あまり話を聞かなくなったヒアリ、もう大丈夫? 環境省「暖かくなったらまた入ってくる可能性高い」
油断大敵。
かまれると痛いだけでなく、最悪死に至る危険もある強い毒性を持つヒアリ。最近は関連報道を目にする機会がずいぶん減った気がしますが、ヒアリの脅威は去ったのでしょうか?
再び上陸してくる可能性が高い
ヒアリの日本への主な侵入経路は、中国・台湾などから運搬されるコンテナ船です。2018年に入り国内で確認されたヒアリは大阪府八尾市で5月10日に見つかった1匹のみ(発見時既に死亡)で、生きた個体が最後に確認されたのは約半年前の2017年11月です。しばらく発見の報告が少なくなり、印象が薄れつつある今日このごろですが、ヒアリは気候が暖かくなると活動が活発になり、再び上陸してくる可能性が高いといわれています。
港湾エリアでの確認調査を各所と協力の下行ってきた環境省担当課に伺ったところ、「幸い日本においてはまだ定着はしていないと思っている」としつつも、「物流の状況に大きな変化はないため、『暖かくなると昨年同様確認される可能性は高い』という前提の上で対応していく」とのこと。
今後の対応は?
約半数が中国広東省など中国南部からの侵入ということもあり、環境省では中国側のコンテナ内にあらかじめ殺虫餌(ベイト剤)を仕掛けるなど対策が取れないか掛け合っています。しかし交渉は難航しており、「中国側とはパイプがあり意見交換もしていますが、具体的な部分はまだ決まっていません」とのこと。また、夏前には昨年と同規模の68港湾における確認調査を行いたいとしています。
ヒアリを発見した場合の対応について、環境省担当課は「疑わしいと思ったら素手では触れず、駆除ができる状況であれば殺虫剤で駆除を。その上で初期侵入の情報を環境省の事務所などに知らせてほしい」と話しました。
ただし、アリ塚のヒアリを刺激すると集団で襲ってくる恐れがある他、むやみに駆除しようとすると危険を察知して一斉に逃げ出し、かえって拡散を招いてしまう可能性もあります。ヒアリかな? と思ったら無理はせず「環境省ヒアリ相談ダイヤル」か、各都道府県の環境部局に問い合わせましょう。
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