ちょっと険しそうな表情。
1ドル紙幣に描かれている、口を真一文字に結んだやや硬い表情をした初代米国大統領ジョージ・ワシントン。実はこの顔は、口から入れ歯が飛び出さないようにしているものだといわれています。今回は、1ドル紙幣の雑学をご紹介。

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1ドル紙幣のジョージ・ワシントンは、入れ歯が飛び出さないように口を閉じている
ジョージ・ワシントンは20代から歯が悪く、大統領に就任した50代後半から総入れ歯を使うように。完全な形で現存している彼の総入れ歯を見ると、奥歯がなく、代わりにその部分にバネを仕込んだような形状。口を開けるとバネの力で入れ歯が開く一方、反対に口を閉じるときは、バネに逆らって食いしばらなければならなかったそうです。
また、このようにバネを使ったタイプの総入れ歯は、口から飛び出してしまうこともあったとか。それで1ドル紙幣の肖像画のように、口をしっかり閉じて押さえつけておく必要があったというわけですね。
ちなみに、ワシントンは歯磨きが嫌いだったわけではなく、歯磨き粉やマウスウォッシュを使ってケアを行っていたとのこと。歯が悪くなった原因としては、遺伝的な要因や、時代的に良い食生活を送ることが難しかったことなどが考えられるそうです。

1ドル紙幣に使われている未完の肖像画(Gilbert Stuart/1796年)

不便な総入れ歯のせいであごに力が入っているから、やや険しい表情をしているそうです

完全な状態で残っているワシントンの総入れ歯

奥の方に、曲がったバネが入っています
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主要参考文献
- False Teeth(George Washington's Mount Vernon)
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