iPhoneの「AirDrop」に悪用されるおそれ 「電車内で見ず知らずの女性の名前を知れる」との指摘に注目集まる

iPhoneユーザーは端末名設定時に本名などを登録しないよう気をつけましょう。

» 2017年01月30日 16時04分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 「電車で見ず知らずの女性の名前を知る方法」と題された、はてな匿名ダイアリーの投稿が注目を集めています。タイトルこそキャッチーな裏技のようですが、iOSの「AirDrop」機能が悪用される可能性を指摘し、注意を喚起する内容です。


はてな 話題となった投稿。はてなブックマークで500近くブックマークされている

AirDrop Apple公式のAirDrop紹介ページ

 AirDropは、Wi-FiかBluetooth経由でiOS端末同士を接続し、閲覧中のWebページや画像を共有できる機能。共有ボタンを押すと、同機能を利用しているユーザーが端末に登録した名前が、相手先として表示されます。


AirDropAirDrop AirDropを使うと、相手先にも送信元と同じアプリで共有した画像やページが表示される

 当該記事は、公共の場で共有ボタンを押したとき、相手先に「○○のiPhone」と知らない人の名前がフルネームで出てくることがあると指摘。もしiPhoneの初期設定時に本名を登録していた場合、AirDropを通じて第三者に知られる危険性を示唆しています。

 本名をさらしながら端末を使うのは気分のよいものではありませんし、本名を登録していなくとも、知らない人から不愉快なサイトのURLや画像が送られてくる可能性があります。これを防ぐにはAirDropを常時接続しないようにするか、「連絡先」に登録したユーザーのみと接続するよう、設定を変更するとよいでしょう。画面下部から上へフリックすると表示されるコントロールセンターで「AirDrop」をタップし、「受信しない」か「連絡先のみ」を選べばOKです。


接続設定接続設定 そもそも接続さえしなければ、第三者に端末名を見られることはない

 もし初期設定時に本名を登録してしまった場合も、「設定」アプリで「一般」「情報」「名前」の順に選択すれば、あとから変更できます。不安を感じたかたは、一度設定を見直してみましょう。


端末設定端末設定端末設定 設定を見直して、プライバシー情報を含まない名前へ変更を


(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  2. 富山県警のX投稿に登場の女性白バイ隊員に過去一注目集まる「可愛い過ぎて、取締り情報が入ってこない」
  3. 2カ月赤ちゃん、おばあちゃんに少々強引な寝かしつけをされると…… コントのようなオチに「爆笑!」「可愛すぎて無事昇天」
  4. 異世界転生したローソン出現 ラスボスに挑む前のショップみたいで「合成かと思った」「日本にあるんだ」
  5. 【今日の計算】「8+9÷3−5」を計算せよ
  6. 21歳の無名アイドル、ビジュアル拡散で「あの頃の橋本環奈すぎる」とSNS騒然 「実物の方が可愛い」「見つかっちゃったなー」の声も
  7. 1歳赤ちゃん、寝る時間に現れないと思ったら…… 思わぬお仲間連れとご紹介が「めっちゃくちゃ可愛い」と220万再生
  8. 業務スーパーで買ったアサリに豆乳を与えて育てたら…… 数日後の摩訶不思議な変化に「面白い」「ちゃんと豆乳を食べてた?」
  9. 祖母から継いだ築80年の古家で「謎の箱」を発見→開けてみると…… 驚きの中身に「うわー!スゴッ」「かなり高価だと思いますよ!」
  10. 「ゆるキャン△」のイメージビジュアルそのまま? 工事の看板イラストが登場キャラにしか見えない 工事担当者「狙いました」
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」