「週刊少年ジャンプ」が200万部割れ目前 主要漫画雑誌の公表部数データをまとめてみた
2008年時から80万部台を維持する、「コロコロコミック」の堅調さも浮き彫りに。
日本雑誌協会が公表している、印刷証明付き発行部数の最新データ(2016年10〜12月分)が公開されました。これを機に、編集部では主要な漫画誌における直近3年間の部数推移を集計。「週刊少年ジャンプ」の部数が1年間で約1割減少するなど、さまざまな事象が確認されました。
漫画誌の発行部数は、対象読者層や週刊・月刊を問わず全般的に減少傾向。近年では特に、約224万部(2016年1〜3月)から約201万部(同年10〜12月)へと、約1割減少した週刊少年ジャンプが目立ちます。一方、「週刊少年マガジン」と「週刊少年サンデー」の減少率は5〜7%程度。数字こそ100万部の大台を割っているものの、下げ幅の面では踏みとどまっているといえます。
少女漫画誌に目を移すと、2016年では「りぼん」が約18万部で安定。「なかよし」は初めて10万部を割り込みました。両誌は2008年時に30万部台で競っていたのですが、現在になって明暗分かれたことになります。
電子版の普及もあり、紙媒体のデータだけでは一概にいえませんが、漫画誌全体の苦境が示されました。とはいえ、児童向け漫画誌「コロコロコミック」は2016年10〜12月で約84万部と、2008年時の約88万部とほぼ変わらずおおむね80万部を維持。少子化傾向を考えると、むしろ好調とも考えられます。
参考までに、2016年にスクープを連発して「文春砲」とまで称された「週刊文春」の部数を見ると、2016年内で約2万部増と着実に伸びています。20世紀末から続く出版不況のなか健闘する雑誌もあり、紙媒体そのものが衰えたわけではないようです。
(沓澤真二)
関連記事
「週刊少年マガジン」、発行部数100万を割る
2016年7〜9月のデータで判明。フランスのコミック史上最高のスタートを切った「ワンパンマン」、何が鍵だったのか
ジュンク堂パリ支店長や版元となっているクロカワの担当編集に聞いてみました。「史上最大の崖っぷちに追い込まれております」―― コミックビームが突然の「緊急事態宣言」 漫画雑誌はこの先生きのこれるのか
今、漫画雑誌に何が起こっているのか、コミックビームの奥村勝彦“編集総長”に聞きました。建築専門誌が異例の「猫のための家」特集、売り上げが倍増&プレミア化する事態に 編集部の企画意図は
建築に興味を持てそう。休刊した「小学2年生」が「小学8年生」にパワーアップ 増刊号が2月15日発売
1〜6年生が全員楽しめる雑誌に。業界人納得の完成度 「重版出来!」はマンガとドラマで二度楽しい
「虚構新聞・社主UKのウソだと思って読んでみろ!」第69回は、ドラマも好評放送中の「重版出来!」を紹介します。マリンスポーツ専門出版社「マリン企画」が破産 業歴45年、月刊「サーフィンライフ」など
近年はマリンスポーツ人口の減少や出版不況から赤字を散発していました。「万策尽きた」 出版取次業者の太洋社が自主廃業から一転して破産へ
東京地裁へ破産を申請。破産開始決定を受けた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
食パンの留め具、捨てないで! ペタっと貼るだけで…… 目からウロコの“活用法”が100万再生「天才」「絶対試す」【海外】
築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
「久々の大ヒット」 ワークマンの暑さ対策最強“2900円アウター”に絶賛の声 「マジで涼しい」「夏はこのウェア一択」
園遊会のお土産「1個800円超えの和菓子」が話題に ほどよい甘さが特徴【天皇皇后両陛下主催】
「え?」「マジか」 サイゼリヤ、“人気メニュー”の消滅に悲しみの声 「安泰だとおもってたのに」
マクドナルド、突然“最強のアイテム”を発表→いきなりの凶行に「なんでそういうことするんw」「欲しすぎる」 “元祖”も反応
先祖の残した箱を開けたら“謎の絵”が出てきて…… 不明な正体に「教えてツイッターランドの人」→「激アツ」「なんか既視感」と890万表示
「もはや別物」 人気ブランドの“復刻アパレル”が話題も…… 「全然違う」「なんで」複雑な受け止め広がる
ティッシュの空箱に、クリアファイルを貼るだけで→この発想はなかった! 便利でかわいいアイテムに反響
- 「成長したらそのうち襲ってくる」と言われたワニ、16年後……→ 280万回再生を突破した驚きの姿に「初めて見た」の声
- 【大阪万博】皇后さま、帽子から靴までブルーとピンク 天皇陛下のネクタイと“連日おそろいコーデ”
- 飲み終えた“コーヒーかす”→捨てずに石と混ぜると、1カ月後…… 「感動」目からウロコの裏ワザに「やってみよう」
- 人里離れた山にカメラを設置→1週間後…… 「なんで?」映っていた“意外すぎる住人”に「笑った」「実在していたのか!」
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
- 「ウソだ…」「言葉が出ない」 幼少期から絵を描き続けた少年→15年後…… 大人になって描いた絵が100万再生【海外】
- 湘南の砂浜に打ちあがった“超危険生物”を飼育したら…… 貴重な姿に「初めて見ました」「かっこいい」と大反響→2年後の現在について話を聞いた
- 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」話題になった飼い主に聞いた
- 万博「ミャクミャク」記念500円硬貨、金融機関での「品切れ」&高額転売相次ぐ…… 5倍以上の金額で出品される事態に
- マクドナルド、次回ハッピーセットコラボに「争奪戦すごそう」 品切れや転売の懸念も「1個でいいから欲しい」「たくさん作って」
- 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
- 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
- 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
- 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
- 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
- 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
- コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
- 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
- Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
- 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】