ニュース
» 2017年02月08日 16時20分 公開
「週刊少年ジャンプ」が200万部割れ目前 主要漫画雑誌の公表部数データをまとめてみた
2008年時から80万部台を維持する、「コロコロコミック」の堅調さも浮き彫りに。
[沓澤真二,ねとらぼ]
日本雑誌協会が公表している、印刷証明付き発行部数の最新データ(2016年10〜12月分)が公開されました。これを機に、編集部では主要な漫画誌における直近3年間の部数推移を集計。「週刊少年ジャンプ」の部数が1年間で約1割減少するなど、さまざまな事象が確認されました。
漫画誌の発行部数は、対象読者層や週刊・月刊を問わず全般的に減少傾向。近年では特に、約224万部(2016年1〜3月)から約201万部(同年10〜12月)へと、約1割減少した週刊少年ジャンプが目立ちます。一方、「週刊少年マガジン」と「週刊少年サンデー」の減少率は5〜7%程度。数字こそ100万部の大台を割っているものの、下げ幅の面では踏みとどまっているといえます。
少女漫画誌に目を移すと、2016年では「りぼん」が約18万部で安定。「なかよし」は初めて10万部を割り込みました。両誌は2008年時に30万部台で競っていたのですが、現在になって明暗分かれたことになります。
電子版の普及もあり、紙媒体のデータだけでは一概にいえませんが、漫画誌全体の苦境が示されました。とはいえ、児童向け漫画誌「コロコロコミック」は2016年10〜12月で約84万部と、2008年時の約88万部とほぼ変わらずおおむね80万部を維持。少子化傾向を考えると、むしろ好調とも考えられます。
参考までに、2016年にスクープを連発して「文春砲」とまで称された「週刊文春」の部数を見ると、2016年内で約2万部増と着実に伸びています。20世紀末から続く出版不況のなか健闘する雑誌もあり、紙媒体そのものが衰えたわけではないようです。
(沓澤真二)
関連記事
「週刊少年マガジン」、発行部数100万を割る
2016年7〜9月のデータで判明。フランスのコミック史上最高のスタートを切った「ワンパンマン」、何が鍵だったのか
ジュンク堂パリ支店長や版元となっているクロカワの担当編集に聞いてみました。「史上最大の崖っぷちに追い込まれております」―― コミックビームが突然の「緊急事態宣言」 漫画雑誌はこの先生きのこれるのか
今、漫画雑誌に何が起こっているのか、コミックビームの奥村勝彦“編集総長”に聞きました。建築専門誌が異例の「猫のための家」特集、売り上げが倍増&プレミア化する事態に 編集部の企画意図は
建築に興味を持てそう。休刊した「小学2年生」が「小学8年生」にパワーアップ 増刊号が2月15日発売
1〜6年生が全員楽しめる雑誌に。業界人納得の完成度 「重版出来!」はマンガとドラマで二度楽しい
「虚構新聞・社主UKのウソだと思って読んでみろ!」第69回は、ドラマも好評放送中の「重版出来!」を紹介します。マリンスポーツ専門出版社「マリン企画」が破産 業歴45年、月刊「サーフィンライフ」など
近年はマリンスポーツ人口の減少や出版不況から赤字を散発していました。「万策尽きた」 出版取次業者の太洋社が自主廃業から一転して破産へ
東京地裁へ破産を申請。破産開始決定を受けた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
仲里依紗、LAで自分を解放「全身タトゥー」姿公開 「英語なんかまじ喋れないけどノリで会話できてる」
人気女優の顔じゃない! 川口春奈、ほぼ瀕死のグロッキー状態に心配の声「完全に目がいってます」
川口春奈、トガッてた19歳時の“ガニ股イキりショット”を公開し反響 「野生の春奈ちゃん」「牙を剥く若かりし頃のはーちゃん」
妻が猫ちゃんを呼ぶと→「にゃあ〜」、しかし夫が呼ぶと…… 完璧に無視する態度の違いに笑いと応援の声
飼い主「イタズラ誰がやったの?」→しょぼんとする兄柴犬 or ニッコニコの妹柴犬 分かりやすすぎる犯ワンに100%納得
涼しさ求めた朝散歩、お母さん柴犬→拒否柴発動! ガンとして動かない様子に「まだ寝ていたかったんだね」の声
ひろゆき氏VSガーシー議員らの論争にドワンゴ川上氏が反応 ガーシー議員からの“暴露宣言”に「ただの恐喝」
「完全におっさんの飲み方」 川口春奈、ジョッキビールをかっくらう“飾らない姿”にファン驚き
「男闘呼組」岡本健一、53歳の“色気ダダ漏れ”ショットに黄色い声援 「鳥肌たちました」「罪なカッコ良さ」
子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい
先週の総合アクセスTOP10
- 競技中とのギャップ! 高梨沙羅、キャミソール私服でみせた大胆“美背中”に反響 「背中ガッポリ」「魅惑の黒トップス」
- かわいい妹すぎ! 北川景子、義姉・影木栄貴の結婚で“お姉ちゃん愛”が爆発する 「姉がどこか遠くへ行ってしまう」
- 泣いていた赤ちゃんが笑い声に、様子を見に行くと柴犬が…… 優しくあやす姿に「最高の育児パートナー」の声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「若い君にはこの絵の作者の考えなんて分からない」→「それ俺の絵」 ギャラリーで知らないおじさんから謎の説教を受けた作者に話を聞いた
- 木下優樹菜、元夫・フジモン&娘たちとディズニーシーを満喫 長女の10歳バースデーを祝福
- 黒柴の子犬が成長したら…… 頭だけ赤色に変化した驚きのビフォーアフターに「こんなことあるんですね」「レアでかわいい」の声
- 子「ごめん、もう仕事できない」→母「はぁい了解っっ」 退職を明るく認めた家族のLINEが優しい
- スタバの新作が王蟲っぽくてファンザワつく 「怖すぎる」「キショいから買いたくなった」
- カナダ留学中の光浦靖子、おしゃれヘアのソロショットに反響 「お元気そうでなにより」「別人のよう」
先月の総合アクセスTOP10
- 安倍元首相、銃で撃たれて意識不明か 事件時のものとみられる映像投稿される
- 野口五郎、20歳迎えた娘と誕生日デート 家族同然の西城秀樹さん長女も加わり「楽しい時間でした!」
- 「大阪王将」店舗にナメクジやゴキブリが発生? 元従業員の“告発”が衝撃与える 大阪王将「事実関係を調査中」
- この画像の中に「さかな」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう 【お昼寝編】
- ダルビッシュ有&聖子、ドレスアップした夫婦ショットに反響 「ハリウッド俳優やん」「輝いてます」
- 「auの信頼度爆上がり」通信障害でも社長の“有能さ”に驚く声多数 一方で「まだ圏外だぞ…」など報告続く
- スシロー、“ビール半額”で今度は「ジョッキが小さい」との報告? 運営元「内容量に差異はない」と否定
- スシロー「何杯飲んでもビール半額」開始前にPOP掲示 → 注文したら全額請求 投稿者「態度に納得いかなかった」 運営元が謝罪
- TKO木下、海外旅行先で総額270万円のスリ被害に エルメスの財布奪われた“瞬間映像”も公開「くっそ〜……」
- パパが好きすぎて、畑仕事中も離れない元保護子猫 お外にドキドキしながら背中に乗って応援する姿があいらしい