ニュース
» 2017年04月19日 18時56分 公開

現職学芸員がハッシュタグ「学芸員のおしごと」で実情を紹介 山本地方創生相の「学芸員はがん」発言問題受け

埼玉県立自然の博物館が立ち上げたハッシュタグに、太田記念美術館や郵政博物館の公式アカウントが参加し、盛り上がりを見せています。

[沓澤真二,ねとらぼ]

 4月16日に山本幸三地方創生相が講演にて述べた、「一番がんなのは学芸員」とする発言が波紋を呼んでいます。学芸員という職業を軽視した内容が多方面から批判を受け、大臣は17日に発言は適切でなかったとして撤回し、謝罪しました。



 発言は文化財観光の振興について触れた際のもので、「文化財を外国人観光客向けに工夫して展示しようといった提案をすると、文化学芸員が保存上の問題を挙げて反対する。“観光マインド”(集客意識の意味と思われる)がない者は不要」といった趣旨。しかし学芸員の本分は収蔵資料の収集や保管、展示や調査研究で、本来観光とは関係ありません。ネットでは「文化財を次世代に伝えるプロを排除したら、そもそも博物館は運営できない」といった批判の声があがっています。


 本件の背景には、学芸員の活動内容が広く知られていないこともあると思われます(もちろん、それを無視した大臣の発言は問題ですが)。そう考えてか、Twitterでは埼玉県立自然の博物館の公式アカウントが、4月17日にハッシュタグ「学芸員のおしごと」を立ち上げ。休館日でも事務処理に勤しむ、学芸員の実情を詳しく伝えています。



 すると、太田記念美術館郵政博物館、学芸員個人のアカウントもハッシュタグに参加。美術品の選定や考証、作品の真贋の判断といった、さまざまな仕事内容が明らかになっています。


 「学芸員の誠実さと真面目さが垣間見える」「博物館に行ってみたくなる」といった、一般ユーザーからの好意的な感想も多数。残念なニュースがきっかけではありますが、学芸員という仕事の大切さが周知されたのは幸いといえるでしょう。


(沓澤真二)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

先週の総合アクセスTOP10

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 痩せたらこんなに変わるのか 丸山桂里奈、現役時代の姿が別人過ぎて「誰かわからん」の声殺到
  3. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  4. セーラーサターンの変身シーン、四半世紀を経てアニメ初公開にネット湧く 「ついに公式が」「感謝しかない」
  5. 「髪型体型全て違う」 丸山桂里奈、引退直後のセルフ写真にツッコミ 4年前のスレンダーな姿に「今も輝いててかわいい」の声も
  6. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  7. 「マジで助けてくれ」 試験中止で教授に“リスのさんすうノート”を提出することになった大学生に爆笑
  8. 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題
  9. 「化粧! 今すぐ落としてこい!」 男性教師に怒鳴られる生徒をかばう女性教師を描いた漫画に納得と感謝の声
  10. 畠山愛理、いま着たらピチピチなレオタードを公開 「とんでもなく可愛い」「見惚れてしまいました」と反響