宮崎県小林市、町作りの教材に「シムシティ」を導入 市長自らYouTuberになって取り組みをアピール
行政と市民が合同で、シムシティを通じて町作りを考える施策の一環。
» 2018年11月21日 18時23分 公開
[沓澤真二,ねとらぼ]
宮崎県小林市は「シムシティ課」を設け、ゲームアプリ「シムシティ ビルドイット」を教材に用いた町作りに取り組んでいます。この成果をアピールすべく、宮原義久市長がYouTuber「よしひさしちょー」となり、PR動画「小林市役所の中に『シムシティ課』を作ってみた」を公開しました。九州には柔軟な市長が多いような気がする。
動画は市長とシムシティ課課長のコンビで進行。シムシティ課がゲーム上で再現した小林市を市長が見ながら、シム(市民)の声に答えていく趣向です。全体的に同市の方言「西諸弁」が強く、字幕でだいぶ補足されているのがおかしい。
ゲーム上の小林市におけるシムの満足度は76%で、市長は少々落胆した様子。それでも、「公園はどこ?」「出会いの場が欲しい」といったシムの意見に、「公園は犯罪抑止にもつながるし一理ある」「市民の交流する機会は大切」など、まじめに答えていきます。そして最後に、「ゲームだけど、小林の課題と近いところもあったね」と、プレイを振り返りました。
シムシティ課は小林市の職員と、宮崎県立小林秀峰高等学校の有志で結成されており、同校では総合学習の時間を活用した正規の学習プログラムとして、シムシティを活用しています。今後もゲームを通じて考えた、市の将来構想をプレゼンテーションするなど、行政と市民が合同で取り組んでいくとのことです。
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