嫌われたくない、謝りたい、伝わらない入浴時間 マンガ『徒然チルドレン』から『水に流して』:週刊少年マガジン×ねとらぼ(1/2 ページ)
なんでこんなときに限って……というのは恋愛あるある。
どこにでもいる高校生たちを主人公にした青春マンガ『徒然チルドレン』(若林稔弥)。やたらドキドキすると話題の同作がアニメ放送を記念して、ねとらぼに期間限定で登場します!
エピソード:水に流して
仲良しコンビとして一緒にいた期間が長すぎた、内村千秋と飯島香奈。いざカップルになってからは距離感がつかめず、初エッチ未遂やキス未遂の連続。ふざけてしまってうまく思いを伝えられない。
そろそろ一歩踏み出したい……! とキスに挑もうとしたとき、ヘタレな千秋が飲酒をして無理やり香奈の唇を奪ってしまった。香奈は号泣しながら「もう……コンビ解消だから」と告げ、別れた。
それから2人、仲直りのきっかけがつかめないまま。
ケンカの後に連絡が行き違ってこじれるのは、ラブコメの定番。実際、うまく電話の時間が合わないとか、メールが届かなかったなどで面倒事になったカップルの話は、多々あるあるでしょう。過去回でも告白の際やらかしてしまった男女がいましたし。
じゃあスマホ時代だとどうなるのかと思いきや、なるほどLINEの既読無視。開いた時点で「既読」が伝わってしまう。
既読無視されているときの心中は穏やかではありません。既読つけるのは、手間暇かけた返事じゃない。ワンタップ。しかもLINEってうっすらメッセージの一部見えてるはず。なんで開かないの、明らかに無視じゃん。大変きつい。
本当の気持ちを伝える場合に、SNSの長文メッセージはありかなしか問題も深刻。一般的には「長すぎるとちょっと重い」。だから、できるだけ短く会話をするように送ることが多いようです(個人差あり)。でも逆に短すぎると勘違いされてしまうので(例・「ウケルw」だと、笑ってもらえているのか馬鹿にされているのか分からない。大事な会話でのスタンプは要注意)、相手の事前のメッセージの空気を探って……。便利な道具のはずなのに面倒くさいよ……。
最近は、今の中高生はSNSやメールでのトラブルがあまりにも多すぎて疲れ果てている、なんてテレビやネットではいわれています。会話履歴のスクリーンショットを撮って他のところに貼られたり、LINE仲間に入れてもらえなかったりのトラブルが多々。
そこで一周回って直接会って話すのが一番いい、という子が増えている、そうな。ほんとに?
確かに、「徒然チルドレン」の千秋と香奈は、その歯がゆさ・こじれを今回痛感しました。ここからは、きちんと相手に向き合って、直接話す道を選んでいくことになります。やはりコミュニケーション、最後は目と目をあわせ、口で話すところに戻ってくる。
それにしても、「あいつ風呂にも携帯持ってくしな」って、なんで知ってるの千秋。今は許してやるから、一段落したらちゃんと説明しなさい。
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