35度以上なら出社しないで仕事 「猛暑テレワーク」導入のインフォテリアに話を聞いた(2/2 ページ)
インフォテリアには猛暑テレワークの他にもテレワーク制度があり、繁忙期を避けて故郷に帰省できる「ふるさと帰省テレワーク」、荒天の際に無理な出社を強いない「豪雪テレワーク」「台風テレワーク」があります。昨年からはレジャーを絡めた「ふるさとテレワーク」も実施しており、秋田県の農家民宿で実証実験を行っています。
今後導入したいテレワーク制度は「五輪テレワーク」。2020年東京五輪の際は通勤時間帯が一層混雑するとみられています。このため無理な出社を強いないテレワークといった取り組みも社会的な意義があると考えているとのこと。
「ただ、我々がいろんなテレワークをすることよりも、ここまでICT(情報通信技術)が進歩したなかでは、過酷な通勤に耐えなくても実はどこでも仕事はできる、ということに早く気が付く必要があります。それが実現されることで、今まで眠っていた有能な人材が生かされるといったこともあります。我々は、社会にテレワークが浸透することを本質的な狙いにしています。なので、最終的には、○○テレワークを私たちが考えなくてもよくなる社会になることを望んでいます」(長沼さん)
最後に、「うちも猛暑テレワークを導入したい」という企業へのアドバイスを聞きました。
同社にはこれまで、猛暑テレワークを知った企業30社ほどから相談があったといいます。テレワークの導入に向けて苦慮している企業には「テレワーク中も社員を管理(監視)したがる(さぼる社員がいることが前提の考え方。会社に来させることへの執着がある会社)」「テレワークを休みか何かの一種と捉えている(テレワークがやりづらい職種とやりやすい職種間の不公平感はどうするのか? といったような質問をしてくる)」という傾向があるそうです。
「日本では、大雨が降ろうと台風が来ようと、駅に何時間も並んで会社に来ようとする忠誠心があって、それはまるで『いざ鎌倉』のようなワークスタイルが現代も続いているかのように感じてしまいます」と長沼さん。ICTを活用した新しいワークスタイルがテレワークであり、「そういう発想の転換ができればテレワークは割と簡単に導入できるのでは、とも思っています」。
「テレワークは、一見不安に感じるかもしれませんが、ちょっと長い目で俯瞰できれば、これほど生産性が高まるワークスタイルはないのです。そこに気が付いてほしいと思います」「テレワークは休みの一種ではありません。家での仕事も、会社でやっていることと同じなんです。この感覚も、早く正してもらうことが重要だと考えています」――企業が意識を変えることの重要性を語ってくれました。
関連記事
- 「救急車でコンビニ等に立ち寄り飲料水等を購入する場合があります」 猛暑による救急出動が続く事態に名古屋市消防局が理解呼びかける
救急隊員が倒れてしまう……。 - 暑さで仏壇のロウソクがグンニャリ 猛暑の恐ろしさを語るのに分かりやすい写真
火が点いていなくてよかった……。 - レオパレス21のエアコンは3時間で止まる仕様? 「怖い」「命にかかわる」とTwitterで話題に → なぜなのか聞いてみた
光熱費の問題かと思ったら……。 - 当初の名前案は“タマクール” 股間ひんやり「ズボンクール」は世の男性の救世主となるか
股間の冷却は男性にとって死活問題ですからね……。 - 置くだけで周囲を冷やす「バケツエアコン」 なんと社長がたった1人で開発していた
発表段階から、Twitterなどでは「天才」と話題になっていました。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに……衝撃の経過報告に大反響 2024年に読まれた生き物記事トップ5
-
ryuchellさん姉、母が亡くなったと報告 2024年春に病気発覚 「ママの向かった場所には世界一会いたかった人がいる」
-
【ハードオフ】2750円のジャンク品を持ち帰ったら…… まさかの展開に驚がく「これがジャンクの醍醐味のひとつ」
-
巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
-
「どういうことなの!?」 ハードオフで13万円で売っていたまさかの“希少品”に反響「すげえ値段ついてるなあ」
-
「脳がバグる」 ←昼間の夫婦の姿 夜の夫婦の姿→ あまりの激変ぶりと騙される姿に「三度見くらいした……」「まさか」
-
「衝撃すぎ」 NHK紅白歌合戦に41年ぶり出演のグループ→歌唱シーンに若年層から驚きの声 「てっきり……」
-
知らない番号から電話→AIに応対させたら…… 通話相手も驚がくした最新技術に「ほんとこれ便利」「ちょっと可愛くて草」
-
【今日の難読漢字】「手水」←何と読む?
-
「見間違いかと思った」 紅白歌合戦「ディズニー企画」で起きた“衝撃シーン”に騒然「笑った」「腹痛い」
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- 大谷翔平、妻・真美子さん妊娠公表→エコー写真に“まさかの勘違い” 「デコピン妊娠?」「どう見てもデコピンで草」
- 「すごい漢字!」 YouTuberゆたぼん、運転免許証公開 「本名の漢字」に衝撃の声続々
- 「麻央さんにそっくり……」 市川團十郎の11歳息子・勸玄の成長ぶりに驚きの声 「大きくなってる!」「すでに貫禄がある」
- チェジュ航空社長、日本語で謝罪 犠牲者は170人以上との報道 公式サイトは通常のオレンジからブラックに
- 「スマホ入荷しました」 ハードオフ店舗がお知らせ→まさかの正体に大横転 「草しか生えない」
- 母「昔は数十人もの男性の誘いを断った」→娘は信じられなかったが…… 当時の“想像を超える姿”が2800万再生「これは驚いた」【海外】
- 毛糸で作ったお花を200個つなげると…… “圧巻の防寒アイテム”完成に「なにこれ作りたい……!!」「美しすぎる!」と100万再生【海外】
- 「思わず泣きそう」 シャトレーゼの“129円クリスマスケーキ”に衝撃 「すごすぎない!?」「このご時世に……」
- 「デコピンを抱き寄せたのはもしかして」 妻・真美子さん第1子妊娠発表で大谷翔平の発言と行動に再注目 「“もう帰る?”は気遣っていたのかも」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
- 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
- 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」