静かでクールな電マッチョ(!?) ハーレー初の電動バイク「LiveWire」登場、2019年発売へ(1/2 ページ)
Vツインの音はもう聞こえないけれど、これはこれでマッチョでかっこいい。【写真54枚】
ハーレー・ダビッドソンは11月8日(現地時間)、同社製電動バイク「LiveWire」の詳細を「ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)2018」で発表しました。
LiveWireは2014年に最初のプロトタイプを公開(関連記事)し、2018年8月に発表した2022年までの事業計画(関連記事)で具体的な開発計画を示した同社初の電動バイクシリーズ。内燃機関を搭載しないEVならではの環境性能の高さだけではなく、電動モーターの特性を生かした鋭い走行性能や走る楽しさによって「新時代のハーレー」をアピールしていく考えです。
EICMAで示されたLiveWireは、剛性が高そうな太いアルミフレームに、“今風”に切り詰めたテールエンド、ブレンボ製ブレーキ、ショーワ製サスペンションを組み合わせたスポーツバイク寄りのスタイルを特徴とします。
具体的な仕様や数値の詳細まではまだ明らかにしていませんが、レスポンスの良さや立ち上がりから強力なトルクが得られる電動モーターの特性を生かし、“スロットルを開けると同時に、弾かれるように加速する”を実現できるとしています。出力特性を好みに応じて最大7段階に変更できる機能も備えるようです。
シャシーには、これまでエンジンを収めていた場所の下部にモーター、その上にバッテリーを配置します。特に重い部品をできるだけ低い位置に置いた設計です。ガソリンタンクのキャップが“あった”場所に充電端子を設け、外部のDC急速充電設備を利用可能。対応規格は「各国の状況に応じた充電方法に準ずる予定」と述べています。日本向けモデルは日本で普及する規格にも対応してくれることでしょう。またシート下に収納できるケーブルを使い、家庭用AC電源での普通充電も可能です。
発売は2019年内を予定。価格や仕様詳細、予約受付方法は2019年1月に発表予定としています。
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