豚汁食べ放題かな？ 全キャラ石田彰の「3分で分かる彼岸島」が壮大な勘違いを生みそう

豚汁が重要な作品ではありません！

[深戸進路，ねとらぼ]

　松本光司さんの人気漫画『彼岸島』を原作にして、2016年から配信されていたショートアニメ「彼岸島X」。その新作アニメーションとして、全キャラクターを声優の石田彰さんが演じる「3分で分かる彼岸島」が公開されました。限られた時間で豚汁何杯出てくるんだ。

丸太なしでは語れない彼岸島（画像はYouTubeから）

　これまでも声優1人で全役を務める鬼畜仕様で進行し、最終話では山寺宏一さんが50体ものキャラクターを演じきって話題になった同シリーズ（関連記事）。特別編として公開された「3分で分かる彼岸島」は、原作1巻からのストーリーを（丸太と豚汁を中心に）上手くまとめた初心者に優しそうで優しくない内容となっています。

「丸太があれば大体どんな状況でも乗り切れるようになったころ」の明（画像はYouTubeから）

　登場キャラクターの紹介も、「親が2回離婚しているケンちゃん」「丸太を巧みに使う強烈に強い兄貴」「みそだけは必ず持ち歩いている西山」などこれ以上ない簡潔な説明がされており、物語のあらすじも「丸太があれば大体どんな状況でも乗り切れるようになったころ」「あれやこれやのうち」など反則技を使いながら猛スピードで解説。ラスト1分半で豚汁が3回も登場する謎のこだわりを見せつつ、最後は「石田彰」の文字が並んだキャスト一覧画面で動画は幕を閉じています。あまりにも濃い3分間だった……！

怒濤（どとう）の豚汁

石田さんお疲れさまです！（画像はYouTubeから）

　動画コメント欄には、「とりあえず丸太で吸血鬼や化け物と戦う話なんですかね？」「これは主人公が吸血鬼を倒すために丸太と豚汁を上手く使って戦う作品という認識で良いんですか？」など混乱した初心者の姿も。決して間違ってはいませんが、これを機にぜひ原作を読んでほしいですね。