「着床したら保活」「毎日気が休まる暇もない」 市議・小田えり子氏が保育園探しの厳しすぎる現実をマンガで紹介

さまざまな母親の事例を取り上げ、シリーズ化する予定。

» 2017年03月01日 14時59分 公開
[マッハ・キショ松ねとらぼ]

 保育園を利用したくても、定員制限などの事情からかなわない待機児童問題。川崎市議会議員・小田りえ子氏が、その実態を紹介するマンガをWeb上に公開しています

 夫婦ともに一部上場企業の総合職で働いている女性・Aさん(35歳)は「産んでからじゃ遅い」「着床したら保活」という先輩のアドバイスに衝撃を受け、妊娠中から保活(子どもを保育園に入れるための活動)を開始しますが……現実はかなり厳しかったようです。


画像画像 先輩にアドバイスを受けたものの業務引継で忙しく、産休に入ってから保活スタート

 子どもを入園させるのが難しく、いわゆる「激戦区」とされる地域に暮らしているAさんは、職場で業務引継に追われる日々を終え産休に入ると、子どもが1歳になったときの入園に向け保活をスタート。このようなケースは、都市部では珍しくないのだそうです。身重な体で認可外保育園の説明会に回る忙しい日々を送りながらも、出産は無事成功。「子どもが生まれて一番幸せな時期」を迎えますが、今度は認可保育園の保活に忙殺されます。

 説明会のやり方が各保育園で異なるため、それぞれに電話問い合わせし、予約がすぐに埋まってしまうため、受付開始直後に申し込むなどの苦労を重ねるも、希望していた認可保育園13カ所全てに落選。「ママ友」間で情報共有したり、夫婦で送迎ルートの確認をしたりといった努力が、水の泡になりました。世帯所得の高さが災いし、他の子どもが優先されたことで、このような悲しい結果になってしまったようです。


画像画像 情報収集などの苦労が多い一方で、倍率がめちゃくちゃ高い


画像画像 保活を続け、認可保育園の申請にこぎつけるも……


画像画像 選考結果からは、世帯年収の高さが原因で「どう頑張っても入れない」という現実が見えてきました

 とはいえ、公的補助を受けられないベビーシッターを利用すると30万円ちかくかかり、子どもが小学校に入るまで仕事を断念するとなると、Aさんは再就職が厳しい40代に。そのため、認可外保育園を狙って、現在も保活を続けているとのこと。地域によって保育園の倍率や入園者決定の方法などは違うものの、「保育園の倍率が高い地域に住む総合職女性のよくあるケース」だといいます。


画像 産休に入った時期は記載されていませんが、1〜2年間は保活に費やしているようです

 市議会議員である小田氏の元には毎年、保育園に落ちてしまった母親からの相談が殺到しており、その深刻さを広く伝えるために、この漫画を公開したのだそう。シリーズ化して、さらに別の自治体で暮らす4人の母親の事例などを取り上げ「特定の自治体の課題ではなく、国全体の課題として皆で考えたい」としています。

マッハ・キショ松

関連キーワード

保育所 | 子供 | 漫画 | 育休・産休 | 赤ちゃん | 妊娠 | 出産


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/19/news005.jpg 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  2. /nl/articles/2405/18/news066.jpg 「なぜ今になって……」 TikTokで“15年前”の曲が大流行 すでに解散の人気バンド…… ファン驚き 「戸惑いが隠せない」
  3. /nl/articles/2405/18/news004.jpg 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
  4. /nl/articles/2405/19/news014.jpg ソファに座る息子を見ると……→“まさかのもの”を食べる姿が585万表示 ママ絶叫の光景に「あああ!!」「バイタリティがすごい」
  5. /nl/articles/2405/19/news058.jpg 本田真凜、ショートパンツのスウェット姿に注目の声 「かわいいー!」「スタイルよすぎる」
  6. /nl/articles/2405/16/news066.jpg 伝説のスポーツカーが朽ちている……!? ある田舎の風景を描いた精巧なジオラマに「リアルすぎる」「ホンモノかと」驚きの声
  7. /nl/articles/2405/19/news036.jpg 「ウンコ食い」という毒魚に刺され“骨に激痛”→その40時間後…… ゾッとする経過報告に「えげつない」「何かの病気になりそう」
  8. /nl/articles/2405/19/news019.jpg 車両置き場から何かの鳴き声→探しても見つからずフォークリフトの中をのぞいたら…… まさかの正体に「困ったもんだ(笑)」「ここはマズイ」
  9. /nl/articles/2405/21/news018.jpg 側溝の泥に埋もれて瀕死の子猫→救助されて1年後…… 涙あふれるビフォーアフターに「良かった……良かったです」「奇跡ってある」と182万表示
  10. /nl/articles/2405/18/news068.jpg 『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博がXで怒り 立て続く“誤配”で「三度目です」「次はもう知らん」
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評