絶対売れちゃう → 全く売れません?! バンダイの“ゾンビ型消しゴム”担当者が語る「驚異の話題にならなさ」(2/3 ページ)
――関連ノートがあるんですね。
ブ・サシコ:ノートはサンスター文具さんと協力して作りました。サンスターさんも最初は「ゾンビ?」と及び腰だったみたいですが、ノートを作り込むうちに思い入れが湧いてきたみたいで、最高に良いノートができちゃったんです。完成したときには「どうしよう、絶対売れちゃう」と思いました。
――ノートが漫画みたいになっていると。
ブ・サシコ:そうです。ゾンビが勇者軍と魔王軍に分かれている設定で、ノートの上下部分がストーリー仕立ての漫画になっています。舞台となる「ゾンビシャス帝国」の地図も付いてくる親切設計。
――頭に刺す鉛筆も専用のモノがあると。
ブ・サシコ:鉛筆は全部で11種類。キャップも聖剣や魔王の道具に見立てたもので、「消しゴムを買う→鉛筆が欲しくなる→鉛筆のキャップが欲しくなる→ノートを読む→勉強したくなる→消しゴムを買う」という完璧なサイクルになっているんです。
――でも学校に持っていくと、先生に没収されそうですね。
ブ・サシコ:そこがまた問題で、当初は学校での使用を想定していたんですが、調べれば調べるほど学校には持っていけないことがわかってきました。一方で、学校用の筆箱のほかに家用や塾用など、使い分けている子が多いことも判明して、「2個目を狙おう」と。
――消しゴムとして使ってくれる。
ブ・サシコ:あまり使わないかもですが、消しゴムとしての機能性は大切だと思っていますし、ちゃんと消えるように作ってます。
――キン消しみたいに消えにくいことはないんですね。
ブ・サシコ:ちなみに消しゴムのフィギュアは普通よりお金がかかります。通常は肌色で作って、あとは塗るだけ。でもこれは1色つくるたびに金型を起こしています。5色やるとなるとお金も5倍必要。おもちゃは金型代が一番高く、それだけ投資をしたってことなんですよ。だから売れてくれないとホントに困ります……。
――「ぶっさしーず」の担当は何人?
ブ・サシコ:企画は私1人です。デザイナーさんは2人で、宣伝担当も入れると全部で4〜5人ですね。始まったのは2016年の11月。キャラクターのデザインに時間をかけました。
――大ヒットのラインは。
ブ・サシコ:プロジェクトごとに異なりますが、この商品は30万個売れたら、大ヒットといえます。
――新規タイトルで3年後に残っている確率は。
ブ・サシコ:生存率は……厳しい。小学生の男の子は切り替えが早くて、難しいです。当たったらとことん熱中してくれますが、何が刺さるかの見極めは難しいし、移り変わりも早い。対抗馬に「ゲーム」というのもいるので。企画を考えていても「これなら3DSでいいんじゃない?」となることは多々あります。スマホは小学生の所持率がまだ高くないので、それほど意識していないですね。
――厳しい生存率だからこそ、発売後すぐ売れないと厳しい?
営業担当:売れないとお店の在庫として残ってしまう。だから、ある程度は事前の計画に沿った数字を動かさないといけないんです。
――目標を低めに見積もっておいて「途中でバズります!」みたいな計画は通らない……?
営業担当:計画を立てる際、過去の商材で同じような単価で同じようなタイミングで出ているものがないか、他社含めて徹底的にリサーチします。根拠がない数字を出したら上からはストップがかかるでしょうね。また、弱気の数字で出すと「売れないのにやる意味とは?」となってしまうから、計画時はヒットした商材をベースに「それなりの勢いで売れるでしょう」とやるのが基本です。
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