「メモ帳でホームページを作る技術」はもう使えないのか？ Windows 98で現代のTwitterっぽいものを再現してみた（3/3 ページ）
作ったサイトをインターネットに公開しよう！
ものすごいカジュアルに「ネットにアップしてください」って頼まれたんですよ。Windows 98ですよ？ LANなんてないですよ？ モデムですよ？ CD-Rもないですよ？ フロッピーもないですよ？
そこでWindows 98にも対応しているLANカードを買ってきました。ノートPCで機能を追加したいときにはスロットにカードを刺すのです。
カードを刺しこみ、「インターネット接続ウィザード」を使います。意外にあっさりとインターネット接続が完了しました。4つの設問に答えるだけではありましたが、設問が「LANはインターネットへの接続にプロキシを使用していますか？」など初心者にはハードルが高い内容。友達に「これどれ選べばいいのー？」って電話で聞かれて「メンドクサイナー」と思ったやつですね。
ネットサーフィンをしてみますが、ほとんどのサイトがセキュリティを理由に開けません。開けたとしても文字化け無間地獄。大手サイトで開けるのはGoogleくらい（文字化けしていますが）です。Internet Explorerのバージョンはなんだろうと調べてみれば「4.0」。Twitterはもちろんできません。
FTPでホームページ用のファイルをサーバーにアップロードしようと試みます。FTPの有名ツールと言えばFFFTP（作者による開発はすでに終了しています）でしょう。作者のサイトは開けたものの、最新バージョンがWindows 98に対応しておらず、インストールできません。そのほかのWindows 98対応のFTPソフトを入れてもセキュリティの事情でサーバーがつないでくれません。ダメだー、FTPできないー。
メールで他のPCにデータを送ろうと、Outlookを設定してみました。どんどんメールを受信していきます。こんな無防備なWindows 98で最新の迷惑メールを受信しちゃって大丈夫だろうか……と不安がよぎります。受信が終わってメールを送信してみるも、セキュリティがなんとかかんとかで送信できないというエラーメッセージが。ダメだー、メールも使えない。
なんと、このWindows 98マシンにはUSBの差し込み口らしきものがあります。調べてみるとUSBメモリのメーカーが今でもWindows 98向けのドライバを提供しているではないですか。ドライバを用意してUSBメモリを差し込んでみます。
USBメモリに刻印された「USB3.0」に一抹の不安を感じていましたが、不安は的中。認識できません。ダメだー、USBメモリも使えないー！
どうやってもどん詰まりすぎて、気づいたら、現実逃避でソリティアやってました。
その後、セキュリティーガバガバの5秒でハッキングできそうなアップロードサイトを一時的に構築し、データを吸い出しました。初心者に冷たすぎる。Windows 98はインターネット社会から完全に村八分になっとりました。
- 無事公開された「メモ帳で作ったTwitter（っぽいもの）」がこちら
最新のマウスコンピューターはイイヨネー
さて、昔のPCがいかに現代では不便かというのがおわかりいただけたかと思います。その点、最新のマウスコンピューターはすごいぞー！（唐突な宣伝要素）
マウスコンピューターは、BTOパソコンを製造販売するPCメーカーです。BTOは「Build To Order」の略称で受注生産を意味します。CPU、メモリ、SSDなどをカスタマイズして、自分だけのPCを手に入れることができちゃいます。
マウスコンピューターは1993年に創業しました。なんとWindows 98マシンよりも歴史があります。
比較のために、マウスコンピューターから最新PCを借りました。そのスペックを比較すると……って、比較しなくてもわかることですが、もう、スペック差がすごい！
マウスコンピューターのPCはデスクトップが美しい。初期状態はゴミ箱しかないという断捨離の極みでした。
Webサイトが文字化けせず開ける！
本家のTwitterも読める、書き込める！
筆者がメモ帳で作ったTwitterもどきも開くことができました。
さっき作ったサイトなのに、20年の年月を経て巡り合えた感動がありました。ブラウザの中だけ20世紀、古いアルバムをめくった気分です。ポチっとツイートボタンを押したら「工事中」が表示され、筆者は満足げにOKボタンを押したとさ。
メモ帳でホームページを作ることは今でもできるけどWindows 98でやるのはいろいろ無茶！ 最新PCはマウスコンピューターでどうぞ
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提供：株式会社マウスコンピューター
アイティメディア営業企画／制作：ねとらぼ編集部／掲載内容有効期限：2018年6月10日