吉高由里子、5年ぶり主演映画に「ずっと金太郎でした」「全然親近感がわかない」
9月公開の映画「ユリゴコロ」がクランクアップ。
女優の吉高由里子さん5年ぶりの主演映画となる「ユリゴコロ」のキックオフ会見が7月9日に行われ、9月23日公開に向けた抱負などをキャストが語りました。
沼田まほかるさんの同名小説を実写化した同作は、ある一家で見つかった一冊のノートにつづられた殺人者の半生と思いを軸に、過去と現代が交錯しながら人生を翻弄される2人の男性を描いたミステリー。吉高さんは、生まれながらに“人間の死”を心のよりどころとする悲しき殺人者・美紗子を演じています。
この日は、吉高さんをはじめ、熊澤尚人監督、過去パートに出演した松山ケンイチさん、清野菜名さん、現代パートに出演した松坂桃李さん、佐津川愛美さん、木村多江さんが登壇。2016年秋に撮影を終えた過去パートに対し、現代パートはこの会見の前日、7月8日にクランクアップを迎えたばかりで、吉高さんは「今こうやって皆さんと並んでいますが、(現代パートの俳優陣に)全然親近感がわきません。別の現場の方たちかな? と思うくらい」と異色な撮影スタイルを苦笑しながら説明しました。
吉高さんの印象について松山さんは「10年以上前からクセの強い女の子だなと思っていた。そういう人が本当に大好きなので、今回ちゃんと共演できてうれしかった」と話すも、2人のシーンはストーリーに深く関わることもあり、「何も言えないね」「ダメだね……」と互いに言葉少なめ。ただ、「変わったシーンが多かった。ミステリーなのに、ギャグかな? ってシーンもあって。2人ともずっとスッポンポンで」「ずっと金太郎でしたね」などと笑い合う場面もありました。
一方、現代パートの中心を担う松坂さんは、あえて過去パートのダイジェスト映像を見ないで撮影に臨んだとのこと。ネタバレにならないようとするあまり、「あれがああなって、これがこうなってこうみたいな」と漠然とした説明をしていたのが印象的です。
「まるで嵐がやってくるような撮影現場」(松坂)、「心の中で『いつか終わる、いつか終わる』と唱えていました」(木村)など、撮影がハードだったことをキャストが打ち明けると、熊澤監督も「過去と現代の撮影を同時に進めていたら、きっとここまで来ることはできなかった。そのくらい内容が濃く、俳優陣の体力も知力も全て奪うような過酷な撮影の日々でした」と振り返り、クランクアップを迎えたことを喜びました。
とはいえ、公開の9月まではあと2カ月。吉高さんは「昨日撮り終わって本当に2カ月後に公開できるのかなって。大丈夫? 何か手伝うことある……? という気持ち」と笑いを交えながらも「仕上がりがとても楽しみ」と目を輝かせていました。
(藍乃ゆめ)
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コレを着て不思議そうに胸を揉め。
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