「これで終わると思うなよ？」　SKE48松村香織、卒業コンサートでまさかの“オチ”で粉まみれに

かおたーん!!

　“かおたん”ことSKE48の松村香織さんの卒業コンサート「SKE48 松村香織卒業コンサート～これで終わると思うなよ？～」が、2月5日に埼玉県の大宮ソニックシティで開催されました。アイドルとして有終の美を飾るステージでしたが、“これで終わると思うなよ？”というタイトルらしく、きれいに“オチ”がキマッたコンサートとなりました。まさかのオチ。

卒業コンサートが開催

　2009年にSKE48の第3期生に合格した後、研究生在籍期間1958日という48グループ至上最長の記録を樹立し、“終身名誉研究生”に就任した松村さん。長い研究生時代を経て、2015年にチームへ這い上がると、キャバクラやメイド喫茶でアルバイトをしていたこと、薄毛に悩んでいた過去を暴露するなど破天荒なキャラクターが注目を集め、同年6月には正規メンバーとして初の選抜入りを果たし、人気をつかみ取ってきました。

　2018年9月に自身の成長を理由に卒業発表した松村さんは、出身地である埼玉県で昼公演と夜公演に分けて卒業イベントを開催。薄毛治療で親交を深めた高須クリニックのパロディーCMで松村さんが登場した夜公演では、「マツムラブ！」をはじめ、「夕立の前」「Escape」などを披露。楽曲の合間には、キャバクラやメイド喫茶でアルバイトをしていた過去をコントで再現する企画が行われた他、メイド喫茶時代の客であるお笑いコンビ「トレンディエンジェル」のたかしさんとAKB48のデュエット曲「2人はデキテル」を披露するなど、“かおたん”ワールドを展開しました。

　卒業コンサートの定番曲「思い出のほとんど」では、特に親交の深かった卒業生の出口陽さんと金子栞さんが登場し、それまで笑顔だった松村さんも、思わず涙。最後は、自身の卒業ソング「ありがとうは言いたくない」を披露し、「みなさん本当にありがとうございます。みなさんがいたから、今の私があります。SKE48人生は一生の宝物です。みなさんに出会えてよかったです」と涙ながらに感謝の言葉を贈りました。

　アイドルとして有終の美を飾った……かと思いきや、「みなさん本当にあり……」と言いかけた瞬間、突然ステージの底が抜け、落とし穴に落下。会場はどよめきが起こりました。かおたん……！

出口さんと金子さんの登場に瞳を潤ませる一幕も

卒業ドレスで登場

　それまでしんみりしたムードが漂っていた会場ですが、松村さんが落下すると、笑いと拍手がおこる和やかなムードに。メンバーの高柳明音さんから「そんなキレイに終わると思った？」「コンサートのタイトル思い出して？　あれスタッフさんからのメッセージだよ」とネタバレされると松村さんは、卒業ドレスや顔面が粉まみれの状態で「本当にこれでこそ松村香織のコンサート」と笑顔でステージを去って行きました。かおたんらしい最後でした。

　なお、松村さんのSKE48としての最終活動は4月末を予定しています。