. /nl/articles/2412/03/news055.jpg ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. /nl/articles/2412/03/news179.jpg 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「中学生で妊娠」した“14歳の母”、「相手は逃げ腰」妊娠発覚からの経緯を赤裸々告白 母親の“意外な反応”も明かす
  4. 勇者一行が壊滅、1人残った僧侶の選択は……? 「ドラクエでのピンチ」描くイラストに共感「生還できると脳汁」
  5. 「笑い止まらん」 海外産アプリで表示された“まさかの日本語”に不意打ち受ける人続出 「何があったんだw」
  6. パパが好きすぎる元保護子猫、畑仕事中もくっついて離れない姿が「可愛すぎる」と反響 2年以上がたった現在は……飼い主に話を聞いた
  7. アグネス・チャン、米国の自宅が“度を超えた面積”すぎた……ゴルフ場内に立地&門から徒歩5分の豪邸にスタッフ困惑「入っていいのかな」
  8. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  9. 「車が憎い」 “科捜研”出演俳優、交通事故で死去 兄が悲痛のコメント「忘れないでください」
  10. PCで「Windowsキー+左右矢印キー」を押すと? アッと驚く隠れた便利機能に「スゲー便利」「知らなかった」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」