シロナガスクジラよりはるかにデカい「超巨大生物」がいるって本当?

1000歳超えも当たり前。

» 2018年05月30日 11時30分 公開
[ねとらぼ]

 「世界最大の生物」として有名なのは、シロナガスクジラ。体長30メートル超の個体が確認されており、これまでに確認されている地球上の生物の中で最も大きいといわれています。

 ですが、米国では数十年前に、これとは比べものにならないほど巨大なキノコが発見されています。今回は知られざる巨大生物の世界をご紹介。



シロナガスクジラよりはるかにデカい「超巨大生物」がいるって本当?

 1992年、「Nature」誌で「世界最大、最高齢の生物」に関する論文が掲載。その生物とは、米国ミシガン州に生息する「ワタゲナラタケ」というキノコで、大きさは15ヘクタール(東京ドーム約3個分)以上、年齢は1500歳以上とされました。

advertisement

 ただし、これは「超巨大キノコが地表からにょっきり生えていて、それが20世紀末になってようやく発見された」という話ではありません。キノコは地上に見える子実体のほかに、地下などには菌糸体(菌糸の集合体)が広がっており、その菌糸体の広がりなどを扱った研究なのです。


「世界最大、最高齢の生物」こと、米国ミシガン州のワタゲナラタケに関する論文(Natureより)


「(超巨大キノコの存在によって)シロナガスクジラが矮小化されるかもしれない」と報じた1992年当時のニューヨーク・タイムズの記事

 何をもってして世界最大の生物とするかは、意外と難しい問題。例えば、動物と同じく“生物”である「植物」も含めて考えると、京都府には50~60メートルの高さを誇る「花脊(はなせ)の三本杉」があり、「体長30メートル超のシロナガスクジラよりも大きい」といえるかもしれません。

 ちなみに、世界最大のキノコに関してはその後、約965ヘクタールとさらに大きいオニナラタケが、米国オレゴン州で発見されているとか。世界最大生物を決定するうえで重要なのは、「生物」「大きさ」の定義なのかもしれません。


オニナラタケの子実体(いわゆるキノコ)。菌糸体はこの下に広がっています(アメリカ合衆国農務省より)


単に“体長”を比べるなら、シロナガスクジラよりも杉の方が大きいといえるかも。日本一高い樹木を含む花脊の三本杉はトレッキングツアーも開催されており、わりと気軽に見に行けそうです(京都市が運営するWebサイトより)

他にもある! こんな雑学

advertisement

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2502/01/news049.jpg 一般家庭で暮らすワニ、“ご飯だよ”の合図を聞いた瞬間 400万再生の予想外すぎる顔に「温室育ちの純粋な目をしてて草」
  2. /nl/articles/2502/03/news057.jpg 「押すなよ、絶対に押すなよ」なポーズの猫ちゃん→次の瞬間…… 笑っちゃうほどの展開が200万再生「爆笑しました」
  3. /nl/articles/2502/02/news028.jpg 生後2カ月で迎えた保護たぬき、犬に囲まれて育ち5カ月後…… 見事な“オラオラ俺様モード”に「愛嬌の塊みたい」「可愛すぎて虜」
  4. /nl/articles/2502/03/news152.jpg 母「昔は男性からモテまくりだった」→娘は信じられなかったが…… 当時の“説得力ある姿”が260万再生「なんてこった!」【海外】
  5. /nl/articles/2501/31/news050.jpg 「許されると思ってんの?」 スマホのアラームを設定→翌朝…… “絶望の通知内容”が430万表示 「ほんとこれ」
  6. /nl/articles/2502/03/news157.jpg 「目を疑った」 “8割引”も……恵方巻の「大幅値引き」目撃相次ぐ 「予約購入は少数派」消費者との温度差も
  7. /nl/articles/2502/01/news047.jpg 【編み物】彼氏のために、緑と黄緑の毛糸を正方形に編んでつなげると…… 圧巻のおしゃれな大作完成に「息をのむほどすばらしいよ」
  8. /nl/articles/2502/03/news009.jpg 27歳女性がひとりで営む“おにぎり屋台”が話題沸騰中 必死にリヤカー引く姿に「なんだか泣けました」「見かけたら必ず買う!」400万再生
  9. /nl/articles/2502/03/news025.jpg 真冬なのに“様子がおかしい木”を発見→近付きよく見てみると…… まさかの正体が200万表示「初めてみた」「マジで存在するんだ」
  10. /nl/articles/2501/31/news164.jpg 妻「おはぎ教室行ってくる!」→持って帰ってきたものは…… 妻が作った“衝撃のおはぎ”が400万表示 「知ってるおはぎと違う」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  2. 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
  3. 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
  4. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  9. 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
  10. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議